2008年04月30日

FOMC政策金利発表いよいよ

 今週というよりも今月の最大の関心事、FRBの政策金利を決定するFOMC政策金利決定会合が日本時間今日未明に始まりました。近頃発表される経済指標は景気後退より緩やかなものになり景気減速といった程度になってきていますが金融不安が払拭されたわけではなく、FRB理事が「金利引下げの余地はまだある」といった発言をするなど今回での金利引下げ打ち止めとはなかなかできないところでしょう。FRBの選択肢は0.25%利下げ6割0.5%利下げ1割据え置き3割といったところと考えますが、これまでの経緯と現在の状況では0.25%の引き下げが妥当なところではないでしょうか。
 ここでFOMCの概要を整理してみましょう。FRB・米連邦準備制度理事会の金融政策決定会合(正確には連邦公開市場委員会・Federal Open Market Comittee)のことで、委員は委員会の議長を務めるFRB議長を含むFRB理事7人と副議長を務めるNY連銀総裁を含めた各地区の連邦準備銀行総裁5人の計12人で構成され、NY地区連銀以外の地区連銀委員4人は各地区持ち回りでの選出です。選出されなかった地区連銀総裁も委員会に出席はしますが、議決権はありません。また、多数決が前回8対2で決定、前々回は9対1で決定となっていることから、推量ですが議長・副議長は多数決には参加せず票が割れたときの仲裁をするような形になっているのではないでしょうか。そうなると結果的に議決は議長を除くFRB理事6人と副議長のNY連銀総裁を除く地区連銀総裁4人の計10人で行われていることになります。
 ここのところの堅調な指標で景気後退の懸念が薄れてきている今、焦点はインフレ懸念。なかでも商品市況の高騰で多くの地区連銀総裁がインフレ警戒にコメントを行っています。
4月中旬から公の場で出されたコメントを見てみると、
・ダラス連銀フィッシャー総裁「利下げよりも流動性対策を」
・サンフランシスコ連銀イエレン総裁「上半期の成長は見込めず。インフレ率は数年で低下するだろう」
・ボストン連銀ローゼングレン総裁「市場の混乱は依然として収縮していない」
・ミネアポリス連銀スターン総裁「成長抑制は2-3四半期で終わるだろう。低金利は高リスク投資を促進しモラルハザードを引き起こす恐れがある」
・ダラス連銀フィッシャー総裁「インフレ抑制が手遅れになるリスクがある」
・リッチモンド連銀ラッカー総裁「現在のインフレリスクは非常に高水準であり(私見だが)経済の緩みがインフレ低下を待つのは不快である」
フィラデルフィア連銀ブロッサー総裁「金利は既に十分に低水準にある。利下げ措置は経済に万能ではない」
 警戒を強めていたり、どちらかというと楽観的な見方があったり様々ですが、インフレ懸念と利下げよりも別の金融政策での金融支援を望む声が多いようです。
 懸念される商品高に目を向けると現在の金価格は3月末時点とほぼ同じ値段ですが、WTI原油は3月末の1バレル100ドル前後から一時119ドルを記録したあと下落したものの現在は115ドル前後となっています。他の商品価格も依然として高水準にあり、インフレ警戒と言われる際の槍玉にあげられている感さえあるほどです。

 他方、考慮に入れるべきなのは来月のFOMC定例会合の開催予定がなく、次回は約2ヶ月後の6月24・25日という点。まだまだ経済の下振れリスクがあることを考えると将来のことを考えての利下げということも考えておかなければなりません。総合すると025%のFF金利引下げに落ち着くのではないでしょうか。あとは発表後のコメントで利下げ打ち止めにどれだけ言及した発表がなされるかに注目です。
 ただ、トレードをされる方にとっては発表後どうこうよりも発表前にポジションをなるべく少なくしておくというのがリスク回避になるかと思います。


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2008年04月29日

注目、ポンド円

GBPJPY0429.GIF
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日本では昭和の日での祝日、海外ではFOMCを控えての様子見と動意薄の展開が続いている中にあって、ポジション解消の動きからかクロス円がわずかながら軟調気味です。しかし、その中では健闘しているのがポンド円。ここのところのレンジの上限付近でもある207.50を挟んで下がりもせず上がりもせず。チャート上今年の50%ライン208.60への2度目のトライで達成できなかった失速感があまりありません。動きが少ない中ですので通常通りの動きとはいかないだけかもしれませんが・・・。
 それにしても今年の高低でこうフィボナッチを当ててみると完全に正確ではないものの抵抗線やサポート、返しになっているように見えます。また、チャートのロウソクの形だけ見ると前回ドル円の掲載チャートと似た持ち合い。ドル円は結局このチャート掲載後103.00を突破し一気の上昇となりました。ポンド円もそうなるのでしょうか?
 それだけではなく、昨日から全体的に非常に狭いレンジでの動きとなっています。市場のストレス・エネルギーが蓄積され、いったん方向感が出てくると一気に動いてしまうことがよくあるので気をつけたいところです。

