2008年02月29日

バーナンキ議長ドル安容認?

 ドル安が加速している。ユーロドルで史上最高値の更新を続け1.52の前半まで進み、ドル円では先月の後半以来の105円割れなるかというところまで来ている。昨夜発表の第4四半期のGDPや失業保険申請件数などが軒並み弱い数字だったこともあるが、決定的だったのはバーナンキ議長の議会証言。
 証言の内容自体は昨日と同じものとなったが、その後の質疑応答では「2001年のときよりも一段のインフレ圧力がある」「FRBが対応する上で01年よりも一段と困難な立場におかれている」としたことで昨日のものよりも強い危機感が示された結果となった。また、「ドルの下落は貿易赤字の縮小につながり前向き」とドル安容認ともとれる主旨の発言を行ったことも大きい。
 ダウ安も一助にはなったかもしれないが、この議会証言後にドルが断続的に下落したことを考えるとなんとも象徴的ではある。
 今日の株価の動き次第ではドル円で105円割れということも充分考えられるだけに、ロングは自重したいところ。


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2008年02月28日

ドル安

 今日未明に行われたFRBバーナンキ議長の議会証言はやはり前日のコーン副議長の発言を踏襲したものになりました。成長の支援のためタイムリーに行動を起こす用意があるということ、それは下方リスクに対して保険を提供する意味合いがあるということ、下方リスクは引き続き潜在している、といったものが大きな柱でとなっており、このことから再度の利下げ観測が高まり、ドルが軟調に推移しています。
 昨日1.50に乗せたユーロ/ドルはさらに続伸し1.51の前半~半ばでの動きになっていますが、今夜もバーナンキ議長の議会証言を控えていることもあり、なかなかドル買いには動きにくい状況です。議会証言の前に発表される第4四半期のGDPと個人消費、この数字も見逃せません。

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2008年02月27日

EUR/USD1.50

 27日付の米紙でFRBのコーン副議長が26日にノースカロライナ大学で行ったスピーチで、最近のインフレ動向に失望しているものの主な懸念要因は景気悪化と信用収縮だとしたことについて、FRBが来月の連邦公開市場委員会(FOMC)で追加利下げを実施することを示唆するものだ、と伝えています。
 このコーン副議長はバーナンキ議長と同じような考え方の持ち主で、議長とは密接に意思疎通を行っているとされており、27・28日に予定されているバーナンキ議長による議会証言の内容はと大きく異なることはないだろうとも言われています。
 EUR/USDが史上最高値を更新しする中で相対的なドル売りが起こり、ドル円も今朝からジリジリと下落ししています。そういった中でも日経平均は堅調に推移し、14000円を回復してきました。決算期前や配当狙いでの買いも少なくはないでしょうが、これをきっかけにサブプライム禍の中にようやく明るい光が差しこんだということになればいいのですが。

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2008年02月26日

今日明日は株価よりも指標メインか

 今日と明日は大小さまざまな指標を合わせてG7関係だけでも30近くのものが発表になります。今夕ドイツでのGDPやIFO景気動向を皮切りに夜にはアメリカの生産者物価指数の各分類に始まり、明日のバーナンキFEB議長の議会証言まで気の抜けない展開が続きます。
 実際の動きを見るとNY株の上昇と日経平均の堅調さから全体的に上昇。米中古住宅販売件数が思ったよりも悪くなかったことから買われやすい展開になったのかもしれませんが、GBP/USDやEUR/USDの反応が薄く、クロス円のみ上昇しているのが現状です。
 他方、自力で上昇しているのが豪ドルとNZドルとカナダドルといったいわゆる資源国通貨。商品市況の騰勢がここのところさらに強まり、それに合わせて上昇してきています。他通貨に動きが少ない分投資先として選ばれやすいという面もあるでしょう。しかし、昨年末に商品市場が崩れた際に同じように下落したこともありましたので、注意が必要です。
 個人的には他通貨が逆張り有利になるなかで素直に順張りで楽しめるという素直さを買いたいところです。

