ドルは微妙な動き
ここ数日間は、株価の上昇によるクロス円の上げという結果が残っているが、内容としてはドルの買い戻し感が出ていた間に、原油の上昇で結局ドルは全般に上値を抑えられて欧州通貨が堅調さを取り戻した様子である。 円に関しては、世界的な株価の上昇が続いていることが円売りを連想させるために、円安方向に振れていてドル円では持ち合い相場となっている。 さすがに99円より上には売りがありそうで、そこでは止められているが95円台もまた堅いのであろう。 クロス円の上昇から利食いの下落となってくると、今度は欧州通貨が下げてしまうためにドル円は動きづらいパターンにはまっている。 ではクロス円は単に欧州通貨の動きに支配されるかというと一概には言えない。 東京市場が終わる3時半以降は、投信や外債の設定で薄い中を上げていくので上にあるストップロスまで巻き込んでいきドル円を支え、クロス円のレベルを押し上げていく役目をしているようだ。 ユーロ円140円に近づいている中節目は141.00付近であり、これは昨年の高値170円付近から今年1月の安値である112円台の半値戻しである。 この高値付近から141円に掛けて値動きの荒い乱高下を何度か見る事になれば、一旦調整が必要であろう。 それは株に聞いてくれ、と言われればそうかもしれないが、上昇するとしても株を追い越して行き過ぎるのが調整を必至とさせる条件である。 最近はドルを中心に動いていたが、期間があまり長くはないにしれもクロス円に引っ張られる相場がそろそろ見られるかもしれない。 先日述べたように、株価の戻しももしかすると予想を裏切り意外高があるかもしれないので、そうなればクロス円も意外高となっていくはずだ。
今夜は米国で小売売上指数発表と昨日の米30年債の入札が予定されていて、クロス円が利食いに合い軟調な動きとなっている。 昨日は10年債の入札を受けて利回りが4%まで上昇し、大幅な上昇にドルは反落となっていて読みが難しくなっているためにポジション整理が行われているようだ。
2009年06月11日 17:28



