2008年03月31日

ガソリン実質値下げ決定的

 先日からの懸案になっていた租税特別措置法の期限切れ問題で、揮発油税(ガソリン税)の暫定税率をのぞいた部分の特別措置を5月末まで2ヶ月延長するつなぎ法案が与野党の賛成多数で衆院通過し午後にも参院で可決・成立の予定となっている。結果としてガソリンに関する暫定税率は4月から失効し、ガソリン価格は1リットル当たり約25円下がる予定だ。
 と言うもののこの時間になっても参院で審議入りすらされておらず、ガソリンの実質値下げは決定的と言っていい状況になってきている。
 これでガソリン税以上に対外的な影響が懸念されていた海外資金のオフショア市場の預金利子への非課税措置だけではなく、土地取引の所有権移転登記にかかる登録税の軽減は継続となり経済全体に与える影響は少なくなったと言える。にもかかわらず株価は先週末比で300円以上の下落を見せ、年度末での調整売りだけではなく力のない政府ひいては日本への失望売りと見ることは穿ちすぎではないだろう。
 午前中にいったんクロス円の上昇・いわゆる円安に傾きかけたが、やはり上値は限定され反転しクロス円の下落という流れになってきている。日本が買われての文字通りの円高なら歓迎できるのだが、そういった正常な評価での円高ではないのが今の為替。今夜は時間順にユーロ・イギリス・アメリカと各消費者信頼感指数の発表が予定されており、弱い数字であればもう一段の安値もあるだけに注意が必要だ。
 
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2008年03月28日

上値は重い

 今日に入ってポンドの上値がさらに重くなっている。
 クロス円・ドル円が上昇する時にその尻馬に乗ることは乗るのだが、ポンド円200.50を超えることができず押し戻されて200をあっさり割り込み199後半での動きに終始している。
 一昨日26日のBOEキング総裁の議会証言で、「ポンド安は輸出に寄与」や利下げ方向を示唆するような発言があったことで、来月10日発表での追加利下げ観測が高まっていることが重しになっている一因だ。本日発表のGDPも芳しくなかったことがこれに拍車をかけている。
 ドル円も同様で101円の壁どころか100.40すらも達成できていない。EUR/USDでは相対的に上昇してはいるものの1.6が意識されだしてきており、仮に1.6を超えると達成感も出てくることからこの辺りから高値警戒感が出始めて上値を重くしている原因になっているだろう。
 ドル円は買いを控えながら99-101のレンジで動くことを意識し、現実的にはストップを101円の少し上に置いてのショートに分がありそうだ。ユーロは全体的に堅調な動きだが、さらに上伸するには今月半ばのような商品市況特に金の値上がりでの追い風がなければ難しい。

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2008年03月27日

太陽風に変化の兆し

 地下鉄の駅などで無料配布されているフリーペーパー「R25」の今月初めの発行のものに「先日太陽が新たな活動期に」「前回の活動期には人工衛星が観測不能に」という記事があった。活動期には時期嵐が起こり電子機器に影響を与える可能性も、という恐怖感を煽るような内容になっているが、注目したいのはやはり太陽が活動期に入ったということ。
 先月末から今月にかけての太陽風の変化ではとみに大きな変化が見られ、昨年末までは活発になっても600km/s程度だったものが700km/s以上にまで強くなっていた。
 先月初めの前々回の周期変化ではEUR/JPYとEUR/USDにトレンド変化が起こり、前回の周期ではUSD/JPYとGBP/JPYに大きな変化が起こっている。USD/JPYとGBP/JPYではその時の下落を始めたところが今でも抵抗線になって上値を重くしているなど、今月初めの変化での影響は少なくなかった。
 そして今回。昨夜570km/sだったものが今朝には600km/sと急成長、折りしも日本ではガソリン税やオフショア取引非課税延長問題で採決期限が3/31だったり来週の今日4/3にはグリーンスパンFRB議長の議会証言が予定されているなど年度末や期末をまたいでもゆっくりさせてくれそうにはない。
 太陽風を追い風に今夜からドル円やクロス円が下落に向かうのか、来週にかけての注目だ。

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2008年03月26日

調整完了?

