民主党への政権交代の可能性
昨日は緊急利下げこそなかったものの米FRBが緊急の経済対策として2000億ドル流動性供給策を発表したことで一時103円半ばまで進むほどのドルが買われました。NYダウもこれを好感し上昇したことでさらにドル高が進んだ格好です。クロス円も同様に買われ全体的に下げ一服といった感があります。
また、同時に世界5中銀共同での措置が講じられることも発表になりました。米、英、ユーロ、カナダ、スイスという5カ国の陣容ですが、日銀が入っていないのがなんとも寂しい。もともと相手にされていないのか、外貨準備高の高さから協調措置は難しいということで気を遣われたのか、前者であることは自明でしょうし、中央銀行の総裁がすんなり決まらない今の政局では能力不足以前の問題かもしれません。しかし、今回の傾いたドル買いがどの程度続くのでしょうか。問題の根本を叩かないことには盲腸患者に発熱しているからということで解熱剤をずっと投与しつづけているようなもので、何の解決にならないばかりか問題の先送りでことの悪化を招きかねません。
次回FOMCまで一週間を切りましたが、どのくらいの利下げになるかはまだ不透明。しかしながら、以前までのタカ派てきな発言は影をひそめ、ハト派的な物言いにも感じられるFRBですから1.00%の利下げで次回以降の利下げに含みを持たせる格好になるのではないでしょうか。
そしてその利下げでの景気対策が市場で認められてドル買いになった時には、今度は日本で景気後退への号砲が鳴ることになります。今の商品高で110円、120円と円安が進むと逆風がさらに強まり、株価への影響も生半可なものではありません。次期日銀総裁によほど手腕のある人物を起用しない限りコントロールするのは難しい。もしも民主党が総裁人事に反対している理由がそこにあるのなら政権政党になるのも近いとは思うのですが、今の子供が駄々をこねるようなイヤイヤ政策では厳しいでしょうね。
- 2008年03月12日 15:31


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