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2008年02月25日

確定申告についてのウェブセミナー公開開始

 確定申告の受け付け開始から2週間が過ぎました。
もう既に済まされた方もいらっしゃるとは思いますが、フィリップファイナンシャルスでは『確定申告について』と題してWeb上で閲覧できるウェブセミナーの公開を開始しました。
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米・火曜が選挙日の不思議

 今年11月に行われるアメリカ大統領選挙似向けて、民主党の全国集会まで今日で半年を切りました。ここのところのオバマ候補の連戦連勝で少し旗色の悪くなった感のあるヒラリー候補、ヒステリックとも言える演説でのネガティブキャンペーンと日本の民主党の様な選挙戦になってきています。ただ、日本であそこまでのネガティブキャンペーンを行うとマスコミの批判にさらされるばかりか、相手への同上票も集めかねず、国民性の違いというかさすがは自由の国アメリカといったところでしょうか。
 その日本との違いと言う点でもうひとつ。選挙の集中2月5日は「スーパーチューズデー」そして3月4日は「スーパーチューズデー2nd」とされています。どちらにしても火曜日。選挙が通常日曜日に行われている日本の感覚からすると、首を傾げたくなってしまいます。
 アメリカでは選挙は開拓時代から行われていますが、キリスト教徒であった人々は日曜日を安息日として休み、家族と共に過ごす習慣があり、今も続いています。仮にその翌日の月曜日を投票日とすると、面積の大きいアメリカでは投票所から遠くに住む人は前日の日曜日も使わなければなりませんが、それでは安息日とはなりません。火曜日に投票日を設定すると、遠方の人も日曜日は休むことができ、月曜日を使って投票所へ向かい投票が行えるというわけです。こうして、伝統的にアメリカでは投票日は火曜日となっているそうです。

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2008年02月22日

来週27・28日までは動かない?

 今週1週間、ドル円がほぼ100pのレンジで動くという動きの少ないものとなりました。ポンド・ユーロは週末にかけて上昇。来週にはGBP/USD1.9800、EUR/USD1.4900を達成できるかが焦点になってきます。
 その鍵を握るのが27日と28日の両日に予定されているバーナンキFRB議長の議会証言。27日に下院、28日に上院でというスケジュールとなっています。今回は半期に1度の銀行委員会での証言ということが普段の各委員会での発言よりも注目度が高い要因。先ごろ仏ソシエテジェネラルが純損33億5000万ユーロという過去最大の損失を発表しましたが、同銀会長が「アメリカは既にリセッションに入っている」という認識を示しておりFRBの景気認識や次回以降の利下げとその利下げ幅がどのくらいになるかを占う意味でも今回の議長証言が注目されます。
 
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2008年02月21日

英1月小売売上高指数発表

 18:30にイギリスの小売売上高指数の1月のものが発表になりました。
前月比で+0.8%(予想0.3%)、前年比で+5.6%(予想4.6%)という数字で、ポンドが対ドル対円ともに上昇しています。

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2008年02月20日

NY原油100ドル越え

 時間の問題だとは言われていましたが次回OPEC総会で生産量削減の採択がなされる可能性が浮上し、先月2日に付けた1バレル100ドルちょうどを更新し100ドル10セントまで時間中続伸しました。もちろん史上最高値です。春先の需要期を控えてこの時期での高値ですから、まだまだ上値の余地はあるのではないでしょうか。インフレ率が高まっているような指標の発表がいくつかありましたが、インフレというよりもスタグフレーションと言った方が適切なのではないか、という気さえしてきます。
 また、ここしばらく記載はしていませんでしたが、このブログの考察材料のひとつ「太陽風の速度変化」というのが今月に入って高速度のまま推移しており、これが2/17から2/18にかけて判断基準となる500km/sを下回り2/19から再度高速度域に突入しており、ひとつの変化の予兆と言えなくもありません。太陽風に関してはデータの蓄積中です。近々本格的に再開する予定ですのでお楽しみに。
詳しくは→プロフィール記事
 昨日も書いたように今夜は18:30にBOE議事録、28:00にFOMC議事録それぞれの公開を控えています。その直前の22:30には消費者物価関連の指数。ドル円108円台では売られやすく上値の重い展開が予想されます。トレンドフォローというよりも流れに逆らわないポジション取りを心がけていきましょう。

