為替勝力
http://www.phillipfinancials.com/blog_2/
ja
2009-07-03T13:35:42+09:00
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ドル高・円高になって丁度1年
http://www.phillipfinancials.com/blog_2/archives/2009/07/1_2.html
昨日の雇用統計は結局悪い結果になった。避難通貨としてのドルと円が反発したが、思った程に活躍していなかった。やはり今頃思い切り避難通貨を買うのは、もっと大きな材料が必要だね。
景気後退が減速していると言っても、景気底入れと言っても、いい方向に向かっているのは間違いないので、避難通貨を買うより、手持ちの避難通貨をいかに良いタイミングで手放すことが投資家にとって一番重要なことだろう。
昨日の非農業部門雇用者数の発表はかなり悪い結果になったにも関わらず、09年に入ってから、1月の-59.8万、2月の-65.1万、3月の-66.3万、4月の-53.9万、5月の-34.5万、6月の-46.4万という雇用市場の変化を見ると、失業者が増えているが、3月でピークを迎い、この第二四半期で状況が良くなりつつあることが分かる。
雇用状況が米景気回復を阻むと皆言っているが、少しずつ改善していけば、経済成長の軌道に戻るのが時間の問題だろう。ところが、米景気回復でドルが強くなることは無いと思う。景気が良くなると投資マネーが株や商品先物に流れ込み、ドル売りが必至。
金融危機前に遡ると、原油やゴールドなどの商品価格の急騰につれて、ドルと円の暴落した。その理由を簡単に言えば、円が低金利で投資コストを下げる効果を持っているのでキャリートレードの主役になったわけだが、ドルだったら国際決済通貨としての特性を有していることと、高金利通貨との金利差が広がったことが考えられる。
そして今度景気が回復したら原油の消耗がまた激しくなるので、原油の価格もまた猛烈に上昇することが想像できる。
FRBが6月の会議で債券購入の規模を拡大しないことは、ドルに有利な材料になっているが、長期で見る場合、これからドル安になる理由が沢山挙げられる。
・原油価格の急騰につれて商品全体の価格上昇
・米国の巨額な経常赤字及び財政赤字を削減するために海外融資の強化
・債務を軽減するためにインフレを容認し、債券相場を下落させる
・景気を刺激するために低金利の持続に従って、欧州通貨及び豪州通貨との金利差拡大
・米政府は強いドルが望ましいと言いつつ、「ドルの動きは市場に任せる」とドル崩壊を黙認している
ドル高になって丁度1年経つところだが、世界の景気後退が深刻化しない限り、ドルの反発が中止し、また軟調の渦巻きに沈んでいくだろう。その時円キャリーも再開するかも。]]>
zhang1
2009-07-03T13:35:42+09:00
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今夜の波乱に要注意
http://www.phillipfinancials.com/blog_2/archives/2009/07/1.html
今夜の雇用統計に対して、経済エコノミストの予測が大体二股に分かれている。楽観的な予測としては、6月米国非農業部門雇用者数が30万の減少で、雇用市場が改善されるとの内容に対し、6月の雇用者数が40万以上の減少で、雇用市場改善の兆候を見えないという悲観的な予想もある。
全米エコノミスト協会(NABE)の計算では34.4万人の減少、高頻度経済会社(High Frequency Economics)が25万人の減少を予測している。それに比べて、投資研究会社Trim Tabsが昨日のADP雇用統計に基づいて算出した結果は47.2万の減少、ゴールドマン・サックスも雇用者数の減少が40万以上の予測を出している。
悲観的な予測を支える材料→市場動向の分析などを行なう非営利団体の米Conference Board火曜日の調査報告により、就職しやすいと思う人が6月4.5%になり、5月の5.8%より明らかに減少し、また就職が厳しいと思う人が5月の43.9%より44.8%に上昇した。
楽観的な予測を支える材料→就職支援・人材活性化支援会社Challenger, Gray & Christmas水曜日の調査報告により、6月米企業人員削減予定が前月より33%の減少で、昨年9月以来始めて10万人以下の74393人になった。
実際の結果は予想とほぼ変わらなければ、市場の反応も限定的だが、こんなに予想が異なることであれば、発表前後の値動きが相当に激しくなるだろう。また明日金曜日は米国独立記念日であり休場になるので、連休前のポジション調整が普段より強力だということも考えたら、今夜市場が想像以上に波乱するかもしれない。]]>
zhang1
2009-07-02T13:54:39+09:00
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UBS AGのレポートについて
http://www.phillipfinancials.com/blog_2/archives/2009/06/ubs_ag.html
