雇用統計の行方

 いよいよ今夜、失業率~非農業部門雇用者数変化~製造業雇用者数変化と一連の雇用統計が発表されます。米経済のリセッション入りの判断材料にもなる数字で、遅行系列の数値とは言えつい先月の統計です。
 市場予想は失業率5.0%と先月より0.2%悪化の予想。今週に入りそれを占う指標や要人発言で市場も反応しています。水曜のADP雇用統計は若干ながらも改善で、今のドル円・クロス円の上昇の端緒になりました。そして昨日木曜に発表になった新規失業保険申請件数は40.7万人と前週に比べて大幅な増加。さて、その数字を受けての今日の雇用統計という流れです。ADP雇用統計が先月の統計で失業保険の申請件数が前週の数字ということで今回の失業保険申請の数字は今夜の雇用統計には含まれないため指針とすることはできませんが、気になるのは昨夜のバーナンキ議長の議会証言。「失業率は若干悪化する」と明言したことで、混沌としている中ではあるものの市場予想の5.0%という数字の後ろ盾ともなっています。
 その市場予想の不透明さとドル円102円前半という値位置からドル円の動きは薄く、午前中から30ポイント程度を行ったり来たり。昨日までの動きを考えると動意薄の中でいつのまにか上がってしまうということも充分考えられますので、「閑散に売りなし」という言葉があるように市場の流れ通り様子を見ながら102円の後半が出たら売りを考えてみてもいいのではないでしょうか。その際はストップを置いておくことを忘れずに。ドル円の上の抵抗としての103そのものや103.20または103.30程度と考えます。

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