FOMC粛々と据え置き
今日未明に発表されたFOMC政策金利は大方の予想通り据え置きとなった。利上げをするにも利下げをするにも動きたくても動けないのが実際のところだろう。一時の95円台からようやく回復してきたところで「強いドル」に水を差すわけにもいかない。
同時に発表されたFOMC声明文では具体的なスタンスは示されず全体的に当たり障りのない印象だが、商品価格高騰によるインフレ懸念とインフレ期待に関して1パラグラフを使い、その扱いが前回に比べて大きくなったようである。
しかしながら足元の商品価格を見てみると、NY原油は史上最高値を先月つけたもののそれから下落し5月以来となる120ドル割れ、金価格にいたっては今月に入り年初来の安値を更新するなどここのところまるでバブルが崩壊したかのような下落に見舞われている。そのさなかでの声明で文面どおりに受け取ると「商品価格はまだまだガンガン上がるよ」となるだろうが、この商品価格の下落ではいささかズレがある。
今回の商品の下落基調が本物だとすればこれまでの反動で商品安ドル高となる可能性が高く、そうなるとFRBは政策的にこれといって施策していないのにもかかわらずドル高を見ることになる。つまり「経済政策をしていないのにドルが上昇、やはりドルは強い」という状況を演出することができるというノガバーナンキFRBの狙いなのではないだろうか、とFRBにしてはあまりにもお座なりな据え置きだったので深読みをしてみた次第である。
- 2008年08月06日 15:16


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