 週明けから数回挑戦してはね返されていたドル円99.60が夕方6時半過ぎに割れ、ドル円を中心としたクロス円に売りが集中し次は99円割れがターゲットになっている。
 18時発表のIFO景気動向は市場予想を上回ったものの、その後にECBトリシェ総裁が欧州議会で証言し「高インフレ局面は予想以上に長期化する見通し」や「短期的には、食品・エネルギー価格による強いインフレ圧力がある」としたことでインフレ警戒姿勢からユーロ高局面へ。今夜は米耐久財受注や新築住宅の販売件数の発表が予定されており、昨日のようにネガティブなニュースには即座に反応することが考えられますので、やはり買いは自重し売り場を探すという大筋の流れには変わりはなさそうだ。

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2008年03月25日

Cut losses and let profit run

 昨日の米中古住宅販売の予想に反しての前月比プラスでドル円が99-100から100-101へと上伸してはいるが、上値が101で押さえられておりあいかわらず安定感に欠ける動きになっている。今週末にかけて特に大きな指標も予定されておらず、月末や四半期末年度末と様々な〆を迎えることも積極的な売買よりもポジション調整の動きに拍車をかけているのだろう。
 そのいわゆるポジション調整に関して日本で古くから言われている格言に『見切り千両』というものがある。アメリカでも同じような意味の格言があるが「Cut losses and let profit run」-『損は落とせ、さらば利益は大ならん』とされ、日本の「損は小さいうちに解消し大損を防げ」という意味あいのものより少し前向きな気がしないでもない。
 さらに古典を引くと江戸時代の「八木虎之巻」には『仕掛けたる米にて損を惜しみ、無理にひいきを付け、辛抱するほど大損するものなり。毎度あることなり。必ず見切るべし。過(あやま)ちは改むるに憚(はばか)ることなかれ』とある。「毎度あることなり」という文句に少し慰められるが、今の状況を考えると当時の米相場を意味した「米」が現代ではそのまま「アメリカ」とも読み換えられなんとも意味深。しかもそれでいて読み換えても違和感があまりないのが不思議である。

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2008年03月24日

今夜の注目

 「アメリカがくしゃみをすると日本が風邪を引く」とはよく言ったものですが、アメリカが休みのときは日本も休み、と言った風な今日の日中でした。キリスト教の国ではほとんど休みでアメリカは先週末はダウも休場。その影響で日経平均は日中150円程度のレンジでしか動かず終わってみたら反発したものの約2.5円高。為替も売り場を探しつつポジション調整という動きに終始しています。
 しかし、ドル円で100円に乗せてからの上値の重さは否めないところ。明日以降特に大きなイベントも予定されていませんので、今週末の米英GDP発表に期待といったところでしょうか。ここのところ以前のような急激な減速傾向のあるような指標の出ていないアメリカですが、このGDPが2期連続でマイナスになるとリセッション入りと否応なく判断されてしまいます。それに今夜の中古住宅販売件数発表が今の金融不安の震源地である住宅関係のものであるため、事前予想通りの7ヶ月連続の減少となればインパクトは少なくなく影響は避けられず、ドルが底値を打ったと言えない今は全体的にまだ戻り売り方針で見て行きたいところです。

