米大統領選大詰め

 先月はは盛んに報道されていた米大統領選の行方ですが、共和党の候補がマケイン氏で確定し民主党の予備選挙も日程が少し開いており過熱気味の報道も沈静化しています。民主党予備選挙が次の大票田のペンシルバニア州で開催される4月22日まで、しばらくはメディアを介して失言が取り上げられたり暴露話が出るなど間接的なネガティブキャンペーンが展開されることになるのでしょうか。
 序盤は有利と見られていたヒラリー候補をオバマ候補が追い上げに追い上げて現在では追い越したと言ってもいいような状況。今日までの獲得代議員数はオバマ候補の1725人に対してヒラリー候補の1580人という数字で選出の条件である過半数2025人まであと一歩といったところまで来ています。しかしながら特別代議員数はオバマ候補の212人に対してヒラリー候補243人と辛うじて前ファーストレディの面目躍如といったところでしょうか。ただ、この総勢796人の党役員で構成される「特別代議員」というのがクセ者で支持表明後も変更可能、また最近になってこの特別代議員の一人の元大統領のカーター氏がオバマ氏支持を表明したことでさらに流動的になっています。
 さらに混沌としているのが選挙自体無効となった州の取扱い問題。1月と2月に行われた予備選のうちフロリダ州とミシガン州は選挙の1日前倒しを行ったことで無効扱いになっていますが、この州の代議員数はそれぞれフロリダ州201人ミシガン州120人というもので両州ともにクリントン候補が勝利しています。再選挙を実施するのではとの見方もありますが、結果を充分左右するだけに今後の取扱いに注目が集まります。
 今後の主な日程は前出4月22日のペンシルベニア州と5月6日のノースカロライナ州とインディアナ州。たとえこの日程の中で大勢が傾いたとしても、無効票の扱いに決着が付くまで両陣営ともに撤退宣言はしないでしょう。
 ヒラリー候補の夫クリントン前大統領はスキャンダルはいくつかあったものの、結果的に「平和と好景気の大統領」として名を残しました。ヒラリー候補がそれを再現できるのか、オバマ候補がアメリカのステータスの象徴であるWASPを破るのか。8月25日から28日まで開かれる民主党全国大会までのお楽しみです。

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