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2008年04月28日

今週は指標の週

 先週末から米利下げの打ち止め論が徐々に勢いを増し、利下げ幅論議どころか据え置き論まで浮上してきており非常に混沌としてきている。3月から4月にかけてのドルがそうであったように全通貨的にネガティブな指標に素直に反応しやすくなっている中にありながら、日本では最大11日の大型連休の最中と流動性が低くなり指標に目が行きやすくなっているということも一因と言えよう。
 しかしながら先日からアメリカの指標の一部が思ったほど悪くはないものが相次いでおり、景気の減速感が減速しているように感じられる面も確かにある。現状は欧州系の通貨に対しての相対的なドル買いの流れと言えるだろうが、今週の指標次第ではドルそのものの買いへと意味合いが変わってくる可能性もあり、それを睨んでの様子見局面と言えるだろう。
 ポジションを持っていてもいなくてもドル円103-104、ユーロドル1.5550-1.5650、ポンドドル1.9800-1.9900と狭いレンジでの動きということと指標発表の予定は頭に入れておきたい。
 中でも重要なのは今週後半。30日の21:30米GDP、明けて1日午前3:15のFOMC政策金利、23:00のISM指数、2日21:30の雇用統計(時間はすべて日本時間)と連続して重要な指標が並んでいる。
 それだけではなく、今日15:10予定のドイツGFK消費者信頼感調査も見逃せない。先週木曜のIFO景気動向でユーロやポンドの売りが一気に噴出したように、多少ネガティブな発表で突発的な売りの流れができてしまうこともあり、ストップ設定には細心の注意を払いたいところである。

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2008年04月25日

ミシガン大消費者信頼感指数発表速報

 予定より少し早い発表となりました。
 ミシガン大消費者信頼感指数 Apr 62.6(予想値63.2) 前回発表値63.2
 ユーロドルが巻き返してきていますがこれが一時的なものになるのか、それとも再度の上昇局面へとなるのか。週末ですし行方を見守るのも一興です。


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NYダウオープン

 日経平均が+322.60の13862.47円で引けた後でダウがどう寄り付くか注目されましたが、前日比プラスで始まり、現在は12900ドル前後で推移しています。ユーロドル・商品市況急落でのドル買いの流れになるかと思いきや、来週にFOMCや日本ではGWを控えていることもあり様子見や調整ムードの方が相対的に強いような印象。
3月の主役はドル4月の主役はユーロという状況で、月替わりに主役が登場しているこの2ヶ月。来月の主役は再びドルとなるのでしょうか?ユーロドルがこの下げから巻き返すようであればユーロの底値固めとなり再度の上昇となるでしょうが、今のユーロにそこまでの力があるのか、見所です。

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イギリスGDP発表

 17:30発表のイギリスGDPは0.4%という結果になりました。次回5月8日予定の発表では利下げ観測が大半の高金利通貨の代表格。ポンド円は16時過ぎの205.40程度から206.50-60へと1時間足らずで急上昇した後ですので、再上昇というよりは急落というシナリオもあるかと思いきや発表前後数分で大きな動きにはならず冷静に受け止められているようです。

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ユーロ圏マネーサプライ発表

 FOMCを来週に控え、思惑が入り混じった展開となっています。ユーロドル1.6からの下落と商品市況特に金価格の下落もあってのユーロ下落。金はひとつの節目だった1トロイオンス900ドルを割れたことで更に上値が重くなっている状態ですが、FOMC次第では再上昇ということも充分考えられるでしょう。ユーロドル1.55を割れるともう一段の下落も予想され、そうなると先月末の1.53前半というものも視野に入ってきます。
 FOMCでは利下げという見方が大勢ですが焦点はその幅とともに打ち止めはいつかということ。0.25%の利下げだとよほど強い調子でのコメントでもない限りは次回以降の利下げ余地があると見られるだろうし、0.50%の利下げだと逆にそろそろ打ち止めという機運にもなるでしょう。FOMCの次回以降のスケジュールを見ると(3月以降の経過と今年の開催予定ページ)5月は開催予定がなく今回4月29・30日の次は6月25日。この混沌とした中でさらに約2ヶ月のブランクも見据えてのものとなっており頭の痛いところですね。
 そしてユーロの下落に関しては先ほどユーロ圏の3月次マネーサプライが10.3%と前回よりも鈍化したことでさらに上値が重くなっています。このあと17:30からはイギリスのGDPが発表される予定で、この欧州時間の動きには注意しておきましょう。

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2008年04月24日

新規失業保険申請件数発表-ドル上昇

 21時30分発表の新規失業保険申請件数は市場予想37万人超のところを34.2万人、前回発表値は37.2万人でした。ドルが買われ、相対的に売られている中でも注目はやはりユーロ。さきほどのドイツIFO景気動向が芳しくなかったことや1.600からの下落の余勢もあり、EUR/USDは落ち込みが激しくなっています。
 直近のサポートは前回の安値近辺での1.5700、それを下回ると4/13の1.5670が意識されてくるでしょう。過去数度1.5700で止まったり跳ね返されたりがあっただけにこの節目は大きいのではないでしょうか
。しかし、これにタッチしないようだったら下値の堅調さがより強調されることにもなり、再度の上昇がより予想されやすくなるでしょう。

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IFO景気動向発表-ユーロ急落

 先ほどIFO景気動向が発表になりました。数字はドイツのものですが、ドイツはEUでも第一の経済国でありその影響は少なくありません。
 4月期IFO景気動向 102.4(前回104.8)-予想値104.3
これを受けてEUR/USDが5分程度で100p以上の下落。ストップロスを巻き込んだことやポジショントリガーにヒットしてかなりの勢いとなりました。EUR/JPY、GBP/JPYも軟調です。
 インフレ懸念台頭で利下げしづらいと言われていましたが、今度はアメリカと同様に景気を気にしながらの金融政策を強いられるのでしょうか。鍵はやはり商品市況にあるような気がします。

