緊急利下げの可能性

 今月18日のFOMCを前に前回のFOMC前に続いての緊急利下げがあるかどうか、まことしやかにに囁かれている。金利市場では1%にの利下げは織り込み済みとか1.25%の利下げがあるとかとさまざまな見方があるが、さすがに一度に1.25%もの引き下げは大きすぎるため、段階的に引き下げるのではないかということで緊急利下げを想起させるひとつの要因になっているようだ。
 前回1月22日の緊急利下げは定例会合の8日前で、今回は既にその日数は経過し今夜で7日前ということになっている。さすがに今夜FOMCの緊急召集がなければ今回の緊急利下げはなくなったと見てもいいだろうが、いつ1ドル100円を割れるかという今はまだ予断を許せるような状況ではない。それとも90円割れるかどうかという時の切り札のために緊急利下げを取っておくつもりなのだろうか。このまま対策をなにも取らないということであれば傍観している日本と同じになってしまう。市場の混乱の際に「強いドルが望ましい」と毎度の決まり文句のように発言する高官もいささかトーンダウンしているような感があるが、日本の首相の発言よりは何倍もマシであろう。昨日の報道にあったのだが、現在の経済の状況を尋ねられ「私は株とか為替とかの専門家じゃありませんから、相場のことは専門家に聞いてください」と言い放っていた。今の為替が「円高」だとでも思っているのだろうか。世界でもっとも流通している通貨が安くなっているというのに、あのくらい無関心でないと一国の首相は務まらないということなのかもしれない。
 実際のレートに目を向けると先週まで好調に上げていたユーロドルが一服というより停滞気味ではあるが、クロス関係ではまだロングに意識を置きながらのいわゆる押し目買い。ドル円の101円割れ、というより100円割れはいつか、Xデーは近そうである。

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