NY市場概況・支援決定で何となく買戻し、今夜も注目ユーロ

 注目されたEU首脳会合を終えての各首脳の会見の様子は既にお伝えした通り(詳しくはこちら)。救済はするという方針は決まったものの具体策に欠けるものであり、また一部の首脳からは「ギリシャへのEUの合意は妥協の結果」(スペイン首相)や「声明以外の詳細な議論はなかった」(アイルランド首相)といった話が聞かれ政治的にアピールする形だけのの会合だったと結果的になってしまった。
会見直後からユーロドルの戻しが見られたが材料出尽くしのショートカバー主体で本質的な上昇にはまだ遠い状況。ギリシャへの赤字削減要請が打ち出された会合だったが、GDP比12%を超える財政赤字を同国にとって見通しが暗いままであることに変わりはなく、現状打破とはならなかった。
 対してリスク後退から軽快だったのが米市場。新規失業保険申請件数が予想よりも強い44.0万件となったことやユーロ圏のリスクの逃避先として金が買われやすい状況となったことで金融商品全体が好調に推移。NYダウは105.88ドル高い10144.49ドルで引けている。
本日は週末ということと、それ以上に週明け15日には米市場が休場となり連休前ということでポジション調整中心の動きとなることが予想される。しかしながらその動きが本格化する前の欧州時間では日本時間19時にユーロ圏GDPが発表される予定となっており、首脳会合が終わっても市場の注目は依然としてユーロということになりそうだ。

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