為替取引量と言えば世界二位のUBSグローバル・アセット・マネジメント. グローバル(UBS AG)により最新のレポートに、EUR/USDの目標レートについて、今年年末に1.2000の予期レートから1.3000に大幅に変更した上、2010年年末にレートが1.4000になると予測した。またこのレポートでは、2010年にドルが各主要通貨に少なくとも10%、多い場合は15%の下落幅が想定される。
個人的にはEUR/USDにもっと期待してもいいではないか。09年末まで1.4000で強力なサポートラインを構築し、1.4500をターゲットにする。もう少し頑張れば昨年12月の高値1.4720を抜けると1.50をタッチすることも考えられるが、世界経済の回復状況次第。
UBS AGのレポートにUSD/JPYの年末目標レートに関して、この前予期した95.00から100.00に変更した。簡単に言えば、円がリスク回避のために買われるが、リスク回避の必要が無くなれば売られるというメカニズムになっているので、景気回復によるリスク資産の選好度上昇に従って円安が進むとは合理的な判断だろう。
最近USD/JPYの値動きなら、概して95円から96円まで繰り返している。あまり動いていないと思われるところだが、テクニカル分析では、この96円がとても肝心であり、96円をキープできれば、200日移動平均線を確実に抜けることになり、一気に100円を狙う展開となる可能性もあるので油断は禁物。]]>
zhang1
2009-06-30T13:24:40+09:00
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CHFが市場をリードしているかも
http://www.phillipfinancials.com/blog_2/archives/2009/06/chf.html
昨日FOMC政策金利発表の後、FRBが引き続き米国債を購入するとか、新たな景気刺激策を公表しなかったため、ドルの軟調が一旦止まった様子。但し、来週米雇用統計の発表が控えているので、投資家がリスクを感じた上、売買を控えめにしている。市場が動意乏しい展開となっており、レンジ相場になっている。この材料の少ない中、今週スイスフランが主要通貨に急落したことが目立っている。
市場参加者がスイス中央銀行の為替介入を疑っているが、当該銀行がそれを否定した。しかし、複数の市場筋により、水曜日からスイス中央銀行か国際決済銀行か二度に渡って介入し、スイスフランを売却し、ドルとユーロを買った観測が広がった。また水曜日のEUR/CHFの上昇幅と言えば、3月12日スイス中央銀行が量的緩和政策の一環としてCHFの売り介入を行うことを発表して以来最大となっている。
そもそもスイス銀行が東欧向けスイスフラン建てローンを組んでいるので、スイスフランが強くなれば、東欧諸国がローンの返済ができなくなる危険性があるし、それに量的緩和政策を実施しているため、スイス銀行がいつ為替介入してもおかしいことではない。景気がある程度回復し金融政策を正常化するまで、スイスフランを買うなら、介入のことを十分考えないといけない。]]>
zhang1
2009-06-26T01:38:45+09:00
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ブリックス(BRICs)の力
http://www.phillipfinancials.com/blog_2/archives/2009/06/brics.html
ブリックス(BRICs)※四ヶ国首脳の初の公式会合が16日火曜日にロシアのエカテリンブルグで開催された。四ヶ国今後のの提携事業に提案を行い、各首脳により重要な談話を発表した。
ブラジルのルラ大統領が「世界金融危機は国際社会に新興経済国の重要性を認識させた。新興経済国の提携強化が国際関係に与える影響は極めて大きい。ブリックスの協力は明るい発展の可能性がある」と語った。
ロシアのメドベージェフ大統領が「ブリックスが巨大な経済力を持っている。提携を強め、国際金融問題について提案すると共に、二国間及び多国間協力を強化し、エネルギーや食糧などの安全及び気候変動の問題に共に対応していくできだ」と語った。
インドのシン首相が「四ヶ国は保護貿易主義に断固反対し、国際経済・金融構造の改革を推進すると同時に、実体経済面における協力を強め、相互の貿易投資を拡大し、科学技術やエネルギー、農業などの分野での協力を強化していくべきだ」と強調した。
中国の胡錦濤主席が「金融危機に対応するために、世界経済の早期回復に力を尽くし、国際金融体制の改革を推進し、国連のミレニアム目標を実現するために取り込んでいく」と述べた上で、食糧、エネルギー、公共衛生の安全を確保するよう呼びかけた。
とこるが今回の会合が外貨準備と基軸通貨体制に言及しなかったという報道を受け、市場がドル買いに傾斜し、欧州通貨、豪州通貨共に利食い売りの展開となっていたが、その後、国際金融制度の改革と新興経済国の発言権拡大を求める共同声明を採択したことと同時に、「安定した予測可能かつ多様な通貨システムの樹立が必要」という間接的な表現で、ドル基軸通貨体制に代わる新たな通貨制度を目指す姿勢を表明したことによって、再びドル売りに転じた。
