利下げ効果

 先週のFRBの緊急利下げ、0.75%と一度の下げ幅としては近年にないものでした。数字的には1980年代初頭に大幅な引き下げは数度あったものの、当時はFF金利を特定の水準に誘導する移行期にあったため現在と完全に比較することは出来ませんが、実質的に史上最大の下げ幅と言ってもいいのではないでしょうか。
 約1週間が経過し、その効果が早くも表れているような報道がありました。米連邦住宅抵当金庫(ファニーメイ)のマッドCEOは現地29日、住宅ローンの借り換えが増加する初期の兆候が見られるとして、サブプライムローンの借り手救済が容易になるとの見方を示した、とのことです。金融業界の会合に出席した際に、FRBが前週利下げしたことで長期固定ローン金利が低下し、非常に多くの借り手が借り換え可能になったと説明、「毎月の支払いが減り、住宅ローンの借り手に助けになる。利下げは住宅保有者が債務不履行を回避する一助となる」と語っています。
 明日早朝に発表になる政策金利の結果次第ではこの動きがさらに加速することも考えられ、ドルの戻しに繋がっていくでしょう。ここのところのレンジを上抜けていく可能性も考えてドルのロングでのポジションを考えてみてもいいのではないでしょうか。しかしながらそのFOMCの発表が0.25%の利下げだと、失望売りにも繋がりかねないだけに注意が必要です。

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