一進一退、NYダウ9000ドル維持できるか

 夕方に発表になった英第2四半期GDPは前期比では-0.8%と前期よりも減速具合は鈍化したものの、前年比では-5.6%と前期の-4.9%よりも悪化。この数字は1955年以来最悪の数字となった。これを受けて先行きの不透明感とBOEの量的緩和継続への議論が再燃するという見方からGBP/USDが大幅下落。つられるように再度95円台を目指していたドル円も弱含み、チャート上では95.0で頭打ちの格好となっている。
 今夜にかけての注目は23時のミシガン大消費者信頼感指数と23:30に予定されているバーナンキ議長・ガイトナー財務長官らの議会証言。また、米大手企業の好決算が相次ぎ米景気回復期待が一段と増しているが、6か月ぶりに9,000ドル台を回復したNYダウをどこまでサポート出来るかが注目だ。
 議会証言では従来どおり景気への底打ち感が示されるだろうが、雇用情勢は依然として悪いままであることは明白であることから、景気底打ちを示すことが経済見通しへの「ねじれ」が存在していることを披露していることと同じとなり、さらに不安感を増長させるという悪循環に陥っている。
 しかしながら、NY株の上昇がけん引役となり世界同時株安の懸念が大幅に後退しており、投機マネーが株と円売り志向に走りやすい外部環境にある。総じてこう上値が重く下値も堅い状況では積極的な売買は控え、レンジを意識しての待機策に徹するべきであろう。

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