ストレステストまとめ ユーロ上昇へのシナリオは?
今夜予定されている欧州の銀行に対する健全性審査、ストレステストの結果発表。これまでさまざまな憶測や観測報道がなされてきた。
今週に入ってから現時点までに報道されたものをまとめてみよう。
7/20 独不動産金融大手「ヒポ・レアルエステート」が不合格となる見込み
7/21 仏フィガロ紙「仏財務相は仏銀行のストレステスト結果に自信」
スペイン・パイス紙「スペイン財務相はスペインの銀行は全て合格と語った」(後に報道は事実と異なると否定)
7/22 10-20行が不合格となり資本注入を受ける公算
ナショナル・バンク・オブ・ギリシャは合格へ
デクシア、KBCグループ(ベルギー)、SNSレアル、ファン・ランスホット(オランダ)は合格へ
スペイン銀行はストレステストの結果公表後(日本時間23日25:30)に記者会見を行う予定
アイルランドの二大銀行は合格へ(アイルランド銀行、アライド・アイリッシュ銀行)
7/23 UBSとクレディスイスは合格へ
スロベニアの銀行が不合格か?
10~20行が健全性審査不合格と目される中で、実際に不合格になるのではと報道されたのがまだ2行のみ。また、スペインに関しては財務相のコメントとして「全て合格」というものが「否定も肯定もされず」ではなく即座に否定され、スペイン銀行が発表直後に会見を行う予定と発表されていることで懸念される国の筆頭と言えるだろう。
また、不合格となった銀行が少ない場合には審査の実効性そのものが問われる結果になるだろうし不合格となった銀行が多すぎても信用不安直結するだろう。発表後にユーロが上昇するようなシナリオとしては不合格となる銀行が事前報道のように20行程度であり、大手金融機関が含まれているものの既報の独ヒポレアルエステートに加えて1、2行程度である等といったところだろうか。合格となった場合でも合格/不合格ラインの設定が甘い場合には合格とされた銀行にも懸念が残ることとなるなど、ストレステストを受けてユーロ上昇に至るハードルは依然として高い。
- 2010年07月23日 12:04


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