Cut losses and let profit run

 昨日の米中古住宅販売の予想に反しての前月比プラスでドル円が99-100から100-101へと上伸してはいるが、上値が101で押さえられておりあいかわらず安定感に欠ける動きになっている。今週末にかけて特に大きな指標も予定されておらず、月末や四半期末年度末と様々な〆を迎えることも積極的な売買よりもポジション調整の動きに拍車をかけているのだろう。
 そのいわゆるポジション調整に関して日本で古くから言われている格言に『見切り千両』というものがある。アメリカでも同じような意味の格言があるが「Cut losses and let profit run」-『損は落とせ、さらば利益は大ならん』とされ、日本の「損は小さいうちに解消し大損を防げ」という意味あいのものより少し前向きな気がしないでもない。
 さらに古典を引くと江戸時代の「八木虎之巻」には『仕掛けたる米にて損を惜しみ、無理にひいきを付け、辛抱するほど大損するものなり。毎度あることなり。必ず見切るべし。過(あやま)ちは改むるに憚(はばか)ることなかれ』とある。「毎度あることなり」という文句に少し慰められるが、今の状況を考えると当時の米相場を意味した「米」が現代ではそのまま「アメリカ」とも読み換えられなんとも意味深。しかもそれでいて読み換えても違和感があまりないのが不思議である。

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