2008年05月09日

原油続伸、ここで各通貨を見比べてみよう

 ICE取引所のWTI原油がまたも続伸中です。最高値は1バレル126.20。軟調なドル円やクロス円などの通貨や株式とは対象的というか結果的に資金流入が集中しています。
ここで各通貨ペアの節目を整理してみましょう。今年1月からの高低にフィボナッチを当てはめてみます。
・USD/JPY 高値 105.66-安値  95.71、38.2-102.02、50-103.98、61.8-105.93
・EUR/USD 高値 1.6018-安値 1.4365、38.2-1.4996、50-1.5195、61.8-1.5387
・EUR/JPY 高値 164.74-安値 151.70、38.2-156.68、50-158.22、61.8-159.76
・GBP/USD 高値 2.0396-安値 1.9336、38.2-1.9741、50-1.9866、61.8-1.9991
・GBP/JPY 高値 224.66-安値 192.45、38.2-204.75、50-208.50、61.8-212.35
(レートはフィリップファイナンシャルスのものを使用しています)
これで見比べてみるとユーロ系は61.8%に接近、GBP/USDは今年の最安値に接近しつつあるといったところでしょうか。
下落した日経平均に連動するようにダウも下落して始まっています。ただ、下落幅はそう大きくなく今夜の主役は引き続き商品市況になっていくのではないでしょうか。

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WTI原油、一時1バレル124.56ドル

 NY時間の午後4時過ぎになり、NY市場もほぼ終了した形ですが現時点でICE・インターコンチネンタル取引所に上場されているWTI原油の最高値は124.56ドルと再度の高値更新となっています。
 OPEC事務局長の談話として出た「原油は不足しておらず原油高の原因はドル安」という発言が遠因になっているとも言われており、今後の影響が注目されます。


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2008年05月08日

BOE金利~ECB金利~トリシェ総裁会見

 20時のBOE金利発表、20時45分のECB金利発表はサプライズもなく両行ともに据え置きとなりました。今朝の記事に書いたようにインフレターゲットを標榜するBOEでは動きようがないところでしょう。ECBの方では先ほどトリシェ総裁の会見の中で基本方針として「ECBは物価安定に対し必要なことをやる」ことやインフレは長期間高止まりするだろうという見解が示されたことで将来的な利下げの可能性が後退し、今朝方から下落していたEUR/USDがじわじわ回復してきています。相対的にドル円が今年の半値を割り込み103.80前後での動きとなり、今朝方は104の後半だったことを考えると100p近くとドル円にしては大きな動きとなりました。中銀の金利発表の日ですから、珍しいことではありませんが、やはり政策金利発表の前はポジションを少なめにしておいた方がいいというひとつの実例になったのではないでしょうか。

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BOE金利発表を占う

 昨日発表になった「ネーションワイド消費者信頼感指数」、予想以上に悪い70という数字でした。
…指標の詳細は過去の記事(こちら
どれだけ悪いかというと、2007年から今までの数字を見れば一目瞭然。(数字は調査対象月)
・2007年
1月 84
2月 85
3月 88
4月 90
5月 99
6月 95
7月 96
8月 94
9月 99
10月 98
11月 86
12月 85
・2008年
1月 81
2月 78
3月 77
4月 70

 この数字だけを見ると、アメリカの景気後退観測が薄れてきているのとは対照的にイギリスでは悪化の一途というように思えてなりません。アメリカ発の金融危機、根本のアメリカでは解消されつつあろうとも、その波及先では回復までタイムラグが当然のようにあるのでしょうか。しかし、これで素直に利下げ、と喉まで出掛かった言葉を飲み込まざるを得ない原油高。WTIが高値更新したのと同様にイギリス主力の北海ブレント原油も高値継続中。据え置くのか、利下げなのか。
 悩ましいところですが、BOEがインフレターゲットを設定している中央銀行のひとつということを考えると利下げはしにくいのではないでしょうか。FRBでは6月の通常会合が予定されておらず0.25%の利下げ、BOEでは6月5日に会合が予定されています。ですので今回据え置いておいて来月再度協議して対応する、ということもできることから個人的には据え置きではないかと見ますが、どうでしょうか。


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NY原油またも続伸

 NY原油先物6月限では昨日に引き続き史上最高値を更新しました。終値ベースでも同様で、1バレルあたり123.53ドルで終了しています。原油在庫は増加しているのにもかかわらず、というのが気になるところですが、今の金融市場の動向ではそれまでの常識が通用しないようなことがまま起こります。不思議でもなんでもないのかもしれません。


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米石油在庫統計発表、在庫増加

 先週分の石油在庫(通称在庫統計)が発表になりました。

DOE統計
原油   565.4万バレル増 
ガソリン 79.4万バレル増
留出油 10.7万バレル減
API統計
原油   62.1万バレル増
ガソリン 14.4万バレル増
留出油 125.6万バレル減

