米公定歩合引き上げのメッセージ性

 早朝のFRB公定歩合の突然の引き上げ劇で市場では一気にドルのみが急伸。通常ドルが上昇するとクロス円もつられる展開が多いが、今回はドルのみが上昇したためクロス円はあまり動かず。
今回は先日のバーナンキ議長の議会証言の原稿で示唆されていたことや、FOMC議事録において金融緩和から引き締めへシフトする議論がなされてはいた面はあったが、そこはやはり予告なしの引き上げ劇。市場には相応のインパクトを持って迎えられた。
また、今回は金利引き上げと同時に金融緩和から金融引き締めへのシフトに対するFRBの強い姿勢を示したことでドルの強さにも繋がったと言えるだろう。
 ドル買いの裏で売られたのがユーロとポンド。特にポンドドルは一部報道(英テレグラフ紙)でギリシャ並みかそれ以上の財政悪化が指摘されたこともあり、米公定歩合引き上げの発表後1.5630前後だったものが30分で1.5500へ、そして日本時間昼過ぎには1.5400まで軟化している。
今夜の注目は22:30米消費者物価指数。今朝の公定歩合引き上げでFFレートへの利上げ期待も高まっており、消費者物価指数の高まりが利上げに直結するものではないが、期待の高まりからドルの上値を軽くするには十分だろう。

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