CPIとインフレターゲット
昨日早朝のFOMC終了後に乱高下はあったものの再度レンジ内での動きとなっています。そんな中で昨夜発表のユーロ圏の消費者物価指数は前年比+3.2%と統計開始以来最高の上昇率となりました。消費者物価指数の上昇ということでインフレ率の高まりとイコールではないにしろインフレリスクが拡大しているということを少なからず示していると言っていいでしょう。
その物価上昇率に関してECBではインフレターゲットを明確に設定しているわけではありませんが、「2%以下で2%近く」という目標を設定しています。BOEが「2%±1%」としているのとは対照的で、EUが一般的に陽気とされるラテン系の気質を引く国が多数含まれているせいなのか、などという考えが頭をよぎってしまいました。他の中央銀行との比較で言えばFRBのバーナンキ議長はインフレターゲット論者として有名で、今のところFRBで導入されてはいないものの近い将来導入されるのではないかと言われています。
そのインフレターゲットを導入していない中央銀行の政策として注目されるのはやはり政策金利。今回の消費者物価指数の高まりがここのところ4.00%で据え置いてきているECBの金利政策にどう影響されるのか、注目されます。
初めにも書きましたが乱高下のあとのレンジで今は行ったり来たり。あとは今夜の指標でどういった結果が出るかで変わってくるでしょう。注目は何と言ってもアメリカの雇用統計。非農業部門の雇用者数変化は前回1.8万人と予想外の結果で大きな動きとなりましたが、今回はどうなるか。一昨日のADP雇用統計の結果が好調でこの指標も予想では前回を上回る6万人とも7万人とも言われており、この前回の数字と今回の市場予想との乖離が判断材料になりそうです。
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