金利発表と利下げの思惑

 昨夜のバーナンキFRB議長の議会証言で『住宅市場、雇用が現時点の予想より悪化し、低所得者向け高金利型(サブプライム)住宅ローンの焦げ付きを震源とする信用不安が深まる可能性がある』と述べ、FRBが今後も必要なら追加利下げを行う用意があるとのスタンスを示しました。また、証言の冒頭ではお題目にしかすぎないかもしれませんが『成長下支えと、景気下振れリスクに適切な保険を掛けるため、必要に応じタイムリーに行動する』と述べてもいます。
 一方では『基本予測では、米経済は当面は鈍い成長となるが、これまでのFRBの利下げ、政府の緊急経済対策の効果が表れ、2008年中に成長は若干加速するだろう』とし、マイナス成長となるリセッション入りは避けられるとの見通しを示しました。
 この発言とここのところの好調振りからNYダウは下落して引け、ロング勢優勢だったクロス円も下落に転じました。明けて今日の日銀の政策金利据え置き「発表」。あまり反応せず。日銀の金利発表よりもFRBの思惑の方が反応しやすい。「思惑で買って事実で売られる」という格言がありますが今回はその逆もまた真なり、となるのでしょうか。

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