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2008年03月22日

政治不安=金融不安になりかねない来週

 先週から日銀総裁任命問題で力のなさを露呈している政府ですが、ここに来て再度ダメ押しのように言われているのがガソリン税問題。盛んに報道されているように今月末で期限切れとなる法律を改正し延長または恒久化しようというのが政府与党の狙いです。
 しかし、そのガソリン税の使途が道路特定財源に限定されているのが第一の障害。ここのところその使途が限定されているはずの道路特定財源が全く無関係なものに使われていたりいわゆる裏金になっていたりということが明るみに出てきていて、国民の声の代表者を標榜する民主党としては普段以上に黙っちゃいられない。「何に使われるかわからない税金なんて続けられるわけがない」という訳です。また、もう一つの障害が原油価格の高止まり。スタンド価格で1リットルあたり150円という値段の中には現状53.8円のガソリン税が含まれています。この分を減らせばガソリン価格も下がるし国民にも喜ばれる、とまたもや国民の声を代弁しにかかります。
 今回3月31日に期限切れを迎えるのはガソリン税そのものの法律ではなく「租税特別措置法」で昭和32年に成立し更新され続けてきて今に至ります。ガソリン税に関しては昭和54年に追加成立。そもそもガソリン税とは?法律的に「ガソリン税」なるものはありません。実態は「揮発油税」と「地方道路税」の合計で便宜的にガソリン税と呼ばれています。税額は揮発油税が1リットルあたり24.3円、地方道路税が同じく4.4円。これが「租税特別措置法」によりそれぞれ48.6円と5.2円になっており、その差額は1リットル当たり25.1円。スタンドで実際に購入するときは二重課税で消費税も加算されるので26.4円が差額になります。今回これがなくなるかどうかが争点ですが、仮に実現したとしてもこの差額分(ガソリンの実質的な値下げ)が期限付きのものになりそうです。
 というのが、現在の国会で衆参のねじれが言われてはいるものの衆議院の議決が優先するという原則とともに憲法59条にある「法案の提出から60日を経過して議決されなかった場合には否決したとみなされる」という『みなし否決』の規定。現在参議院に政府与党が提出したガソリン税に関する法案「暫定税率維持を含む歳入関連法案」が可決されなければガソリン税の増額分は撤廃されるのですが、これが可決されずに60日後「みなし否決」となり参院から衆院へ送られて可決するとガソリン税が復活するという仕組み。
 システム的にはそうなってはいるものの素直に事が運ぶはずもありませんが、遅くとも5月か6月にガソリン税の復活でガソリン税の値上げとなります。
 しかし税収が減るのは痛い。
 そこで与党が打って出たのがガソリン税の一般財源化案。何に使っているか分からないって批判されるんなら何にでも使えるようにしちゃえ、というわけです。これに待ったを掛けたのが全国の都道府県知事。租税特別措置法の期限切れでの実質減税(地方道路税で1リットルあたり0.8円)ならともかく一般財源になると道路整備が立ち行かなくなるからそんなの止めてくれ、と。確かに一理ある。地方道路税は地方税ではなく国税として国に治められているものですが、「地方道路譲与税」としてそれぞれの都道府県へ税収の全額が配分されている実質的な地方税(それならば地方税にしてしまえないいのではないかということは今回は横に置いておきましょう)。そうなると国民の声に耳を傾けているという立場の政府としては二の足を踏むところ。そこで目を付けたのが民主党が提出している暫定税率に関する対案の存在。この法案は正確には「道路特定財源制度改革関連3法案」というもので、暫定税率維持のガソリン税に関する部分のみを削除し他の暫定税率の維持(オフショア市場に関する利子非課税措置法案等は存続)するというもの。ことオフショア市場に関する利子非課税に関してはこれがなくなると日本市場から海外資金が一気に流出することに直結し、ガソリン税を含む暫定税率維持とガソリン税を含まない暫定税率維持法案では趣が大きく異なってきます。政府としてはその資金流出を防ぐためにこの民主案を飲むしかないのですが、この可決=政府案の否決として衆院で再可決しまおうというのがその狙いで本末転倒とはまさにこのこと。
 民主党ももし政府がそのような手段に出た場合には問責決議案の提出を、とクギを刺しており、内閣法制局も法解釈としては対案の可決=政府与党案の否決とは認められないとしています。某教師の組合総会のホテル使用に関して裁判の判決を無視して会場を貸さなかったというホテルがありましたが、今度は政府与党がそれをやろうとしているとは。ガソリン税に関してだけではなくオフショアへの利子非課税まで撤廃となると経済的に大きな混乱が生じるというのに。一国の首相として威厳あふれる態度を示して欲しいところですが、渦中の人はこれを書いているところから100mも離れていないところで眠れぬ夜を過ごしているのでしょうか…?いや、高鼾が聞こえてきそうではありますが。

