ADP統計好結果、対してユーロ軟調。今夜は金利発表に注目

 昨夜のADP雇用統計は前月比-2.2万人と依然として減少傾向ではあるものの好転。この結果を受けてドル円は久しぶりの91円台へと上伸を見せたたが、やはり金曜の雇用統計と今夜のBOE金利とECB金利を前にしては短期売買先行で利益確定も早まったことで上げ幅を削られ最高値91.25水準から91.0まで下落してのNY時間終了となった。
上値重く下値も堅い様相のドル円に対し、軟調なのがやはりユーロ。EU委員会がギリシャの赤字削減計画を支持したことでギリシャへの懸念は収まりつつあるものの、今度はポルトガルとスペインに対する格付け引き下げ懸念が頭をもたげてきた。米時間ではユーロドルが1.4から1.389まで下落し再度の安値更新も視野に入ってきているが、ユーロ円は堅調なドル円のおかげで125.5-127.0のレンジが強く意識されながら推移している。
 今夜は前述のようにBOE金利発表21:00、ECB金利発表21:45と予定されているが両行とも据え置きが濃厚で金利以外の部分、BOEであれば資産買取プログラムの休止か継続か規模拡大かという点やECBであればトリシェ総裁の会見の内容に注目が集まることになる。
英金融緩和策のひとつであるBOEの資産買取プログラムの休止ということであれば、リスク回避に舵が切られやすい市場であるため欧州圏で経済危機にあるとされるイギリスの景気回復の腰折れ懸念から下落に転じる展開も想定しておくべきだろう。

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