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2008年04月23日

ユーロドル1.600

 昨夜のNY原油の上昇に合わせるようにEUR/USDも上昇、ついに1.600突破となりました。
 しかしながら大台乗せでの利益確定の動きから失速、再び1.59台での動きになっています。
 これではまだ達成感は出てこず、再度の上昇を想定しての動きとして節目に置くとすると1.63程度まではあると思っていいのではないでしょうか。今年の最安値は1/21、そして一旦調整らしいものが入ったのが3/23。上昇の中での50%をこの3/23の安値とするとその差の倍、1.6320程度が100%ラインに相当します。現在のレートから考えるとまだまだ道は長いようには思いますが、商品価格の高値が高値でなくなり異常が異常でなくなる高騰を見るとそう遠くないかもしれません。
 ただし、あくまでも計算上のもので実際にはやはり「アタマとシッポはくれてやれ」と深追いはせずに、充分余裕を持って臨むべきでしょう。


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2008年04月22日

BOC金利発表速報

 先ほどBOC-カナダ中銀の政策金利が発表されました。3.50%から0.50%下げ3.00%とするとのこと。これからの動きに注意してください。


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フィリップファイナンシャルスのレートはこちらから。
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(あくまでも参考レートですので、実際のものはお取引システム上でご確認ください。)

今夜はBOC金利発表

 日本時間での今夜10時、BOCでの金利発表の予定です。現状3.50%からの0.50%の利下げ予想。商品市況が高止まりを続けているだけに各国に足並みをそろえてという部分が大半な気もしますが、陸続きのアメリカに日本以上に依存する経済状況を考えるとやむを得ないでしょう。
 高止まりというよりも上昇一途なのが原油価格。NY先物市場では116ドル台で推移しています。東京のガソリン先物価格では最も取り組みの多い10月限で今日の終値は81270円。今月1日の終値が74680円でしたから国内でも1リットルあたり6円から7円の値上がりになります。先物価格の限月によっては今月1日から1リットルあたり10円以上の値上がりになっているものもあり、懸案の暫定税率撤廃論議の影響で下がっているはずのスタンド価格がなかなか下がらないのはここに原因があると言っていいでしょう。しかもこのまま行くと29日には参院の「みなし否決」規定により衆院での審議入りとなり、暫定税率が復活することが濃厚。先日の党首討論で日銀人事の顛末を「権力の乱用」と民主党批判を行った福田総理ですが、もし「みなし否決」で衆院で再審議ということになれば自身が「権力の乱用」と言われかねないことに気付いてないのでしょうか。
 と、少し話が逸れましたが本題のカナダの金利発表。G7の一国でもあり、利下げが織り込まれているとは言っても与える影響は少なくないと考えて臨み、焦点はドル円の今年の高低で安値からの38.2%の102.90付近。午前中から数度トライしてはいるものの一時的に突っ込むだけで抜けるまでは至っていません。これを抜けるようなことがあると先週金曜の上昇の逆でストップロスがポジショントリガーとなり一気の下げとなることも考えられますが、そうなると相対的に買われやすい傾向にあるのがEUR/USD。今夜中での1.6という可能性もありそうです。

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2008年04月21日

市況速報-ポンド急落

 先ほどBOEから新たな不動産関係の金融政策が発表されました。国内の商業銀が保有する不動産担保証券と約500ポンドの国債との交換の提案がなされたとのこと。その証券と国債の交換期間は1年間、合計3年間の更新が可能となる見通しとのことです。
 市場の受け止め方は不十分といった体で、冷ややかなもの。ポンド円は発表直後30分で200p以上の急落、ドル円も連れて安くなりGBP/USDも下落しています。さらなる急変にご注意ください。
ポンド円はここまでくると次に意識されるのは今年の高低の38.2%ライン、204.75付近。またまた下値を探りながらの展開になりそうです。


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今夜はバンクオブアメリカ決算発表

 先ほど引けた東証が5日続伸となる202.10円高の13696.55円で引けました。金曜の夜7時半前後から米シティの決算を好感してのドル円・クロス円高模様となり、そのいわゆる円安効果での輸出関連企業を中心に買われましたが。しかし、米シティの決算がきっかけとはいえ赤字が予想よりも少なかったといった程度。小雨が霧雨に変わったようなもので、霧雨を狐の嫁入りと言ったりもします。諺の真意とは離れますが、狐に化かされているだけという可能性もあるくらいの気持ちで臨んでいたほうが良いでしょう。また、今夜はバンクオブアメリカ決算発表もありますし予断を許せない状況に変わりはありません。
 来週の29日と30日、いよいよFOMCが開催されます。現地30日発表、日本時間では1日未明の発表となりますが、その前に日本時間の30日には日銀から「経済・物価情勢の展望」(展望レポート)が発表になります。毎年4月と10月の末に発表されているもので、現状と今後の見通しに加え金融政策運営の指針が示されます。中でも焦点はやはり金融政策に関して。特に今回は主要各国が相次いで利下げを行っている中で、前回記述のあった「過去金利水準を引き上げて来ており、それを基本方針として維持する」といった主旨のものがそのまま継続されるのか削除されるのかに注目が集まるところです。


