2007年12月29日

ドルとユーロ

 昨日の下落と東証の下落を受けて始まったNYダウですが、寄り付きこそ前日比プラスだったものの上げ幅を削り続けプラスを維持できるかどうかというところまで来ています。先ほど発表になった新築住宅の販売件数も63万件余と前月比で-9%という数字でしたし、ドル円は113円台でも上値の重い展開に。パキスタンでの元首相暗殺で地政学リスクの高まりによるリスク資産離れ、IMF発表の世界準備通貨でドルの占有率が統計開始以来史上最低水準という報道もこのドル安の一因になっていますね。パキスタンの政府にアメリカが積極的に関与しているのも影響が大きかったように思います。
 年明けにかけてはこのドル安がどこまで進むかが焦点。ドル円で112円を下回ってくるとさらにもう一段のドル安進行ともなるでしょう。そうなると東証でも影響は少なくないでしょうし、その下げ幅によっては110円割れというものも視野に入ってきます。

 対して好調なのがユーロ。昨日今日とダウや東証が軟調な中で株式も通貨も堅調に推移。先ほどのIMF発表の世界準備通貨の占有率では26.4%と前回調査の今年6月末時点の25.5%から拡大しているということで、年末にくっきりと明暗が分かれる展開になりました。
 
 フィリップファイナンシャルスでの年内の取引は今日を終えると12月31日の午前7時半から午後11時まで。月曜日ということもあり開始時間は通常通りですが終了時間が午後11時と変則的ですのでご注意ください。年越しに向けてのポジション調整がまだの方はお早めに!

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2007年12月28日

今日の主役はダウ?

 年末で方向感に欠ける中、動いているのが原油価格と株式市場。原油は先週末くらいから復調の兆しはありましたが、下落前の水準にまで戻してきています。原油在庫の発表が予想を下回ったことも上昇に一役買った格好です。そろそろ100ドル越え再度意識されるでしょう。また一旦100ドルに乗せてすぐに調整ということにはならず、大きな動きになりそうです。
 一方で今夜の動きの主役ともなっているのがNYダウ。150ドル以上の下げでドル売りが加速しています。欧州系の株式が堅調だったこともあってドルだけが売られる展開。ダウの戻り次第の面はありますが、GBP/USDで2.00まで戻すかどうか注目したいところですね。
 日本では明けて今日が取引所関係は大納会、仕事納めという方も多いのではないでしょうか。週末にも入り、年賀状も書き終えてお正月気分…の前にフィリップファイナンシャルスでは31日まで営業しています。月曜日ですので取引開始は通常通り午前7時半ですが、終了時刻が午後11時となっていますのでお気をつけ下さい。
 この時間も踏まえてポジションの整理を行って頂きたいところですが、ギリギリになってからやるのではなく早め早めの対応をとっていきましょう。

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2007年12月27日

ボクシング・デー

 クリスマス明けですが、イギリスやニュージーランド、オーストラリアは「ボクシングデー」で休日、ドイツもクリスマスの連休で今日まで休みということで大きな動きのないままNY時間に入っています。明日以降は週末に向けての動きも出てくるようになりますし、現状の流れのまま年越しとなりそうですね。
 しかし、気になるのが再度上昇の兆しを見せている原油や金などの商品市況。それぞれ取り組み高の多い2月限でNY原油が1バレル96ドル台、NY金が1トロイオンス825ドル台という動きになっています。ただ、年末に徐々に上げておいて年明けに急落というのがここ数年で何度も見られたパターン。時期的なものという可能性もありますが、ここ数年とはどの商品でも値位置が明らかに違うので一概には言えないかもしれません。
 ちなみに「ボクシングデー」は、教会が貧しい人たちのために寄付を募ったクリスマスプレゼントの箱-BOX-を開ける日であったことに由来するという説があります。マーケットにとってのクリスマスプレゼントの箱はどんな箱だったのでしょうか?ビックリ箱やパンドラの箱でなければいいんですが、開けずにおくのはもったいない。箱の中身は開けるトレーダー次第でしょうが、あなたの箱には何が入っていましたか?