BRICs四ヶ国の国土面積は全世界の26%を占め、人口は世界総人口の42%を占めている。それにここ数年経済発展が著しい成果を収めている上で、2006年から2008年まで経済の伸び率が平均で10.7%に達している。世界の注目を浴びるBRICsの初の会合として、そのメインな内容については、まだ今後協力の方向にとどまっているが、現行の通貨システムに対する姿勢も表明したし、もし定期的に開かれるようになると、間違いなくドル基軸通貨体制を揺らす巨大な力になるので、これからのBRICs会合に目を逸らすわけにはいかない。
※ブリックス(BRICs)とは、経済発展が著しい代表的な新興経済国であるブラジル、ロシア、インド、中国の頭文字(Brazil、Russia、India、China)を合わせた四ヶ国の総称。]]>
zhang1
2009-06-17T13:24:08+09:00
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先週のG8を流そう
http://www.phillipfinancials.com/blog_2/archives/2009/06/g8.html
30年超長期国債入札の良い結果、また与謝野財務相による米国債とドルに対する積極的な発言により、先週ドルが堅調を維持した。しかし、短期的にドルが強くなっても、中長期でリスク選好の再燃及び巨大な米財政赤字が依然としてドル買いを抑える。
先週末イタリアで開かれたG8が、ドルの堅調をサポートしそうな声明を一つも出していなく、それより景気を刺激する一連の対策をいかにタイムリーに解消することが今回のG8にとっての一大事だと言えよう。G8が経済危機の嵐が顕著に弱まっており、多くの国で景気回復の兆しが見えてきて、年末にかけて成長回復が始まるだろうと、リーマンブラザースが破綻してから世界経済に対して珍しく楽観的な見解を示した。
2008年金融危機が爆発して以来、先進国で沢山な景気刺激策を実施した。銀行と大企業の存続をかけて、政府が金融システムや自動車業界などに巨額な資金を注入せざるを得ない状況に、各国の財政状況が戦後最悪になっている。もし今の景気刺激策をうまく解消しなければ、国債の利回りが上昇し、貸し借りコストが高くなり、景気回復が進まなくなる可能性がある。しかしそう言っても今景気対策を解消することはどの先進国にとってもまだ考える時期ではないので市場に与える影響がほとんどない。一方G8が投機的動きが復活していると認識しているので商品価格の乱高下に注意していくが、具体的にどう対応するか明言していないので、この重要なイベントがもう市場に材料視されることはないね。]]>
zhang1
2009-06-15T16:16:20+09:00
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ドル資産の利回り上昇によってドル買いに
http://www.phillipfinancials.com/blog_2/archives/2009/06/post_77.html
米政府が昨日190億ドルの債券を売却した後、ロシアとブラジルがIMF債券を購入する計画を公表した。その影響により、米債券相場が下落し、10年長期国債利回りの上昇幅が0.14%に及び、4%弱になった。今回発売した債券の利回りが市場の予想より高く、株式市場もそれに反応し株価が下落した。
そうすると期間10年の米長期国債がドイツの長期国債に比べて利回りが高くなり、金利差も2007年10月以来最高になっているので、現時点でドル資産がもっと魅力的だ。従って、ドルの需要がある程度増えるなら、ドルが欧州通貨に一段と上昇することも考えられる。
但し昨日ロシア中央銀行が現在保有の米国債の一部をIMF債券に転換する可能性を示したし、ブラジル財務長官も100億ドルのIMF債券を購入する計画を表明したので、ドル資産の魅力が消えつつあることは事実だ。それに米国財政赤字及び通貨供給量の拡大もドル買いの障害になるので一時的ドル買いになっても長く続くのは難しいだろう。
木曜日に米財務省により110億ドルの期間30年超長期国債を売却する予定があるらしいが、今日のNY市場に目をそらさないほうがいい。]]>
zhang1
2009-06-11T15:35:14+09:00
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今回の景気回復が「V」字になるか「U」字になるか
http://www.phillipfinancials.com/blog_2/archives/2009/06/vu.html
経済指標の良い結果によって、米国の景気後退が底入れのように見えるが、ホワイトハウスの観点としては、雇用状況が確実に改善しない限り、他の経済指標が良くても、景気回復が順調に進んでいるとは言えない。先月の失業率は9.4%となり、まだまだ高いレベルにあるが、5%に戻るまで景気回復が鈍いだろうとホワイトハウスのトップ経済アドバイサー・クリスティナが話した。
市場の予想としては、米国の景気が今年度の第三四半期で底入れ、第四四半期で徐々に回復していく。最近米国の経済指標を見たら、まさに予想通りの展開となっている。非農業部門雇用者数の増加、新規保険失業申請件数の減少、耐久財受注の好調など、この調子を維持したら、景気回復も確実に進んでいくと思う。