 ※今週月曜日・2/18日から確定申告の受付が始まっています。来月の17日までの1ヶ月間となっていますので、ご注意ください。

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2008年02月19日

明日の指標には注意。

 アメリカ市場が昨日休場ながらも日経平均は下値を切り上げ、122円高で終了。このことと中国人民銀行の早期利上げ観測や欧州株安から円が買われ、ドル円で107円前半、ポンド円で208の後半までクロス円が下落した。
 現在のところは休場明けのNY市場待ちのような状況ですが、これに加えて明日の指標待ちという向きもあります。中でも主要3中央銀行の議事録発表が予定されているのが大きい。
 順を追っていくと8:50に日銀の議事録、18:30にはBOEの議事録、28:00にはFRBの先月分FOMC議事録の開示という流れです。日銀のものはあまり重要視されないとは思いますが、BOEとFRBのものは前回の金利決定会合で利下げを行っていることもあり、次回以降の利下げの可能性とその可能性があるとすればいつなのかという点に注目です。
両行ともどういった内容であれ買い材料には直結しにくいと思いますし、アメリカではこの議事録の開示の前に消費者物価指数の発表を控えてもいます。この消費者物価指数が高いようだと利下げ観測が再燃してくるでしょうし、そうなるとドルにとってはやはり悪材料。
 明日は今夜以上に気が抜けない展開になりそうです。

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2008年02月18日

プレジデントデー

 今日はアメリカでプレジデント・デーとのことで祝日、休場となっています。プレジデントデーというだけあって発祥は合衆国初代大統領ワシントンの誕生日が2月22日だからなのだとか。そこから2月第3週の月曜日を祝日にして3連休になるように作っているそうです。日本でも制定されているハッピーマンデーのモデルと言えますね。
 この影響で日中は週明けから動きの少ないまま。欧州市場が開きだしてようやく動きだしたかな、という感があります。こういった時はあれよあれよと言う間にスルスルと高値を更新したりするから気が抜けない。ストップの設定だけはしっかりしておきましょう。利益はいくら膨らんでもいいですが、マイナスが膨らむとなると行き着く先はマージンカット。これだけはなんとしても避けたいところですね。逆に含み益が積みあがったところでいちど試していただきたいのが「トレール注文」というやり方。
 レートの動きの中で天井(あるいは底)から何ポイント動いたところで決済の注文をいれるかというポイント数を指定するストップ/リミット注文です。値動きに着いていくようにストップ/リミット注文の設定レートが変化します。レートが急変した時でもある程度は利益分を確保できるのが強みです。
 ここのところ難しい展開が続いていますが、こういったものを活用することで自分にあったものが発見できるかもしれませんね。デモ口座でも同じ条件で試すことが出来ます。

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2008年02月15日

金利発表と利下げの思惑

 昨夜のバーナンキFRB議長の議会証言で『住宅市場、雇用が現時点の予想より悪化し、低所得者向け高金利型(サブプライム)住宅ローンの焦げ付きを震源とする信用不安が深まる可能性がある』と述べ、FRBが今後も必要なら追加利下げを行う用意があるとのスタンスを示しました。また、証言の冒頭ではお題目にしかすぎないかもしれませんが『成長下支えと、景気下振れリスクに適切な保険を掛けるため、必要に応じタイムリーに行動する』と述べてもいます。
 一方では『基本予測では、米経済は当面は鈍い成長となるが、これまでのFRBの利下げ、政府の緊急経済対策の効果が表れ、2008年中に成長は若干加速するだろう』とし、マイナス成長となるリセッション入りは避けられるとの見通しを示しました。
 この発言とここのところの好調振りからNYダウは下落して引け、ロング勢優勢だったクロス円も下落に転じました。明けて今日の日銀の政策金利据え置き「発表」。あまり反応せず。日銀の金利発表よりもFRBの思惑の方が反応しやすい。「思惑で買って事実で売られる」という格言がありますが今回はその逆もまた真なり、となるのでしょうか。

