CHFが市場をリードしているかも
昨日FOMC政策金利発表の後、FRBが引き続き米国債を購入するとか、新たな景気刺激策を公表しなかったため、ドルの軟調が一旦止まった様子。但し、来週米雇用統計の発表が控えているので、投資家がリスクを感じた上、売買を控えめにしている。市場が動意乏しい展開となっており、レンジ相場になっている。この材料の少ない中、今週スイスフランが主要通貨に急落したことが目立っている。
市場参加者がスイス中央銀行の為替介入を疑っているが、当該銀行がそれを否定した。しかし、複数の市場筋により、水曜日からスイス中央銀行か国際決済銀行か二度に渡って介入し、スイスフランを売却し、ドルとユーロを買った観測が広がった。また水曜日のEUR/CHFの上昇幅と言えば、3月12日スイス中央銀行が量的緩和政策の一環としてCHFの売り介入を行うことを発表して以来最大となっている。
そもそもスイス銀行が東欧向けスイスフラン建てローンを組んでいるので、スイスフランが強くなれば、東欧諸国がローンの返済ができなくなる危険性があるし、それに量的緩和政策を実施しているため、スイス銀行がいつ為替介入してもおかしいことではない。景気がある程度回復し金融政策を正常化するまで、スイスフランを買うなら、介入のことを十分考えないといけない。
2009年06月26日