一方、S&P 500種指数が3月からの強い反発によって、チャート上で“V”字の形ができている。この「V」字変化を言えば、実は経済学において、景気後退は深刻だったら回復も強烈だという理論が存在している。これからの景気変動も「V」字の形で経済危機を乗り越えたら、今後の経済テキストにその理論の好例になるだろう。
ところが今のところでまだ安心できるわけにはいけない。雇用状況が改善しても住宅市場の持続的低迷及びプライムローン引締めが景気回復のマイナス要素になり、その影響で回復が予想以上に時間がかかる場合は、「V」の代わりに「U」字の形になる可能性もある。
まあ、今年で素早く回復する「V」字になろうか、来年まで少し時間がかかる「U」字になろうか、ちゃんと回復してくれればいいが、回復しない「L」字になるのは勘弁してほしいところだ。]]>
zhang1
2009-06-09T14:20:23+09:00
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動きを掴むのは難しいが
http://www.phillipfinancials.com/blog_2/archives/2009/06/post_76.html
水曜日NY市場にバーナンキFRB議長の発言によって、ドルが主要通貨に強く反発した。今夜ECBの発表が控えており、その結果次第ドルが続伸する可能性も十分あるが、その後ドルが軟調に戻るか、或いは引き続き堅調を取るか、市場の見方が分けている。
ドルの堅調に期待する理由としては、まずテクニカル上でドルが売られ過ぎたため調整が強く要求されること、また株価の下落及び経済指標の悪い結果によってリスク回避からドルに対する需要が再燃することなどを挙げられる。
水曜日アジア時間、ある中央銀行要人によって、たとえ米国がAAAの格付けを失ったとしても、今の段階で中国、日本、インド、韓国など外貨準備率の高い国がドルのような流動性の高い通貨を放棄するわけにはいかず、現有の外貨準備政策をかえることはまずないだろう。それより米国債を買い続けることは市場を安定させる最も有効な選択だという論調があった。そして何よりも、「預金金利の引き上げにより政策金利を引き上げる可能」と、バーナンキがコメントしたことがドルをサポートする強大なパワーとなるだろう。
ドルの軟調に期待する理由としては、財政赤字とFRBにより金融政策。09年米国の財政赤字が18500億ドルに達する見通しで、年度財政赤字において史上最高の4555億ドルを遥かに超える新記録になる。そして09年度米国の予算赤字がGDPの12.9%に及ぶ可能性として、目標の3%からとんでもない程乖離していることが分かった。
またFRBが国債を大量に購入する金融政策もドルにとって厄介な存在だ。負債を気にせず、新規でドル札を発行することは、わざとインフレを構築することとして理解しても良いだろう。そのままドルを保有することが大きなリスクになるから、いつか各国中央銀行もそのリスクを回避するためにドル売りを始めたら、他通貨に対する下落幅が恐らく想像以上になる。
さあ、これからドルがどう動くか、正直に難しい。イベントや要人発言に注目しながら、短期的売買またはデイトレードをした方が上策だろう。]]>
zhang1
2009-06-04T15:42:51+09:00
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ECBがユーロの急伸を容認しないかな
http://www.phillipfinancials.com/blog_2/archives/2009/06/ecb_2.html
昨日の文章に「テクニッカル分析」との単語を使いましたが、正しい単語は「テクニカル分析」となりますので、ここでその訂正をさせてさせていただきます。
では、本題に入ります。
火曜日もユーロやポンドなどの欧州通貨が続伸し、ドルに対して09年に入ってからの最高値を更新した。ドル安がもはや止まらない局面に突入した。ところが、ファンダメンタル面から、為替市場が商品先物市場及び株式市場との連動が強いにもかかわらず、欧州の経済状況に考慮を入れたら、欧州通貨を支える材料は特に無いのも事実だ。その急伸がストップを巻き込み、突っ込んでいるだけだと理解しても良いだろう。一方、テクニカル面からすると、調整がどうしても必要となっている。まだドル安が止まらないように見えるが、明日のイベントが調整のきっかけになるかもしれない。
そもそも欧州通貨が安くなることは欧州各国の景気回復に絶対有利な条件だが、景気回復がまだ進んでいないところで自国の通貨が強くなれば、回復が鈍くなる。もしそれを意識したらECBが明日の金利発表を通して何かの追加政策でユーロ高の勢いを抑えていくだろう。たとえば債権の購入にさらに資金を投入したり、購入する債券の種類を増やしたり、ECB総裁記者会見でトリシェによる口先介入したりして、極端な場合に利下げするとか、ECBに与える選択肢が多い。それで明日のイベントが間違いなく重要な材料として扱い、各主要通貨の値動きに強く影響するだろう。]]>
zhang1
2009-06-03T16:01:23+09:00
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売られ過ぎ!買われ過ぎ!