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2008年03月21日

NY金再度下落

 昨日に引き続き商品市況特に金価格の下落が進みユーロも一段安、一時ユーロ/ドルで1.53台やユーロ/円で151台を付ける動きとなりました。欧州株が軒並み下落したところでダウが200ドル強上昇したというのも相対的にドル買いを誘発。日本の祝日明けの今夜からは欧米でイースターでの休暇に入りますので商品市況の急反発というのはあまり期待できず、来週もこの流れが続くでしょうからやはりドル/円で99円の半ば以降のレベルでは101程度にストップを置いてのショートに分があると考えます。
 欧州株が下落しているにもかかわらずダウが上昇という局面にあってもドル買い意欲に乏しく、100円に乗せてから上値がどうしても重くなります。また、ダウの上昇で信用不安が一部解消されたよう見られがちですが、米債券市場の短期債3ヶ月物でブラックマンデー以来最大の下げ幅を記録しており目先の金融不安が解消されてはいません。
 本日は欧米で先ほどのイースターでの休暇ということで指標の発表はありませんが、来週の木曜には米経済のリセッション入りのひとつの判断基準にもなり得るGDPの発表が予定されています。はたして金融不安解消とまではいかないまでも軽減のきっかけになるのでしょうか。注目です。

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2008年03月20日

NY金先物と比例と反比例

 懸案の日銀総裁は候補として具体的な名前が上がるもののどれも否決されたり名前が漏れ伝わった時点で野党が難色を示したりと、結局決まらないまま任期切れとなりました。一国の中央銀行のトップが空席になると同時に福田首相のリーダーシップの無さを海外に示すことになり、円が売られるかと思いきやどのクロス円も上値は限定的。それどころかEUR/USDやGBP/USDの下落につられていわゆる円高傾向となっています。
 今週月曜の急落はFRB緊急利下げが引き金を引いた格好でしたが昨夜の動きの主役はユーロ、特にその月曜日に史上最高値をつけたEUR/USD。チャートで見て相関して動いている気配のあるNY金の暴落も一因。ユーロ発行の際にその後ろ盾として金を大量に準備したといわれており、金の価格が上がるとユーロも上昇しやすくなっています。

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2008年03月19日

75bpは予想以下?予想通り?

 欧州時間からNY時間に移行し証券大手の予想以上の好決算でFOMCでの金利発表前から上げていたダウ平均ですが、結局は前日比420ドル高で引けました。0.75%引き下げとほぼ予想通りだった米政策金利も結果的には好感された格好で、ドル円やクロス円の戻しが出てきています。そのドル円の上昇で相対的に下落しているEUR/USDとGBP/USDですが、EUR/USDは1.59の史上最高値を付けた後だけに下げる勢いも強い。ドル円の100円乗せかEUR/USD単独でも1.56を割れてくるともう一段の安値というのもあり得るだけにこれまで買い一辺倒だったEUR/USDもひと段落といったところでしょうか。
 また、ここのところ史上最高値を更新し続けていた金価格がNY先物で下落に転じ20ドル以上の下げ幅となっていることもこのドルの買い戻しの一助となっています。ただ、それでも1ドル100円にしっかりと乗せてこないのが今のドルの弱さ。ダウがここまで反発した後の日経ですから1ドル100円回復は時間の問題かもしれませんが、それを維持できるような力を今のドルに期待するのは酷というもの。やはり101円程度にストップを置いてのドル円の売りにまだまだ分がありそうです。

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2008年03月18日

NYダウ平均一時前日比プラス

 結果的にFRBの0.25%の緊急利下げが引き金を引いた形となり12年ぶりの1ドル95円台となりました。現在は97円を挟んでの動きですが、まだまだ不安定。FOMCの発表を明日に控えて様子見といきたいところですが、クロスドル・クロス円はまだ下げやすいので買いはなるべく控え戻り売りで構えた方が良いでしょう。
 ドル円の次のターゲットはやはり大台の90。明日にかけてはいまの所のダウ平均が日経平均ほど下がらずになんとか下げ止まっている状況ではドル円も反発が予想されますが、今回の緊急措置と合わせて1.00%強の利下げが予想される中ではそれに引っ張られるクロス円全体の上げ幅も限定的になり金利発表でのもう一段の下落というのも十分あり得ます。
 それにしても今回の一連の動きで先日は5中銀(アメリカ・カナダ・イギリス・ユーロ・スイス)での協調措置が表明されたり今日になってFRBの追加利下げとBOEの資金供給が発表されたりと世界的にこの信用不安に歯止めを掛けようとしていますが、肝心の日本は変動が性急過ぎるという懸念表明ばかりで何も具体策が出てきません。日銀総裁を誰にするかで揉めているようですが、早く決めてくれないことには手の打ちようがなくなってしまいます。それとも今の状況ではたとえ打診したとしても引き受けようという候補がいないのかもしれませんが。

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2008年03月14日

ユーロ/ドル1.55はまだ安い?