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2008年04月19日

クロス円の主要通貨を見比べてみる。

 昨日から今日にかけてクロス円、とくにドル円で大きな動きとなりました。この動きで節目を突破したものやレジスタンスではね返されたものなどいろいろあると思います。少し整理して、クロス円の主要通貨のトレンドのポイントを見てみましょう。今年に入ってからの高低と近いポイントは以下です。

USD/JPY high-110.10 low-95.71 50%-102.90 61.8%-104.60
EUR/JPY high-164.74 low-151.70 50%-158.22 61.8%-159.75
GBP/JPY high-224.66 low-192.45 50%-208.50 61.8%-212.35

 ドル円は安値95.71の半値戻しとなる102.90を抜け103をも抜けるとショート勢の投売り、いわゆる踏み上げとなり大きく上昇。次は安値からの61.8ライン104.60だったのですがそこにワンタッチはしたものの利益確定の動きが今度は優勢となり押されてしまっています。このラインを抜けるとまた一気の上昇となるかもしれませんが、その先には105の大台突破という難関があります。100-103で揉んだように再度のレンジ相場突入を想定し、短期ではこの104.60か105.00をレジスタンスにしての戻り売りに分があるのではないでしょうか。
 ユーロ円は今年に入ってからの下落の全値戻しの一歩手前まで行きましたが、こちらも失速。しかし、商品高やトリシェ総裁が金利据え置きを常々公言するなどあまり逆風らしい逆風もなく、これを抜けると次は昨年末の高値166.50が視野に入ってくるでしょう。また、EUR/USDは下値のサポート1.5700と考え、先ほどのドル円との対比で行くと押し目買いといったところ。昨日からの下落が1.6達成後ならばもう一段の下落も考えられようというものですが、大台の1.6を目前にしての失速では達成感もないしなんとも面白くない。FOMC前後をメドに達成して欲しいものです。

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2008年04月18日

NYダウ寄り付き、高値更新

 米シティグループの決算発表でNYダウ先物の上昇とドル円の103突破、やはり103-104にはレジスタンスがなかったのとストップロスを巻き込んでの急伸となりました。ただし、米格付け機関フィッチがシティのランク引き下げを行ったことで失速、材料難から方向感があまりなくなってきています。ダウが始まる直前の10:20から10:30は静かなものでした。
 そのNYダウは少し高く寄り付いたあと高値をあっさりと更新、現在は13000ドルをもうかがうところで推移しています。ドル円の次のレジスタンスはやはりビッグフィギュアの105と過去1年での38.2%戻しの106.50。ただ、来週になるとFOMCを控えての動きにもなり105を一気に突破というのは難しくなるのではないでしょうか。

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フィラデルフィア連銀指数5ヶ月連続マイナス

 徐々にEUR/USD1.60達成が現実味を帯びてきています。しかしながら昨日今日と二日連続で試しには行くものの、もうひと踏ん張りができずに1.5980台がやっと。次こそは三度目の正直となるのでしょうか。そうなるとストップ設定を飲み込んで一気に伸びるとは思いますが、さすがにここまで苦労して突破できなかった大台の達成感は相当なもの。一気に反転して急落ということも充分考えられます。
 それを見て「よし、俺も!」と触発されたのかポンドが上昇。早ければ来週にも住宅市場の緩和策を発表する可能性があるという噂が発端となってのものですが、噂で買われて事実で売られるのはよくあること。また、一気に上げたときほど一気に下げやすくもありますので注意がひつようです。
 そして肝心のドル。4月分のフィラデルフィア連銀指数が発表になりました。5ヶ月連続のマイナスとなる-24.9で、ここまでの低水準となると約7年ぶりのもの。今週に入ってから全体的に堅調な流れになってはいますが、7年前と同程度の景気水準かと考えるとまだまだ根は深そうです。それにしても15日発表のNY連銀指数は予想が大幅なマイナスだったところでプラスの0.6での発表、今回のフィラデルフィア連銀指数は予想通りの数字とはいえ大幅なマイナスとなかなか悩ましい展開になっています。こちらもEUR/USDのように何度か上抜けようと試しに行ってはいるのですが103の壁は厚く、また29日30日に控えるFOMCも迫って来ているために段々と積極的な買いには動きづらくなってくるでしょう。

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2008年04月17日

商品価格再騰と決算発表

 NY先物の金価格が下落から再度の上昇に転じてきています。史上最高値とその後の下落での安値でフィボナッチを引いて38.2にあたる938ドルでここのところ上値が押さえられてきていたのですが、原油高につられるようにして一気に上昇し1トロイオンス950ドル前後での動き。引っ張られるようにEUR/USDも史上最高値を更新しました。
 ニューヨーク州での製造業景況指数など一部の景気指数が好調だったことで、景気動向への懸念の後退から原油の需要増加が見込まれるということでNY原油は再度の史上最高値更新となりました。高値更新のあとは利益確定で下げるかと思いきや、先ほど発表になったAPIの在庫統計の低調さも相まって高止まりの状況となっています。
 そこで気になるのが米金融機関の今週残りの決算。大手どころでは17日メリルリンチ、18日にシティグループといったところが控え、これらの結果次第では再度の金融商品全体の下落ということもあるでしょう。そうした中で商品高と二人三脚で史上最高値を更新しているEUR/USD。1.6まで上がると達成感もあるでしょうが、同時にポジショントリガーとなり予想以上に伸びる可能性もあります。ここは素直にトレンドフォローで、昨日書いたトレール注文も併せて使うとより効率的に見ていけるかもしれません。