http://www.phillipfinancials.com/blog_2/archives/2009/06/post_75.html
ドルの下落幅が拡大する一方だが、テクニッカル分析では、ドルが売られすぎている。確かに最近株式と商品市場の好調によってリスク資産の選好度を上げたが、この世界経済に特に朗報のない段階で巨額な資金をリスク資産に投入するのはまだまだ早いではないかと一部の市場参加者が迷い始めた。そしてリスクを意識したところで、投資者が利益確定の選択肢を取る可能性が高くなっている。
目下にユーロがドルに対して引き続き上昇する条件の一つが1.41台をキープすること。またポンド/ドルの場合、重要なサポートラインが1.63の近辺にあると考えれる。もしそれぞれ肝心なサポートをブレイクしたら大幅な調整に入ることに注意を払おう。
ここで特筆したいことがカナダドルの急騰だ。今年5月にカナダドルがドルに対する上昇幅は9.3%となり、月単位で考えたら、1950年10月以来の最高数字になっている。カナダドルが商品市場と積極的に連動する通貨の一つとして、商品価格の上昇につれて堅調を維持してきたが、1.08は今回のターゲットだという投資家の声も聞こえたし、更に米自動車大手GMから何かの悪いニュースを受けたら、一気に軟調に転じることも考えられる。月曜日にカナダからGDPの発表もあったが、カナダの景気回復があまり進んでいない事実から、先月カナダドルの値動きは異常だといっても過言ではない。]]>
zhang1
2009-06-02T14:51:53+09:00
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米国は「AAA」の格付けを失う日がもう遠くないか
http://www.phillipfinancials.com/blog_2/archives/2009/05/aaa.html
先週S&Pはイギリスの格付け見通しをネガティブに引き下げたことをきっかけに、市場が米国の格付けも引き下げられることを心配し始めた。現在米国の格付けは「AAA」だが、もしそれを失えばどんなことが起きるのか?
現状から分析すれば、米国は「AAA」の格付けを失えば、米株式と米国債と米ドルと一緒に下げ、資金が急速に商品・特にゴールドに流入する可能性が極めて高い。それを対応するため米政府が更に大量の債券を新規に発行すれば、長期金利の急騰を避けられないので、米住宅市場の景気回復を一気に抹殺することも考えられる。
今週FRBが国債を新規に発行する予定があるが、その後ドルの値動きに十分注意しないといけない。
金融危機が爆発してから、投資家が米国債を購入し、リスク回避を求めているが、金融政策によるインフレの可能性及び財政赤字の拡大によって、米国は「AAA」の格付けを失う可能性も段々高まっている。そこでもし投資家からの信頼を無くしたら、米国債が猛烈に売られることは言うまでも無い。
そもそも米政府が常に強いドルが米国の国益だと強調するが、国債の新規発行が「強いドル」にとって、むしろ逆効果しか持たず、米政府の言うこととやることはまるで正反対。今週FRBがまた公開市場操作を実行すればドルが続落するが、それが無ければドルの軟調が一旦止まるだろう。]]>
zhang1
2009-05-25T22:42:54+09:00
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危機の後収益性の一番高い通貨は?