ドル安が止まらない。対円で12年4ヶ月ぶりとなる99円台、ユーロ/ドルでは最高値を再度更新。NYダウが小幅ながらも反発したことや行き過ぎ感もあり多少戻してはいるが、大勢に変わりはなく、まだまだ買いは自重しドル売り姿勢維持で臨みたいところ。このトレンドを変えるには米経済の浮揚か大規模な協調介入でもない限りは難しいだろうが、次から次へとネガティブ要因やファンド破綻の噂だけでドルが売り込まれるようなアメリカと外貨準備高1兆円を抱える日本では動きたくてもそう簡単に動くことはできない。ドル円で90円台前半にならないと強調しての動きは期待できないだろう。
 そうなると傍観して自律反発を待つしかなく、その流れに逆らわず動くことが肝要になる。しかし、そんな中にあって好調な商品市況でもそろそろ一服感が出てきそうなのが今朝のニュース。金がNY市場で1000ドルを超えてきた。引けにかけて下げて終わっているが大崩れはしていない。
 昨秋以降の商品全般の高値はドルを売った資金が流れ込んでいるのがひとつの要因になっているが、この商品高での利益確定が起こった際に素直にドルには還流し辛いのが現状。そうなると次に目を向けられるのがユーロ。ドル安とユーロ高が平行して起こっているようだが、ユーロ/ドルでは連日のように最高値を更新し続けているようにドルが下げ止まってもユーロ高は収まらないかもしれない。

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2008年03月13日

金利一覧

各国政策金利金利一覧 2007年
青字は引き上げ
赤字は引き下げ
「↓」は据え置き
「-」は定例会合なし

  日銀 FRB BOE ECB RBNZ RBA BOC SNB
1月 0.50% 3.00% 5.50% 4.00% 8.25% 6.75% 4.00% 2.75%
2月 5.25% 7.00%
3月 2.25% 5.25% 7.25% 3.50%
4月 2.00% 5.00% 3.00%
5月 20日
6月 13日 25日 5日 5日 5日 4日 10日 19日
7月 15日 10日 3日 24日 2日 15日
8月 19日 5日 7日
9月 17日 16日 4日 4日 11日 3日 3日 18日
10月 7日・31日 29日 9日 2日 23日 8日 21日
11月 21日 6日 6日 5日
12月 19日 16日 4日 4日 4日 3日 9日 11日
5月8日現在

2008年03月12日

民主党への政権交代の可能性

 昨日は緊急利下げこそなかったものの米FRBが緊急の経済対策として2000億ドル流動性供給策を発表したことで一時103円半ばまで進むほどのドルが買われました。NYダウもこれを好感し上昇したことでさらにドル高が進んだ格好です。クロス円も同様に買われ全体的に下げ一服といった感があります。
 また、同時に世界5中銀共同での措置が講じられることも発表になりました。米、英、ユーロ、カナダ、スイスという5カ国の陣容ですが、日銀が入っていないのがなんとも寂しい。もともと相手にされていないのか、外貨準備高の高さから協調措置は難しいということで気を遣われたのか、前者であることは自明でしょうし、中央銀行の総裁がすんなり決まらない今の政局では能力不足以前の問題かもしれません。しかし、今回の傾いたドル買いがどの程度続くのでしょうか。問題の根本を叩かないことには盲腸患者に発熱しているからということで解熱剤をずっと投与しつづけているようなもので、何の解決にならないばかりか問題の先送りでことの悪化を招きかねません。
 次回FOMCまで一週間を切りましたが、どのくらいの利下げになるかはまだ不透明。しかしながら、以前までのタカ派てきな発言は影をひそめ、ハト派的な物言いにも感じられるFRBですから1.00%の利下げで次回以降の利下げに含みを持たせる格好になるのではないでしょうか。
 そしてその利下げでの景気対策が市場で認められてドル買いになった時には、今度は日本で景気後退への号砲が鳴ることになります。今の商品高で110円、120円と円安が進むと逆風がさらに強まり、株価への影響も生半可なものではありません。次期日銀総裁によほど手腕のある人物を起用しない限りコントロールするのは難しい。もしも民主党が総裁人事に反対している理由がそこにあるのなら政権政党になるのも近いとは思うのですが、今の子供が駄々をこねるようなイヤイヤ政策では厳しいでしょうね。