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2008年04月16日

米指標発表

先ほど22:15にアメリカでの製造業関係の指標の発表がありました。21:30のCPIと併せて。

21:30
消費者物価指数(3月)-前月比 0.3% (前回0.0%)
住宅着工件数(3月)  94.7万件 (前月106.5万件)
22:15
鉱工業生産(3月) 0.3% (前回-0.5%)
設備稼働率(3月) 80.5%(前回80.9%)

といった結果になりました。悪い数字ではありませんが、やはり「悪くない」程度の数字。現在EUR/USDが史上最高値を更新したあとも高値圏で推移しており、ドル売りへはなかなかシフトしにくい状況になっています。ただ、ダウの動き次第ではいつもの株高=ドル円・クロス円上昇ということもありますので、これから始まるダウにも注目です。

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トレール注文について

「トレール注文」とは…ひとことで言うと「値段」ではなく「値幅」を設定する逆指し値注文のことで、トレール注文を設定するときのレートを最高値(または最安値)として計算し、そこから何ポイント不利に動いたところで逆指値注文が設定されるかという「値幅」を設定します。その最高値が更新されるたびに逆指値注文のレートは変更され続けます。

と、これだけではわかりにくいので実際の動きで追ってみましょう。(ロット数は関係ないので省きます)
たとえばドル円の買いを100.00で持っていて、現在101.00だとします。
この状態でトレールストップを50pで設定すると100.50でまず設定されます。

これが反落して100.50になると、指値注文が100.50で設定されていますので、ここで指値が発動します。
逆にさらに上昇して101.50に上がって行ったとすると、トレールストップが50pで設定されていますので101.00に逆指値注文が自動で変更されます。この間レートが上がっていくに従って逆指値も自動で変更されつづけているという点が「トレール」(trail:英語で追跡する、追随する)の所以です。

また、レートが下がっても買いで持っている場合の逆指値は変更されず、上がった場合にのみ自動で変更され続けます。上昇から反落に転じた場合に発動して損失を限定する、というのがこのトレール注文の狙いです。逆に売りで持っている場合には下落から上昇に転じた場合に指値が発動し同じく損失を軽減することができます。

動きがないかと思ったら急に走り出すことがあったりと忙しい相場が続いていますので、ストップ/リミットの設定やこのトレールの設定などで切り抜けていきましょう。

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2008年04月15日

堂島物語

 以前に数回書いたことがありますが、ひさしぶりに面白い本に出会ったのでひとつ紹介を。今回は時代小説なのでいつもより漢字を多めにお送りします。

富樫倫太郎著『堂島物語』…江戸時代を舞台にした時代小説です。
 「堂島」という言葉で内容の見当が付いた慧眼な方もいらっしゃるかもしれませんが、「堂島米会所」での取引が描かれています。その当時世界初の先物取引の市場がこの大阪は堂島にあった米取引所ですが、現在の商品先物取引と同じく受渡しの標準品が決められていたり証拠金取引の仕組みは現在のものと大きく遜色のないものであったりと先進的なものでした。その取引を通じての主人公の成功ぶりには瞠目ものですが、時代小説の常道とでもいう部分はあるのでしょうか。勧善懲悪、立身出世の物語になっています。
 現代の経済小説では幸田真音や高杉良といった作家がいますが、こうした昔の経済小説というのも如何でしょうか?

「日販MARC」より
現代の株取引を思わせる乱高下を繰り返す、江戸期、大坂・堂島の米相場。予測不可能な幕府未公認の先物米取引「日仕舞い」に、ひとりの男がすべてを賭けた…。本格時代経済小説、ここに誕生。
単行本の帯とほとんど同じ記述です。この帯を店頭で読んでゾクゾクしました。

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2008年04月14日

G7で強含んだドル

 G7の共同声明で世界経済の安定に向けて強調するという努力目標は打ち出されたが、具体案としては決め手に欠けるものでありカタチだけという印象は否めない。また、その影響かドル円だけではなくクロス全体的にボラタイルになっており、株安も相まって手を出しづらい状況になっている。
 G7の声明の中にもサブプライム問題に関する言及があったように、解決にはまだ時間がかかるだろう。何をもって「解決」とするのかもはっきりしない状況な上に今週は米大手証券の決算発表が控えており、目先もまだ買い材料を探すのは難しい。
 史上最高値を試しに言ってはワンタッチで毎回戻ってきているEUR/USDが注目だが、先日まで鮮明だったドル売り模様が今回のG7声明で影を潜め、もうひと伸びの勢いがなくなってきた感があり、やはりEUR/USDは戻り売り有利と見ている。15日にベアスターンズ、16日にJPモルガン、18日のシティと居並んでいることで、売りにも買いにも動きにくく利益確定と損失確定のストップロス優先の動きになり、大きく固まっているポジショントリガーにヒットすると一気に動くことも考えられるので突発的な動きには充分注意したい。