http://www.phillipfinancials.com/blog_2/archives/2009/05/post_74.html
もし世界が金融危機を乗り越えたとしたら、主要通貨のうち、収益性において一番高い通貨はどれだろうと考えてみると、ドルと円はまず無理だろう。金融危機の下に、リスク回避の効果を持つドルと円がもちろん投資家の選好となるが、逆に危機を乗り越えるとその魅力は無くなる。ユーロとポンドだったら、収益性が高くなるのは間違いないが、米国より景気回復が鈍いとの可能性を考慮したら、その収益性は大いに期待できるものではない。
一つの基準として、資金が大量にリスク資産に流れ込んだら、危機がそろそろ終わると判断される。リスク資産のうち、最近株式が好調だが、その基盤がまだ弱く、安定性が欠けるので、株式より原油や金などの商品に投資した方が収益も効率もアップすると考えられる。従って商品価格の変動から影響を受けやすい豪ドルやカナダドルなどが投資のターゲットになりやすい状況になっている。
また同じ資源国としても、カナダと比べたら、オーストラリアの雇用状況がより安定的で、景気対策の面でもより努力を入れているので、結局豪ドルがこれから一番収益性の高い通貨になるだろう。]]>
zhang1
2009-05-20T16:20:38+09:00
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やはりドルの堅調に期待できない
http://www.phillipfinancials.com/blog_2/archives/2009/05/post_73.html
最近、投資家が各国の経済指標やイベントなどに従来よりずっと神経質になっている。そこまで重要な指標でなくても、市場からの反応が激しい。ところが、各通貨の値動きがやや不透明にもかかわらず、ドルの下向きリスクが高まっているのがはっきり。景気回復が予想以上鈍いかもしれないが、回復していることが間違いないので、ドルでリスクを回避する必要性が低くなっている。
JPモルガンによる最新レポートに、年内EUR/USDのターゲットは1.45、GBP/USDのターゲットは1.58、AUD/USDは0.81という予想だが、同社前期のレポートよりかなり変わった内容となっている。前期レポートの予想ターゲットと言えば、EUR/USDは1.34、GBP/USDは1.43、AUD/USDは0.78。予想がこんなに修正した理由は景気回復に対する期待にある。
三月までユーロ圏の経済指標が米国の指標より全然悪かったので、市場がユーロ圏より米国の景気が先に回復することを信じでいた。それが一つの原因でドルが堅調を維持した。しかし3月からFRBによって量的緩和政策が実行して以来、投資家が相次いでドルを売り始めた。
5月7日ECBが量的緩和政策の実施を公表したが、ある程度の織り込み済みと全世界株式の好調によって、積極的なユーロ売り・ドル買いに繋がらなかった。先週ドルの反発も所詮下落途中の調整に過ぎず、ドルの堅調に期待できないだろう。]]>
zhang1
2009-05-19T14:43:41+09:00
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ポンドのいい話をしよう
http://www.phillipfinancials.com/blog_2/archives/2009/05/post_72.html
数ヶ月前だったら、ポンドを安心で買うわけにはいかない状況だったが、ここ1ヶ月ポンドの値動きやイギリス経済指標の結果によって、テクニッカル面でもファンダメンタル面でも、ポンドにとって堅調を維持する条件が揃っていることが分かった。
2008年8月に重要なサポートライン1.93を割れてから、半年も経っていないうちに1.34台に突入、下落幅が28%超え、1992年欧州為替相場メカニズムから脱退した時にポンドの急落よりも激しかった。まさか1976年イギリス経済危機のように、またIMFに救援を求めざるを得ない状況になるかと、ほとんどの市場参加者がそう思った。しかし今回はポンドがそれを乗り越えた。今頃のポンドが主要通貨の中で最も過小評価されている通貨だと考えられる。BOEのキング総裁が今週の発言で景気回復が予想より時間がかかると強調したが、ポンドの安さと景気底入れを考えたら、ポンドを買ってもいいではないかという見解が増えている。
三菱東京UFJロンドン支店のLee Hardmanが、量的緩和政策がイギリス経済を強くサポートしている、景気底入れにつれて、ポンドがリバウンドする機が熟していると話した。
もちろん0.5%という低い政策金利と量的緩和政策によってインフレの心配もあるが、13日の四半期インフレ報告によって、2%のインフレ目標に大幅に下回る見通しによって、今心配する必要が無いので、それより景気回復が進んでいることに投資者が一番関心を持っている。]]>
zhang1
2009-05-15T14:41:25+09:00