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2008年03月11日

緊急利下げの可能性

 今月18日のFOMCを前に前回のFOMC前に続いての緊急利下げがあるかどうか、まことしやかにに囁かれている。金利市場では1%にの利下げは織り込み済みとか1.25%の利下げがあるとかとさまざまな見方があるが、さすがに一度に1.25%もの引き下げは大きすぎるため、段階的に引き下げるのではないかということで緊急利下げを想起させるひとつの要因になっているようだ。
 前回1月22日の緊急利下げは定例会合の8日前で、今回は既にその日数は経過し今夜で7日前ということになっている。さすがに今夜FOMCの緊急召集がなければ今回の緊急利下げはなくなったと見てもいいだろうが、いつ1ドル100円を割れるかという今はまだ予断を許せるような状況ではない。それとも90円割れるかどうかという時の切り札のために緊急利下げを取っておくつもりなのだろうか。このまま対策をなにも取らないということであれば傍観している日本と同じになってしまう。市場の混乱の際に「強いドルが望ましい」と毎度の決まり文句のように発言する高官もいささかトーンダウンしているような感があるが、日本の首相の発言よりは何倍もマシであろう。昨日の報道にあったのだが、現在の経済の状況を尋ねられ「私は株とか為替とかの専門家じゃありませんから、相場のことは専門家に聞いてください」と言い放っていた。今の為替が「円高」だとでも思っているのだろうか。世界でもっとも流通している通貨が安くなっているというのに、あのくらい無関心でないと一国の首相は務まらないということなのかもしれない。
 実際のレートに目を向けると先週まで好調に上げていたユーロドルが一服というより停滞気味ではあるが、クロス関係ではまだロングに意識を置きながらのいわゆる押し目買い。ドル円の101円割れ、というより100円割れはいつか、Xデーは近そうである。

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2008年03月10日

次回FOMCに向けて

 先週の金曜日に発表になったアメリカの2月の非農業部門雇用者数変化-雇用統計は予想に反し大きなマイナスとなり、政府とFRB主導での景気対策への効果に大きな疑問符が付く結果となった。発表値の前月比マイナス63000人は2003年3月以来約5年ぶりの大幅減。また2ヶ月連続のマイナスは同年の5月・6月以来となります。
 これを受けてドル円は8年ぶりの安値となる101円前半をつけ、一時101.38まで下落しました。直後に値を戻し103.23まで急伸したものの、やはりドル安基調そのものは変わらず102円前半の狭い中での動きになっています。来週予定されているFOMC次第ではもう一段のドル安、ドル円100割れをはさんでの動きになるでしょうが、どの程度の利下げが行われるか憶測が憶測を読んでいる今の状況ではどうにも動きにくく、ドルの戻り売り方針で臨まざるを得ないでしょう。
 昨年来言われている米経済のリセッションですが、アメリカではGDPの前期比の伸びを見て2四半期連続でマイナス成長になればリセッション入りという基準があります。前回はサブプライム問題がありながら0.6%の伸びと低迷ながらも健闘したと言えるでしょうが、さすがに今期(1月-3月期)はそうもいかず、マイナス成長も予想されるだけに次の四半期は正念場。そこで浮揚とはいかないまでもマイナス成長にさせないためにも今月の施策が鍵となってきます。そう考えると来週のFOMCでは1%どころか1.25%という数字も見えてくるように思いますが、果たしてどうなりますか。