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2007年12月21日

今週末から来週にかけて

 とうとう全員一致での据え置き決定となりました。また、日銀の経済見通しも「減速している」という文言が盛り込まれ、今年の利上げが見送られただけではなく今年度内の利上げも厳しい情勢になってきました。しかし、それで円売りに一色になるかといったらそうも行かずに昨日来ポンドの独歩安の感があります。今のところドル円がまだ堅調に推移しているのですが、これが崩れたら全体にも波及しそうで注意が必要ですね。来週は欧米ではクリスマス休暇日本でも三連休ということで流動性も低くなることが予想されますし、一度大きく動くとストップやリミットを巻き込んでさらに大きな動きになる可能性もあります。

 クリスマスと言えば、来週初めの取引時間は変則的ですのでおさらいです。

12月24日は23時まで。つまり、月曜日ですので午前7時半~23時となります。
12月25日はクリスマスで休業です。お取引はできません。
12月26日は水曜日ですが午前7時半から開始となります。
それ以降は土曜日まで通常通り24時間お取引いただけます。

せっかく連休とクリスマスが重なった週ですから何も心配事もなく過ごせるといいんでしょうけど…

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2007年12月20日

クリスマス・年末年始の営業時間について

クリスマスおよび年末年始の営業時間の短縮と休日は以下の通りです。
下記以外は平常通りの取引時間となります。

12月24日(月)午後11時終了
12月25日(火)休
12月26日(水)午前7時より開始

12月31日(月)午後11時終了
1月1日(火)休
1月2日(水)午前7時より開始

12月29日(土)から翌年1月3日(木)までは金融機関の休日のため入出金ができません。
年内の入出金を希望される場合は12月28日(金)午前中までに手続きをお願いします。

例年、年末年始は流動性の低下によりスプレッドが広がることが予想されますので、一旦ポジションをクローズするか、ポジションを維持される場合には、予期せぬマージンカットにならないよう可能証拠金を厚くするなど対策をとられることをお勧めいたします。

詳しくはフィリップファイナンシャルスホームページまでhttp://www.phillipfinancials.com/

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クリスマス前の日銀金利発表。

 これからお昼過ぎに日銀で政策金利の発表あります。世界的な流れでは昨日のBOEの議事録にもあったようになかなか金利を上げにくい状況。BOEでは全会一致で利下げを採択していたということでポンドの次回以降の利下げに含みを持たせる印象となり、昨日来ポンドが若干の下げを見せています。対してドル/円はあまり動かず。結果的にポンド/ドルが下落し、約3ヶ月ぶりの2.00割れとなりました。
 日銀の政策金利、大方の予想通り0.50%の据置きだとは思いますが、問題はその後に判明する会合の中身。毎回一匹狼のごとく利上げに賛成している委員が今回も利上げ賛成に手をあげるのか下ろすのか、注目されます。今回も利上げを主張しているようであれば現状維持、逆に据え置きを支持するようであればそれだけで日銀の判断が弱含むことにもなりかねません。クリスマス休暇前の動向は水野委員の右手に委ねられていると言っても過言ではないでしょう。左利きなら左手でしょうが。

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2007年12月19日

ゴールドマンサックス決算発表

 事前に米一般紙が報じていた通り、サブプライム問題での減益どころか通年での1株あたりの利益が過去最高を記録するという好決算になりました。しかし、短期見通しについては慎重な姿勢、サブプライムローン市場は底入れに近づいているがまだ底入れの実現には至っていないとしています。8月のサブプライム問題表面化の当時ににショートで大きな利益を上げたという話もありますし、今回の好決算も一時的なものではないかという懐疑的な見方もあって評価が分かれるところです。
 今日はモルガンスタンレー明日はベアスターンズとサブプライムがらみで注目される企業の決算が続きます。サブプライム問題、今年の流行語大賞にエントリーされなかったのが不思議なくらいですね。やはりアメリカの問題、日本ではそんなの関係ねぇといったところでしょうか。

