NY金史上最高値更新とモータースポーツ
NY金が急伸し1トロイオンスあたり880ドルを超えてきています。終値ベースでは更新してきていましたが、取引時間中の最高値も更新し、1980年代以来の高値更新となります。
これで今週末に発表予定の雇用関連の指標と貿易収支の結果が芳しくないようだと、スタグフレーション懸念の台頭ということも言われてくるでしょう。ドル安とインフレ警戒でリスク資産が金へシフトしてきていることや、パキスタンのプット元首相の暗殺に端を発した地政学リスクの高まりということが一因となっています。最近取り上げられることの多いこの「地政学リスクの高まり」という単語ですが、なんとも漠然としていていまひとつ実態が分かりづらい。「高まり」と言ってもどの程度なのか、物差しという訳ではないですが、興味深い報道がありました。
この年明けの時期の風物詩パリ・ダカールラリー「パリ・ダカ」の今年の開催が中止になっているのですが、その原因というのがアフリカ北西部にあるモーリタニアでの政情悪化で、その首謀者と目されているのがあの「アルカイダ」の一派だとのこと。一部報道では主催者側に脅迫状が届いたともされています。 F1ほどではないにしろ30年近く続く世界的なイベントを初の開催中止に追い込むまでの治安悪化となると、その深刻さも窺えるというものです。これで4月開催予定のF1バーレーン大会まで中止になるような事態になれば、本格的にモータースポーツ界発のリスク要因ともなるかもしれません。まぁ、原油高で中止になるという可能性もゼロではないですが、さすがにそうなるとインフレも懸念や警戒では済まなくなってくるでしょうね。
さて、この商品価格の全面高。どこまでいくか注目です。商品価格が上がると資源国通貨のカナダやオセアニア両国も買われやすくなり、予期しないところからドル安の加速ということもあり得ます。売りポジションであれ買いポジションであれ、ストップの設定をしっかりとして臨みましょう。
- 2008年01月09日 04:27


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