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2008年02月14日

為替とバレンタイン

 昨日のBOEのインフレ報告とその直後のキング総裁の会見で、これまでの利下げに対する期待感が見直されたことでポンド円はレンジをブレイクし211-214程度のレンジへシフトしてきました。このままの流れで行くと次に意識されるのは1月25日の213.99。これを抜けることができるかが注目されます。
 ドルやユーロもこの流れに乗って上伸。日本のGDPが予想よりも好調だったことで拍車がかかりました。株価も続伸していますが、明日は金曜日。週末ということで売られやすくもなるでしょうから、ボラティリティの高いポンド円などは今夜の内にいったん利益を確定させておくかトレール注文を置いておいてもいいでしょう。エントリーであれば同じくポンド円の売りで213後半を目安にしたいところです。ただし、昨日のように一気に動く可能性もありますので、ストップ注文の設定だけはお忘れなく。

 今日は聖バレンタインデーですが、為替の世界でも記念の日。円が現在のような変動相場制に移行したのが1973年の2月14日でした。言わば日本での為替取引の始まりの日とも言えます。それまでは1ドル360円から切り下げられた308円というレートで円とドルが交換が行われていましたが、この日から常にレートが変動するようになりました。始まった当初のレートは1ドル=277円。ドルの価値が下がったのか円の価値が上がったのか。長い目で見ると後者でしょうが、ここ数年の動きを見ると前者の方ではないでしょうか。

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風読記番外編・2月13日に自動更新されたIE7について

 ウィンドウズxpをお使いの方で昨日2月13日の自動アップデートによりインターネット閲覧ソフトインターネットエクスプローラー(以下「IE」)がver.6からver.7へと自動更新された方も多いのではないでしょうか。ウィンドウズxpイコールIE6ということが多く、今回の更新で使いにくく感じられている方も多いと思います。インターネット検索大手ヤフーで特集されてもいましたが(特集・ヤフーニュース)、フィリップファイナンシャルスではお取引ソフトにWebベースのものと専用ソフト(Wintrader)のものと両方扱っていますのでそのIE7について少し紹介します。
 もっとも大きな違いは一つのウィンドウの中で複数のWebページを同時に閲覧することができるという点です。これまでのものでは複数のWebページを同時に開く場合はページごとにウィンドウを立ち上げる必要があったので、多くのウィンドウを立ち上げなければならなくなり必要なウインドウを間違って閉じてしまうなどしばしば混乱を招いていました。その点ウィンドウが一つであれば複数のWebページを管理するにも便利というわけです。もちろん今回のIE7でも複数のウィンドウを立ち上げれば旧バージョンの操作性のまま閲覧することも可能です。
 さきほどのリンク先(特集・ヤフーニュース)では操作を簡単にする「ショートカットキー」も複数紹介されていましたので、興味のある方は開いてみてください。IE7ではctrlキーを押しながらクリックすると同じウィンドウ内で開くことが出来ます。
 
 来週からは確定申告の受付が始まります。フィリップファイナンシャルスではそれに合わせて確定申告の流れについて説明したWebセミナーの公開を予定していますのでお楽しみに!
 
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2008年02月13日

動意薄は仕掛けやすい?

 今日の日経平均は昨日と同様高く寄り付き下げて終わるという展開。軽うじて昨日4円高よりプラス幅が拡大したものの、46円高の13068円。先週末から連騰とは言うものの、値上がりしたとは小声でしか言えないような数字です。昨日のNYダウの上昇で期待されていたのですが、日本市場への期待感のなさを逆に証明するような格好になってしまいました。明日、明後日と日銀の政策金利決定会合が開かれますが、今の状況では上げるにしろ下げるにしろ動きようはなく据え置きとなるでしょうが、どういった内容であれ市場に大きな影響を与えはしないでしょう。
 こう動きのない状況が続くとなるとレンジ相場になりやすく、個人の方には目安となる数字がはっきり見える分仕掛けやすいとも言えるのではないでしょうか。ドル円であれば106-107.50、広く見ても105.50-108程度。ポンド円であれば207-211、ユーロ円であれば155-158といったところを目安にしたスタートを考えていきたいところですね。この両端の手前で試しにエントリーして様子を見てもいいかもしれません。
 ただし、レンジ相場の場合いったん一方向に抜けると一気に動いてしまうことがよくありますのでストップの設定を忘れないようにしましょう。また、その一方向に動いてしまう可能性のある指標の発表される時間帯も要注意。今週残りの中では今夜19:30の英国インフレ報告や明日14日19:00のユーロ圏GDPなど。利下げ懸念が高まっている欧州勢の数字には特に注目です。