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2007年12月18日

住宅関連指標発表

 NYダウの下落を受けて始まった東京時間、やはり東証も続落で始まっています。しかし、為替は大きな材料もなく小さな動きにとどまり、方向感に欠ける展開。今夜発表されるアメリカの住宅指数待ちといったところでしょうか。昨日発表になった住宅指数のひとつ、NAHB指数では市場予想の平均値とはいえ、19という低水準での発表でした。
 そんな中でサブプライムローン対策として8月以降実施されている住宅保有者救済プログラム、現在のところ実際に救済されたのは266人だということが17日に米政府発表のデータで明らかになりました。また、FRBでは180万人以上の借り手が来年末までに金利の急上昇により月の支払額が1件あたり350ドル増えるという試算も出ています。このままだと実際の収入は減らないまでも実質的に所得は減ることになり、ソフトランディングどころか先週くらいから言われ出しているスタグフレーションという事態も机上のものだけではなくなってしまいそうです。
 そうなった時の来年以降のアメリカの金利がどうなっているか、推して知るべしといったところでしょうね。逆転ということはないでしょうが円キャリーも昔話になってしまうかもしれません。しかし、現状どうなるか今年の1月には予想出来てはいなかったでしょうから、来年どうなっているかなんて今考えたところで空想の域を出ないこと。どういう動きになってもいいようにストップの設定をするなどリスク管理はしっかりやっていきましょう。

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2007年12月17日

今週の注目

 やはり18日から20日にかけて発表される米大手投資銀行3行の決算発表に注目が集まります。サブプライム問題がどう影響しているか8月以降の数字が反映されるだけに、株価の動きへの直接的なものだけではなくサブプライム問題の根深さへの心理的な影響も予想されます。
 心理的なものと言えば気になるのがグリーンスパンFRB前議長の発言。曰く、景気の減速と同時に食品とエネルギー価格の高騰で実際に陥り始めてはいないがスタグフレーションの初期症状が見られるというもの。一介の経済学者などではなく、FRBの前議長で一時はその手腕が高く評価された時期もあったような人物の発言とあっては波紋を呼びそうです。同時に、0.25%の利下げでさえ批判されるような現FRBではさらに難しい舵取りを迫られそうです。
 今週の注目…日銀の政策金利と言いたいところですが、世界中でこうも金利据え置きや利下げが相次ぐ中では今年の利上げどころか今年度の利上げすらも疑わしいものですね。

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2007年12月07日

米雇用統計

 注目も米雇用統計は非農業部門雇用者数変化は9.4万人、失業率は4.7%という発表でした。市場の予想よりも若干ながら上回ったことで、一時的かもしれませんが好感されているような動きになっています。
 問題はこれが流れが変わるほどのものになるかどうか。ダウも日経平均も堅調な中でリスク資産から流れていっていたものが還流してくる可能性もありますが、それがドル買いに直結するかどうかには懐疑的です。来週に控えているFOMCでは0.25%の利下げという見方が大勢ですが、0.5%の利下げという可能性も低くなく動きにくいところではあります。
 FOMCの結果次第では円キャリーの再度の解消ということも言われるでしょうから、スワップを期待してのロング派には手が出し辛くなりそうですね。短期でのショートもしっかりとストップやリミット設定をしながらでないと思わぬところでマイナスということにもなりますし、年末に向けて腕が問われるところでしょうか。ドル円であれば111.80-90を超えるかどうかがひとつのポイントになりそうです。