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2008年04月11日

フィボナッチでユーロ円を見てみよう

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 過去1年のこ高低でフィボナッチを当てはめてみました。1年前のキャリートレード全盛からサブプライム問題からの金融不安の拡大でのリスク資産離れが言われ、商品高でのインフレ懸念の台頭と市場環境は様変わりしてきています。
 ここのところの値動きで目に付くのはダブルボトム形成。チャート上で丸く囲んだ部分を底、ボトムにしてのダブルボトムでのネックラインとフィボナッチの61.8%ラインが重なっている状態。ここを抜けると上伸する可能性も高くなりますが、視点を変えると152-162の1000pipsでのレンジ。また、対ドルでは最高値を更新した直後でもあり、ここからもうひと伸びというのはファンダメンタル的に大きな変化がないと厳しいものがあります。買いでのエントリーは狭いレンジでなるべく短期での決着を心がけ、売りでのエントリーではストップを162.00か161.50程度を考えましょう。
 ただしくれぐれも深追いはせず、「アタマとシッポはくれてやれ」という言葉を忘れずに。

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2008年04月10日

BOE&ECB発表の前に

 今夜20時にイギリス中銀BOE20時45分には欧州中銀ECBの両行の金利発表があり、その後の21時半にはトリシェECB総裁の記者会見が予定されている。やはり最大の注目はなんと言ってもBOEが金利を引き下げるかどうか。既に金利引き下げを織り込んで動いている感はあるが、ポンド/円といえば高スワップの代名詞ともなっているような通貨ペア。「キャリートレード」への意識が薄れてきているとは言えやはり昔取った杵柄…いや、腐ってもなんとやらという面はあり、やはりその発表自体のインパクトは大きい。
 そしてこのBOEの金利引き下げ観測が台頭してくるのに合わせて買われているような豪ドルやニュージーランドドル、商品高=資源国通貨上昇という面だけではなく次のスワップ獲得先として考えられている面も多分にあるではないだろうか。以下が主要国の現在の政策金利、高金利順に並べてみよう。

NZ:8.25%
豪:7.25%
英:5.25%
ユーロ:4.00%
加:3.50%
米:2.25%
日本:0.50%

 少しくらい上げてもいいんじゃないですか、白川新総裁?

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FX初心者セミナー開催

セミナーページへ
いつも風読記をお読みいただきありがとうございます。
ホームページにも出していますが、4/24にセミナーを開催予定です。
今回は初心者セミナーということで内容は取引を始められた方向けとなっていますが、もちろん長く経験をされている方でもご参加いただけます。質疑応答の時間も設けておりますので、FXの本には載っていないけど疑問に思っていることや実践的な取引手法など何でもお尋ねいただければと思います。
メインの講師は私ではありませんが、同席する予定です。
20名限定となっていますので、参加の際は上のバナーをクリックし注意事項をよくお読みになったうえで申し込みフォームにご記入ください。

宜しくお願いいたします。


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2008年04月09日

【解説】ネーションワイド消費者信頼感指数とは

 先ほど数字だけ載せましたが、『ネーションワイド消費者信頼感指数』というものに触れてみます。
イギリス最大の住宅金融組合である「ネーションワイド住宅組合(Nationwide Building Society)」が発表する指数で、月の中旬に調査をが行われ、翌月上旬(原則第二水曜)に発表されます。消費者の心理・観測が反映されるという点で遅行系列に分類されると思いますが、景気動向を探るという面では重要とも言えるでしょうし、金利動向に関してはあるいみ先行しているとも言えるかもしれません。
 さて、さきほど発表になった先月調査の数字は77。アメリカのISM指数は50が景況判断の分かれ目となっているといわれますが、こちらでは明確な基準がありません。そこで昨年からの数字を見比べてみましょう。

2007年
1月 84
2月 85
3月 88
4月 90
5月 99
6月 95
7月 96
8月 94
9月 99
10月 98
11月 86
12月 85
2008年
1月 81
2月 78
3月 77

 こうしてみると、景気や政策金利に連動というよりも先行している上に今年に入っての景気減速感が大きいのが見てとることができるかと思います。
 明日のBOE金利発表を控え、昨夜には「インフレは抑制できており、追加利下げは可能」とブラウン首相の利下げ容認のような発言がありました。ここ5年程度でのポンドの対円レートは最低が189台、最高が251。200前後の今のレートを考えると低水準にも見えますが、半年ひと昔。いくら現在のレートが利下げを織り込んでいると言われているとは言え、発表そのもののインパクトは大きく対円対ドルともに下値を探りながらの展開になるでしょう。
 他方気になるのがユーロ。このポンドの低調さとは関係なく好調ですが、デイリーで1/21のと3/20をダブルボトムにしたネックライン到達でここを突破できればもうひと伸びも期待できます。

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英ネーションワイド消費者信頼感指数

 英3月期のネーションワイド消費者信頼感指数が発表になりました。発表値は77で前回の78を下回ったものの1ポイント。ただし、昨年同時期は88という水準であったあし、以前低水準であることには変わりはない。