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2008年02月12日

G7声明反応せず

 週末に東京で開かれたG7会合は大きなニュースもなく閉幕し、声明文も目新しいものはないままでした。何ら具体的な方針が示されなかったことでサブプライム問題解決に向けての協調という合意よりも、失望感の方が大きかったように思います。
 これを反映するかのように今日の日経平均は「続伸」ではあるものの4円高。ドル円も狭いレンジでの動きになっています。こういう動きの少ない展開になると、やはり後は指標頼み。
 先日ECBの理事会後に行われたトリシェ総裁の会見の中で、ユーロ圏の成長リスクが下向きとの認識が出されたことでユーロの利下げの可能性が俄かに高まっています。その判断材料のひとつが今日発表のZEW景況指数だったのですが、前回とほぼ変わらず-41.4ポイントでの発表となりました。しかし、ドイツ一国での数字は-39.5と若干良い数字での発表だっただけに、ユーロ圏全体に引きなおすと下向きなのではないかと読み取ることができる数字でもあります。明日以降その関連では明日13日にユーロ圏の12月鉱工業生産、14日にユーロ圏第4四半期のGDPが控えていて、これらの数字が芳しくなければ利下げ懸念の台頭からの売りも出てくるでしょうし、気が抜けないところです。やはり、上値は限定的で下げやすい展開に今週も変わりはないのではないでしょうか。

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2008年02月09日

次期日銀総裁ほぼ内定

 来月19日の任期切れを控え次期日銀総裁の人事が固まってきました。現在のところ元財務次官で現副総裁の武藤氏を総裁に充てる方向で最終調整に入ったと伝えられています。不安定な相場動向の中で経験豊富な武藤氏を、という人選で今月半ばにも最終決定となる予定です。元財務完了を登用や重用することに対しては旧態依然だとの批判がありますが、頭が昔のままなのは経産省事務次官の「デイトレーダーはバカで無責任」という発言。これにはそのまま熨斗をつけてお返ししたい。天下り批判や官僚の不祥事が連日報道される中でこれでは、意識も次元も低すぎる。
 少し話が反れましたが、現福井総裁任期切れ前の最後の大仕事、G7が今週末に開催されます。サブプライム問題に関してというのがまず第一義でしょうが、今年夏の洞爺湖サミットのプレ会合といった意味合いもあります。ただ、G7共同声明の草案は既に出来上がっているようですのでこの会議にどれ程の重要性があるのかには疑問符が付きますが…。
 
 ここで業務連絡というかお取引に関して。
G7は週末に開催される関係上、週末のクローズレートと週明けのオープンレートに少なくない差(乖離)が生じることがままあります。プラスに作用すれば問題ないのですが、逆の場合予期せぬマージンカットやその際にスリッページが発生することもありますので注意が必要です。
フィリップファイナンシャルスホームページ・FAQ

結局ダウは反落、0時に発表になった12月の卸売り在庫が1.1%と増加したことで米での消費の冷え込みを再確認する結果となりました。11日は日本では建国記念の日で休日ですが、世界的にはもちろんそういうことはなく、流動性が低い中でのG7声明となります。
「閑散に売りなし」という格言がありますが、果たして。