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2007年12月06日

今夜の金利発表

 今夜の注目は何と言ってもBOEとECBの金利発表。両行ではBOEの動向では利下げは織り込み済みとも言われますがまだまだ流動的。ECBの据え置きは既定路線とも言われますが、果たしてどうなるか。ただ、発表がどちらであったとしてもその後の会見の内容次第では大きく動くことも考えられますので、注意が必要です。
 前回の発表以降明るいニュースはあまりなく、反対に相変わらずサブプライムローン問題での損失計上などの報道ばかりが目に付きます。そのサブプライム問題での当事者とも言えるアメリカではサブプライムローン問題で返済不能になった借り手の返済金利を最大で5年間凍結するという方針を打ち出しています。日本時間の明日未明の発表になる予定ですが、その具体的内容によってはよりインパクトのあるものになるでしょう。ただ、今の上値の重い状況では下振れするリスクの方が高いかもしれませんが。
 先日のBOC・カナダ中銀のサプライズ的な利下げ以降、利上げはもちろんのこと据え置きでも世界的な流れに逆行していると言われるようになってしまっています。各国とも日本のように他国の顔色を見ながらの施策を迫られそうです。ここで利下げに追随するような動きが出てくると円キャリーからの撤退も加速することにもなります。
 今の原油の90ドル前後の価格が適正価格はバレルあたり50ドルから60ドルとも言われていますが、それというのも投機資金の影響。「円キャリー」という名のある意味投機資金が撤退を始めると、今のドル円の適正価格というのも見えてくるのでしょうか。

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2007年12月05日

原油価格は今後どう動く?

 史上最高値を付けてから下落の一途のNY原油。今朝の終値では88ドル台となっています。
11月の頭に高値を記録してからの下落でこのまま下落するのかという見方もありますが、年間の動きとして毎年末のこの時期に値下がりを見せるのは珍しくなく、むしろその傾向にあるとも言えます。
 毎年11月から12月にかけていったん下落し春先にかけて再度上昇に転じるというチャートを見せていて、下落や上昇の幅に違いはあれどおおよその値動きを追っていくと同じような曲線を見ることができるでしょう。
 この今年のNY原油と連動したような動きを見せているのがカナダドル。
 豪ドルやNZドルと共に資源国通貨と一括りにされますが、アメリカと結びつきは地理的にも経済的にも他国の比ではなく、そういった部分も含めての動きにはなっているのでしょう。特にカナダ円はNY原油の下落やもみ合いと同じようなチャートなっています。ドル/カナダもこの値動きで再び1.00台を越えてきました。ここからの動き、カナダ円を中心に見ていくと面白くなりそうです。

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2007年12月04日

FXの納税監視強化の流れへ

 現在の為替証拠金取引・FXでの利益は雑所得として課税の対象になり、他の雑所得との通算しての所得が1月から12月の1年間で20万円を超える場合には確定申告の対象になります。これはこのブログの記事でも何度か取り上げてきていますしご存知の方も多いでしょう。
 法に則して毎年申告されている方も当然いらっしゃるとは思いますが、無くならないどころか増える一方なのが申告漏れのニュース。そのため、政府・与党ではすべてのFX会社に対し、取引状況を示す書類を税務署に提出することを義務づける方向で検討していることが明らかになりました。今月中旬にもまとめられる2008年度の与党税制改正大綱に盛り込まれる可能性が高いとのことです。
 申告漏れが発覚した場合、通常の税金に加えて多額の追徴課税を命じられるというケースがほとんどです。今年は中盤以降難しい相場展開の連続でした。そういった中でのせっかくの利益金、そういった追徴課税などには使いたくないものですね。

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2007年12月03日

年末に向けてのターニングポイント

 今週から来週に向けての注目は何と言っても、11日に開催予定のFOMCでしょう。バーナンキ議長が利下げに含みを持たせるような発言を行ったことで更に流動的になってきています。同時に日本の金利動向が実質的にアメリカの顔を見ながらのものである以上、直近での日本の利上げの可能性も薄いとも言えるでしょう。
 また、日本の国内の事情に目を向けてみても最近報道で盛んに取り上げられているように、今年から来年の始めにかけて予定されている各種の値上げも利上げの重石となっています。消費者心理として値上がりがあると一時的にしろ消費の冷え込みが起こるだろうことは想像に難くないことでしょう。そういった場面での利上げとなると「踊り場からの脱却」どころか踊り場からの転落ということにもなりかねません。
 先週末からドル円が111円台に乗せるような動きも見られましたが、結局は売り込まれて110円台の動きに終始した月曜日。やはり111では上値が重く、111.80-90ラインを突破するまではロング買いを控えるかストップを先ほどのレートに置いてショートでのエントリーを一考したいところですね。

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