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2008年03月06日

トリシェ総裁発言に注目

 今夜はBOEとECBの金利発表が控えている。市場予想では両行とも据え置きとのことだがECBはまだしもBOEはどうか。雇用関係の指標が弱く、EUR/GBPで0.76の後半で推移するなど対ユーロでポンドが安値を更新している。前回0.25%引き下げた直後なだけに再度の利下げには動きにくいところではあるが、今月の米FOMCで利下げがほぼ確実と見られていることもあり、どちらにも可能性がある以上は引き下げられる可能性があると見てのぞむべきであろう。また、実際に引き下げとなるとキャリートレード解消の動きが再燃する可能性もあり、これが上値を重くしている一因になっている。
 前回の金利発表後のECBトリシェ総裁の会見では「為替の荒々しい動きは歓迎しない」と表明したことでユーロルが1.49台から1.45台へと急落。現在同じユーロドルで最高値を更新し続けているだけにどういった表現になるのか注目が集まる。BOEが21:00ECBが21:45に金利発表、トリシェ総裁の会見が22:30にそれぞれ予定されているので、この時間帯には特に注意したい。
 
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2008年03月05日

アメリカの医療保険事情

 スーパーチューズデー2ndと言われた4日をこなしひと段落した感はあるが、ヒラリー候補とオバマ候補の党代表争いはますます混沌としてきている。やはり、4月の予備選待ちどころか8月の党大会待ちとなるのかもしれない。
 しかし、この両候補の政策の報道を通して驚いたのが医療保険問題。現在アメリカでは公的な医療保険がなく、診療を受ける際には非常に大きな金額を請求されているという。おおよその目安としてだが、風邪程度の診察で約8000円、1泊入院で約26万円、盲腸の手術で約80万円というのが相場とのことだ。上記は保険適用外の値段ということで国民のほとんどが民間の医療保険に加入している現状ではイレギュラーなケースと言えるが、その民間医療保険の保険料の高さがすくなからず障害にとなっている。
 これに医療保険が適用されるようになると負担は一気に軽減されるだろうし支持率が上がらないわけはないが、問題はその財源をどうするか、というもの。そこに目を付けたのがオバマ候補で、一定の年齢には医療保険を適用外とすることで全国民に医療保険を適用するとしたヒラリー候補の政策に異を唱えている。
 国民皆保険か財源を気にしての一部保険か両者の言い分はどちらも頷けるところはあるが、保険に関して確実に言えることは日本人は幸せだ、ということではないだろうか。

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2008年03月04日

BOC金利発表

 この後23:00にカナダ中銀の金利発表が予定されています。前回は0.25%引き下げというものでしたたが、隣国アメリカとは地理的にはもちろん経済的に結びつきが強くそのアメリカの景気減速による影響や昨日発表のあったGDPの弱さから0.5%の利下げが有力と見られます。
 ※フィリップファイナンシャルスでは各指標発表時にその結果をメールで配信しています。ぜひご活用ください。・・・ご登録はこちらからhttp://mini.mag2.com/pc/m/M0040452.html
 金利発表のあとの声明文次第では次回以降の追加利下げにも含みをもたせるようなことになるでしょうし、発表直後の動きが収まっても気が抜けません。また、明日は米雇用統計、明後日はBOEとECBの金利発表と重要な指標が控えていて、やはりロングは自重したいところ。EUR/USDで1.51の中盤あたりまで一旦下がるようなことがあれば考えてみてもいいかもしれませんが。

 確定申告の提出期限まで残り2週間を切りました。準備はお早めに!
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2008年03月03日

カナダ月次GDPマイナス発表

 日本時間の午後10時半に発表になったカナダのGDP、対前年同期では辛うじてプラスを維持したものの、対前月ではマイナスとなりカナダドルが一時急落しました。このあと午後12時にはアメリカのISM製造業景況指数が発表されます。50という数字が景気拡大と後退の分岐とされていますが、事前予想の平均はそれを下回る49ということで多少良い数字であってもやはり好材料とは見られにくいのではないでしょうか。
 日経平均の大幅下落を受けて始まった欧州の株式市場も軒並み下落、NYダウ平均も同様に下落して始まっています。また、そのことでユーロドルが再度の高値更新。今夜のダウの動き次第では更に上昇する可能性もあるでしょう。
 ドル円の下落がやはり顕著で、ここまでの動きとなると意識されるのは2005年の1月に付けた101.70前後の安値。その近辺まではドル円のロングというのは避けたほうがいいように思います。波乱のスタートとなった3月、雪解けはまだまだ遠いようですね。

 確定申告の提出期限まであと2週間。
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