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2008年02月08日

コンセンサス通り

 注目された欧州での金利発表はBOEが5.25%から5.00%へと0.25%の引き下げ、ECBが4.00%のままでの据え置きと事前の予想通りのものとなりました。しかし、そう予想通りではあったものの値動きに関しては大きく反応。発表直後にユーロ円155割れやポンド円206前半へと下げる場面が見られたものの、そこで動きが鈍化し再度レンジ内での動きに戻っています。しかし、そのポンドやユーロが戻る動きに便乗して107中盤まで上伸したドル円、ちゃっかりしたものです。
 これから週末にかけては特に指標もなく株価頼み…といきたいところですが忘れてはいけないの今週末に東京で開催されるG7。フィリップファイナンシャルスのHPにも載せているように声明や談話の内容によっては今週末のクローズレートと翌週明けのオープンレートとの間に大幅な乖離(ギャップ)が発生する場合もあり、注意が必要(具体例はこちら)です。

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2008年02月07日

G7東京開催

 今夜の注目の指標はやはりBOEとECBの政策金利発表。21:00発表のBOEが0.25%の利下げ予想、ECBが21:45で据え置き4.00%のままの予想となっています。
 その直後に行われる予定のトリシェECB総裁の会見もここのところの消費者物価の高まりと失業率などの各指標の悪化でどういったスタンスのものになるのか拝聴したいところですが、市場の大方の予想が今回は据え置きということもあり会見の内容もそれに準じた中庸なものになっていくのではないでしょうか。
 値動き自体での注目はやはりそのユーロ円とポンド円。金利目当ての「円キャリー」という言葉を紙上で見つけるのが難しくなってきたとはいえ、やはり高金利通貨。今の動きの中で利下げの分を織り込んできているものの、利下げ発表となった場合の直後には弱含む可能性が高く、ユーロ円155とポンド円205が意識されてきます。仮にこれを下回るとユーロ円150ポンド円200というものが控えていますが、ユーロ円150の突破はあってもポンド円のサポートはさすがに強い。また買いに対する安心感も出てくるでしょうから、様子を見てそろそろロングでのエントリーも考えてみるかな、といったところですね。
 しかし、たとえ買ったとしても週をまたいでというのは特に今週は避けたいところ。東京でG7の特別会合が開かれる予定です。既にそのその後発表される予定の声明の草案ができているそうなので、会合と言っても形式的なものになるんでしょうけども、そこはやはりG7。各中央銀行の総裁と財務相が出席のものですので、意味合いが違います。それに加えて週明けは日本では休場ということで流動性の低下から思わぬ値動きになることがありますのでご注意ください。

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2008年02月06日

ISM指数発表・・・やはり下落。

 昨夜発表になった1月のISM非製造業景況指数は予想を大きく下回る41.9での発表になりました。 景気判断の好悪の基準50を割り込んだということで、懸念されている米景気のリセッション懸念を増補する結果となりました。この非製造業景況指数が50以下での発表になったのは2003年3月以来で5年振り。これと同程度のデータを探すと、米ISMの過去のデータでは97年7月のものまでさかのぼることができるのですが(xlsデータ)今回は過去2番目に低い数字での発表。これより悪い数字となるとあの同時多発テロ事件直後の2001年10月の40.5というものがあるのですが、今回はそれにも拮抗した形です。
 この発表を受けてNYダウが一時300ドル超の下落、またドルへのリスク回避の動きから円が買われクロス円が下落しています。昨夜のユーロ圏小売売上高で弱含んだ欧州勢もこれを受けてさらに軟化、前出のISM指数発表後まで下落を続けた結果ポンド円・ユーロ円ともに短時間で200ポイント超の下げになりました。
 これから明日にかけては米大統領選の「メガチューズデー」の結果も次第に分かり、明日7日にはECBとBOEの金利発表を控えているということで、いつも以上にジリジリした展開が続くでしょう。全体的に上値が重いことには変わりありませんから、ロングのエントリーには特に注意が必要です。

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2008年02月05日

メガチューズデー?スーパーチューズデー?