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2008年04月08日

キャリートレード解消へ動くのか。

 明日発表の日銀と明後日夜に発表のBOEとECB、そして今月末発表予定のFRBそれぞれの政策金利発表が予定されている。ECBは据え置きの予想だが、BOEとFRBは引き下げの予想。そして日本も据え置きの予想だが、総裁空席の今は動けないのだから当然。
 しかし、その空席の総裁人事がようやく決着しそうな雰囲気になってきた。現副総裁の白川氏の昇格案に民主党がようやく首を縦に振ると見られている。これまで2度突き返されただけに三度目の正直といったところだろうか。野党の顔をうかがいながらの候補者選びで民主党が正否を決定するという、これではどちらが与党でどちらが野党なのか、政府与党から全く顧みられていない国民は首を傾げるしかない。それ以上に今回の昇格を打診された白川副総裁。3月12日に「副総裁」として採決がとられ、「副総裁としてふさわしい」として「国会」での同意を経て内閣が任命したもの。それを今度は「総裁としてふさわしいかどうか」採決を求める予定となっており、なんともややこしい。「舌の根も乾かぬうちに」とはまさにこのこと。伏魔殿の主には舌がないから乾きようもないのかもしれないが。
 さて、その白川氏に関して。今朝の新聞報道にもあったように福井前総裁が中道派だったのに対し「利下げ積極派」とされ、総裁が議長となる金融政策決定会合も様変わりするのではないかと言われている。つまり利上げ寄りの金利政策になる可能性が高い。
 そうなると各国が利下げを意識している中にも関わらず日本だけが景気後退が言われていても利上げに目を向けて動いてゆく、KY首相が選ぶのはやはりKYな人物と言われないことを願いたい。

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米大統領選大詰め

 先月はは盛んに報道されていた米大統領選の行方ですが、共和党の候補がマケイン氏で確定し民主党の予備選挙も日程が少し開いており過熱気味の報道も沈静化しています。民主党予備選挙が次の大票田のペンシルバニア州で開催される4月22日まで、しばらくはメディアを介して失言が取り上げられたり暴露話が出るなど間接的なネガティブキャンペーンが展開されることになるのでしょうか。
 序盤は有利と見られていたヒラリー候補をオバマ候補が追い上げに追い上げて現在では追い越したと言ってもいいような状況。今日までの獲得代議員数はオバマ候補の1725人に対してヒラリー候補の1580人という数字で選出の条件である過半数2025人まであと一歩といったところまで来ています。しかしながら特別代議員数はオバマ候補の212人に対してヒラリー候補243人と辛うじて前ファーストレディの面目躍如といったところでしょうか。ただ、この総勢796人の党役員で構成される「特別代議員」というのがクセ者で支持表明後も変更可能、また最近になってこの特別代議員の一人の元大統領のカーター氏がオバマ氏支持を表明したことでさらに流動的になっています。
 さらに混沌としているのが選挙自体無効となった州の取扱い問題。1月と2月に行われた予備選のうちフロリダ州とミシガン州は選挙の1日前倒しを行ったことで無効扱いになっていますが、この州の代議員数はそれぞれフロリダ州201人ミシガン州120人というもので両州ともにクリントン候補が勝利しています。再選挙を実施するのではとの見方もありますが、結果を充分左右するだけに今後の取扱いに注目が集まります。
 今後の主な日程は前出4月22日のペンシルベニア州と5月6日のノースカロライナ州とインディアナ州。たとえこの日程の中で大勢が傾いたとしても、無効票の扱いに決着が付くまで両陣営ともに撤退宣言はしないでしょう。
 ヒラリー候補の夫クリントン前大統領はスキャンダルはいくつかあったものの、結果的に「平和と好景気の大統領」として名を残しました。ヒラリー候補がそれを再現できるのか、オバマ候補がアメリカのステータスの象徴であるWASPを破るのか。8月25日から28日まで開かれる民主党全国大会までのお楽しみです。

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2008年04月07日

ドル円の三角持ち合い


(クリックして拡大できます。)

現在のドル円のチャート。上値の抵抗線を103.00、直近の下値でトレンドラインを引くと教科書にでも載せたいくらいのキレイな形をしています。上値は3/11の103.50付近でもいいかもしれませんが。
日付を追って三角形の頂点を探すと週明け4/14。奇しくもワシントンでのG7の開催直後でもあり、金融関係での声明があればこの持ち合いを抜けるだけではなく大きな動きになるでしょう。
ユーロ円がダブルトップを形成しつつありRSIが長期短期ともに節目の70近辺というのが気になりますが、こちらは今週の金利発表とその後のトリシェ総裁の会見内容次第では買われる可能性もあり、少し様子見状態。
しかし様子見ばかりで困るのがやはり日本の対応。先ほど外貨準備高が発表になりましたが1兆155億ドルと前回よりも微増しています。やはりここのところのドル安・円高傾向での微増でしょうが、そうなるとやはり外貨準備高が多すぎるという声が前回発表時にあったにも関わらず何もしていないということにもなります。いくら日銀総裁空席の非常時とはいえこの様子見はいただけない。ようやく今週中にも決まりそうな報道がありましたが、今度は副総裁人事でも二転三転。根強い金融不安でドルが売られ政治不安で円が売られでは、持ち合いにもなろうというものです。


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(こちらはクリックしても拡大されません)

2008年04月04日

米雇用統計発表速報

 先ほど米雇用統計が発表になりました。いずれも3月期の数値です。
・失業率 5.1%(前回4.8%)
・非農業部門雇用者数変化 -8.0万人(前回発表値-6.3万人)

