ドル円上昇の口火、辞任の裏で
今回のドル円上昇の口火を切ったように報道され、また時期的にその印象もある中川前財務相の「もうろう会見」問題。国会でもとりあげられ紛糾し引責辞任というのは記憶に新しいところ。しかし、その実は・・・23日の自民党役員会の内容にその一端が現れていたのが報道されていた。
自民党の笹川総務会長が「麻生首相が(昨年11月の金融サミットで)国際通貨基金(IMF)に1000億ドル出すと言っても、これ1つで(日本に対する国際的信用が)おじゃんになってしまうなんて。首相がかわいそうだ」と語ったという。これに対し首相が「そうなんだよなあ。署名のために行かせたのにな」と応じたとのこと。この1000億ドル、「外貨準備高」が充てられるというのが今回のポイント。
「外貨準備」毎月末に外貨準備高が発表され報道されていることから聞いたことのある方は多いだろうが、実体はあまり知られていない。語感から「外貨」を「準備」しているものと思われがちだが、そうではなくほとんどが「外債」。早い話がアメリカの国債だ。(参照:財務省HP…http://www.mof.go.jp/1c006.htm)
つまり「拠出」という形で「米国債」を1000億ドル分IMFに渡し、IMFがドルを調達することでドルが高くなり円安を誘導できるという対外的にも内政的にも一石二鳥にも三鳥にもなる策だったと見ることができるだろう。結果的に奏功し、また中川前財務相の辞任も追い討ちになり一気の円安。中川さんのあの会見、もしかしたらこの大仕事が上手く運んだ祝杯の結果だったのかも・・・。
- 2009年02月25日 03:40


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