 いよいよ日本時間の今夜「メガチューズデー」に突入します。毎日のように候補者の支持を表明する著名人が入れ代わり立ち代わり出現し、報道で取り上げられない日はない程にもなっていてその注目度も日に日に増すばかり。現在のところ、民主党と共和党の二大政党対決という構図よりも民主党の本選候補者が誰になるかが焦点のような報道に終始し、しかもそれがこれまでの人気も予備選の結果も拮抗しているというのだから今回の予備選の集中開催が注目されないはずがありません。
 しかし、報道を見ているとその呼称が報道各社によって「メガ~」とするところがあれば「スーパー~」とするところがあったりとまちまち。アメリカ本国では「スーパー~」が古くからある呼び名で、今年は例年以上に予備選が集中していてその重要さを強調するために新しく「メガ~」を採用して差別化を図っているところもあるのだとか。
 日本の新聞では経済紙を除く全国紙4紙の内「メガ~」を採用しているのは読売・産経の2紙。朝日・毎日は「スーパー~」を採用しています。テレビ報道では「メガ~」を採用しているのは日本テレビのみで、他の在京キー局は「スーパー~」を採用しています。報道している中身としてはそう変わらないと思うのですが、新聞の使い分けのうち比較的保守的とされる論調の新聞では「メガ~」を、リベラルとされる論調の新聞では「スーパー~」を使っているという、理由はどうあれある種の「ねじれ」のようなものがあるのが興味深いところ。過去にはそれまで出遅れていた候補がこのスーパーチューズデーで逆転し、余勢を駆ってそのまま本選で当選したこともあり、どちらで呼ぶにしろ特別な日であることには変わりはありません。
 過去に例のない選挙戦になっているということで個人的には「メガチューズデー」に1票といったところです。

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2008年02月04日

今週の注目指標

 今週の注目はやはり7日に予定されているECBとBOEの金利発表。FRBが急激な利下げで積極的な姿勢を見せても回復しない株価、少しづつ上がる消費者物価、高止まりを続ける原油などの商品価格と利上げどころか維持だったとしても批判が出るような状況ですから、難しい選択を迫られそうです。
 あとは米時間明日の「メガチューズデー」。誰が名づけたか定かではないですが、もし米メディアならば昨年からの日本での「メガ」商品ブームを知っていたもでしょうか?今日の報道では歌手のスティービーワンダーさんがオバマ候補の支持を表明したのだとか。今回は予備選が行われる州の数もさることながら代表田とされる州が含まれることが大きい。しかし、その報道を見ていると共和党対民主党というものではなく、オバマ氏対ヒラリー氏という構図での報道のものが大きいから面白い。「事実上の一騎打ち」と言われてはいますが…ここまであからさまな調子での報道とういのも今までなかったことなのではないでしょうか。

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2008年02月01日

CPIとインフレターゲット

 昨日早朝のFOMC終了後に乱高下はあったものの再度レンジ内での動きとなっています。そんな中で昨夜発表のユーロ圏の消費者物価指数は前年比+3.2%と統計開始以来最高の上昇率となりました。消費者物価指数の上昇ということでインフレ率の高まりとイコールではないにしろインフレリスクが拡大しているということを少なからず示していると言っていいでしょう。
 その物価上昇率に関してECBではインフレターゲットを明確に設定しているわけではありませんが、「2%以下で2%近く」という目標を設定しています。BOEが「2%±1%」としているのとは対照的で、EUが一般的に陽気とされるラテン系の気質を引く国が多数含まれているせいなのか、などという考えが頭をよぎってしまいました。他の中央銀行との比較で言えばFRBのバーナンキ議長はインフレターゲット論者として有名で、今のところFRBで導入されてはいないものの近い将来導入されるのではないかと言われています。
 そのインフレターゲットを導入していない中央銀行の政策として注目されるのはやはり政策金利。今回の消費者物価指数の高まりがここのところ4.00%で据え置いてきているECBの金利政策にどう影響されるのか、注目されます。

 初めにも書きましたが乱高下のあとのレンジで今は行ったり来たり。あとは今夜の指標でどういった結果が出るかで変わってくるでしょう。注目は何と言ってもアメリカの雇用統計。非農業部門の雇用者数変化は前回1.8万人と予想外の結果で大きな動きとなりましたが、今回はどうなるか。一昨日のADP雇用統計の結果が好調でこの指標も予想では前回を上回る6万人とも7万人とも言われており、この前回の数字と今回の市場予想との乖離が判断材料になりそうです。

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