今週通してドル買いの流れでしたが、それもこれまでとなるのでしょうか。

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雇用統計の行方

 いよいよ今夜、失業率~非農業部門雇用者数変化~製造業雇用者数変化と一連の雇用統計が発表されます。米経済のリセッション入りの判断材料にもなる数字で、遅行系列の数値とは言えつい先月の統計です。
 市場予想は失業率5.0%と先月より0.2%悪化の予想。今週に入りそれを占う指標や要人発言で市場も反応しています。水曜のADP雇用統計は若干ながらも改善で、今のドル円・クロス円の上昇の端緒になりました。そして昨日木曜に発表になった新規失業保険申請件数は40.7万人と前週に比べて大幅な増加。さて、その数字を受けての今日の雇用統計という流れです。ADP雇用統計が先月の統計で失業保険の申請件数が前週の数字ということで今回の失業保険申請の数字は今夜の雇用統計には含まれないため指針とすることはできませんが、気になるのは昨夜のバーナンキ議長の議会証言。「失業率は若干悪化する」と明言したことで、混沌としている中ではあるものの市場予想の5.0%という数字の後ろ盾ともなっています。
 その市場予想の不透明さとドル円102円前半という値位置からドル円の動きは薄く、午前中から30ポイント程度を行ったり来たり。昨日までの動きを考えると動意薄の中でいつのまにか上がってしまうということも充分考えられますので、「閑散に売りなし」という言葉があるように市場の流れ通り様子を見ながら102円の後半が出たら売りを考えてみてもいいのではないでしょうか。その際はストップを置いておくことを忘れずに。ドル円の上の抵抗としての103そのものや103.20または103.30程度と考えます。

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2008年04月03日

バーナンキ議長リセッション入りの可能性に初めて言及

 昨夜開かれた米議会の上下院合同経済委員会でバーナンキ議長が証言し、米経済のリセッション入りの可能性について初めて言及した。2008年前半の成長率はごく僅かまたは小幅のマイナスになる可能性があり、リセッション入りもあり得るとしたことで、これまで減速はするものプラス成長を維持できるとの見方を実質下方修正した形となった。しかしながら政府の緊急経済対策や所得税還付などで08年後半には底を打つだろうとの見解を示している。先行きの不透明感や減速懸念はこれまでと変わらずむしろ拡大したと言えるが、ベアスターンズ以外に支援を必要としている金融機関はないと明言したことで目先の不安は幾分後退したと言えるだろう。昨日発表になった3月のADP雇用統計が予想に反し8000人の増加に転じたこともドルやクロス円の下値を堅調にしている。
 しかしながら曇天模様の空の下での動きに変わりはなく、明日発表の米失業率が5.0%と予想されている中であり、来週末にワシントンでG7が開催され為替に何らかの声明が出される可能性もある中でもあるため今日明日にかけては強い方向感もなくレンジも限定的になるだろう。
 ただ、そうした方向感のない模様眺めの時にはいつのまにか高値になるということもあるので気をつけたい。ドル円は103円を前にして今朝から足踏み状態が続いているが、目先はやはり103円を超えるかどうか。目先は3/12の103.25を抜けるともう一段の上昇となる可能性もあり、この近辺で明日の雇用統計を迎える可能性が高いため、大動きともなり得る。出来るならば今の内にポジションを軽くしておいたほうがいいだろう。

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2008年04月02日

次のポイントは103

 ダウ平均が400ドル近くの上昇したのを受けて始まった日経平均は13000円台を回復したどころか530円高と大幅に続伸した。クロス円が上昇していることも好感された引けにかけて上昇しているが、反発して始まった後にもみ合い上値が限定され出来高もそう多くないことを考えると今回の上昇も一時的なものという可能性も高い。
 昨夜のISM指数や建設支出が予想より良かったとはいえまだまだ低水準であり、ISM指数に至っては節目となる50を回復しておらず今の日本の天気同様肌寒い中にだ言える。
 ドル円で100円前後のところでは強かった売り圧力が薄れると同時に今週末の米雇用統計を控え、手控えムードの中での上昇も考えられるが焦点はドル円での103を超えるかどうか。そうなるとドルショートの投げも相当数出ていわゆる踏み上げとなるだろう。また、商品市況の下落で流出した資金も多少なりともドルへ還流してくることも考えられる。本格的な還流はまだまだ先になるだろうが、大きな値動きになることも考えられ急激なレートの変化には十分注意したい。

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2008年04月01日

日経平均上昇、+130円

 日経平均が前日比+130円で引けてはいるが、年度始めの「ご祝儀相場」の面も否めないという声もあったように午後から反落。午前中は前日比250円超の上昇だったものがスイス大手銀UBSが多額の損失計上を行ったのとほぼ同時に値下がりを始めたのことで、世界的な信用不安がまだ根強いことを示している。
 ユーロドルが最高値に急接近した後に急落し、商品市況では金が再度の値下がりで一時900ドル割れを見せているのも上値を重くしている原因だろう。夕方からドル円が100円に乗せて堅調に推移しているが100.60や101.00というここのところの高値を抜いてこない限りは短期的とはいえドルが買われるような流れにはならず、結果的にドルが上昇している状況での買いは控えたほうが賢明だろう。
 今夜は特に大きな指標がなくこの流れが継続する可能性が高いが、今週末に雇用統計を控えておりその発表を待って動き始めても遅くはないだろう。

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