バーナンキ議長リセッション入りの可能性に初めて言及

 昨夜開かれた米議会の上下院合同経済委員会でバーナンキ議長が証言し、米経済のリセッション入りの可能性について初めて言及した。2008年前半の成長率はごく僅かまたは小幅のマイナスになる可能性があり、リセッション入りもあり得るとしたことで、これまで減速はするものプラス成長を維持できるとの見方を実質下方修正した形となった。しかしながら政府の緊急経済対策や所得税還付などで08年後半には底を打つだろうとの見解を示している。先行きの不透明感や減速懸念はこれまでと変わらずむしろ拡大したと言えるが、ベアスターンズ以外に支援を必要としている金融機関はないと明言したことで目先の不安は幾分後退したと言えるだろう。昨日発表になった3月のADP雇用統計が予想に反し8000人の増加に転じたこともドルやクロス円の下値を堅調にしている。
 しかしながら曇天模様の空の下での動きに変わりはなく、明日発表の米失業率が5.0%と予想されている中であり、来週末にワシントンでG7が開催され為替に何らかの声明が出される可能性もある中でもあるため今日明日にかけては強い方向感もなくレンジも限定的になるだろう。
 ただ、そうした方向感のない模様眺めの時にはいつのまにか高値になるということもあるので気をつけたい。ドル円は103円を前にして今朝から足踏み状態が続いているが、目先はやはり103円を超えるかどうか。目先は3/12の103.25を抜けるともう一段の上昇となる可能性もあり、この近辺で明日の雇用統計を迎える可能性が高いため、大動きともなり得る。出来るならば今の内にポジションを軽くしておいたほうがいいだろう。

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