堂島物語
以前に数回書いたことがありますが、ひさしぶりに面白い本に出会ったのでひとつ紹介を。今回は時代小説なのでいつもより漢字を多めにお送りします。
富樫倫太郎著『堂島物語』…江戸時代を舞台にした時代小説です。
「堂島」という言葉で内容の見当が付いた慧眼な方もいらっしゃるかもしれませんが、「堂島米会所」での取引が描かれています。その当時世界初の先物取引の市場がこの大阪は堂島にあった米取引所ですが、現在の商品先物取引と同じく受渡しの標準品が決められていたり証拠金取引の仕組みは現在のものと大きく遜色のないものであったりと先進的なものでした。その取引を通じての主人公の成功ぶりには瞠目ものですが、時代小説の常道とでもいう部分はあるのでしょうか。勧善懲悪、立身出世の物語になっています。
現代の経済小説では幸田真音や高杉良といった作家がいますが、こうした昔の経済小説というのも如何でしょうか?
「日販MARC」より
現代の株取引を思わせる乱高下を繰り返す、江戸期、大坂・堂島の米相場。予測不可能な幕府未公認の先物米取引「日仕舞い」に、ひとりの男がすべてを賭けた…。本格時代経済小説、ここに誕生。
単行本の帯とほとんど同じ記述です。この帯を店頭で読んでゾクゾクしました。
- 2008年04月15日 03:25


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