緩やかな回復がFRBのシナリオ、明日はストレステスト
追加の金融緩和策示唆もあるやと注目されたバーナンキFRB議長の議会証言。婉曲的ながらも金融緩和の可能性が示唆される内容となったが、事前に想定された範囲内にとどまっていたため結果的には証言前の流れそのまま上値重くジリジリと値を下げる展開に。
議会証言での主な内容は以下。
・米経済には異例の先行き不透明感がある
・雇用が回復するまでは必要に応じて金融緩和を行う用意がある
・回復が低迷している場合には選択肢を見直す必要があり、選択肢には「金融政策の文言変更」「準備預金金利の引き下げ」「債権の追加買い入れ」が上げられる
・緩やかな経済回復がFRBのメインシナリオ
・FRBは2番底のリスクは高くないと見ている
先日のFOMC声明に沿っており証言はそれを補完・補強する意味合いが強く目新しいものはなかったが、中でも「緩やかな経済回復がFRBのメインシナリオ」との認識が示されたことは市場にとっては好感される部分となったのではないだろうか。景気回復の腰折れが懸念されるなかで、”多少の回復ペースの鈍化はむしろ想定内”とのメッセージとも読みことができるだろう。証言後にNYダウが下落から戻して引けていることも証言内容が好感されたためとも言える。
議会証言をこなしたことで、関心は明日のストレステストの発表待ち。発表時間が欧州銀行監査委員会(ECBS)から先日発表され、日本時間では23日25時となったが欧州時間の午前中ではなく夕方、株価への影響を避けた?避けたとなると結果は悪い?勘繰ろうと思えばいくらでも勘繰ることができる時間。しかし昨夕に英ポンドがBOE政策金利会合議事録の内容への思惑のみで30分間で100ポイント以上の急落急戻しを演じたこともあり思惑先行での売買は避けたほうが賢明だろう。
- 2010年07月22日 10:12


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