となりました。原油在庫の積み増しで原油価格も弱含むかと思いきや発表前後でそう大きな動きにはなっていません。全月末にローマで開かれた国際エネルギーフォーラムでOPECが増産に消極的とも取られる見解を示したことで将来的な需給逼迫感が市場に漂っているように思われます。原油高でドル安、原油安でドル高というのは以前から傾向的に言われていますが、この高値圏を維持し続けている原油価格では急落の時に一気のドル高ということも想定しておかなければなりません。
 ※1 DOE…Department Of Energy、米エネルギー省
 ※2 API…American Petroleum Institute、全米石油協会 米石油協会団体で約300社加盟。


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2008年05月07日

23:00発表 US中古住宅販売保留件数

 3月の米中古住宅販売保留件数が発表になりました。-1.0%と市場予想とほぼ同じ数字ですが、前回が-1.9%だったことを考えるとそう悪くはない数字のように思います。ダウ平均は現在13000ドルを挟んでの動き、ドル円は発表直後若干下げたものの105.30を挟んでの動きとなっています。BOEとECBの金利発表を明日に控え、徐々に流動性も低くなっていく思われますが小動きの中で105.50程度までは頭に入れておいたほうがいいかもしれません。


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21:30発表非農業部門労働生産性

 第1四半期の米非農業部門労働生産性が発表になりました。発表値は2.2%。日経平均のクローズ後に105に乗せてきたドル円がでしたがこの結果を受けて堅調に動いてきています。次のポイントは年初からの高低112.24-95.71の61.8%ライン、105.93になると思われますが、まずは前回の高値105.66を越えるかどうかが焦点。前回はダウ平均が13100ドル前後でしたので、今回もその程度くらいまでのサポートがないとまだまだ不透明感のあるドルでは難しいでしょう。


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NYダウクローズ…さぁ、日経平均はどこまで?

 NYダウはNY時間午前中は前日比マイナスで推移していたもの終了してみると前日比プラス51.29ドルの13020.83ドルで引けました。先週末と比べるとあまり動いていませんしドル/円もほぼ変わらないのですが、商品市況だけは別物で、原油は1バレルあたり先週末と比べてプラス10ドル強、金は1トロイオンスあたり20ドル強のプラス、白金に至ってはプラス100ドル以上となっています。これを受けて日経平均がどう動いてくるか、注目ですね。
 また、日本時間6時過ぎにRBNZから「流動性の供給を拡大」というものが伝わってきました。今月RBNZでは金利決定会合は予定されていませんが、金利政策とは別の方法で動いてくると予想されますので、続報には注意しましょう。


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NY原油続伸

NY原油は続伸、通常取引は最も取引の多い6月物が1バレル121.84ドルで終了。それに加え、立会い時間中で史上最高値を再度更新し1バレル122.75ドルまで上昇しました。また、それだけではなく
安値が120.10ドルと120ドルを割り込まなかったことで底堅さをも感じさせる内容となっています。
 背景としてはナイジェリアからの供給減少や地政学リスクの高まりが主なものとして挙げられていますが、これで活気づいてきたのが豪ドルやカナダドル。豪ドル/円は99の半ば、USD/CADは再度の1.00へと近づいてきています。

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2008年05月06日

カナダ・Ivey購買部協会指数

 4月期のカナダIvey購買部協会指数が発表になりました。前回発表値は59、今回の予想値は56だったのですが、さて結果やいかに。
 その前に、「Ivey購買部協会指数」について。
カナダ全域の購買担当者の景況感をIvey(Richard Ivey School of Business)とカナダ購買部協会が共同で調査し取りまとめ、毎月上旬に発表されます。あまり重要な指標とされてはいませんが、景気を探る先行指標とされ50が好悪の分かれ目とされています。上回ると景気は改善傾向、下回ると悪化傾向というわけです。
 では、その発表値57.6というもので50が分かれ目ということを考えると堅調な数字といったところでしょうか。その前(日本時間21:30)に発表になった3月の住宅建設許可は前月比マイナス4.5%となり、あまり芳しくありませんでした。
 昨夜のダウ平均の弱さからドルも弱含み、米ファニーメイの決算が予想以上に悪かったことでドル円は104.00をうかがいEUR/USDは1.55の半ばまで回復してきています。次の注目は原油価格がどこまで上がるのかということと金が再度上昇するのかということ。今夜も商品市況から目が離せそうにありません。

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2008/05/06昨日の概況~本日の見通し

 日本を含む一部のアジア市場と英市場が休場となる中で発表されたISM非製造業部門景況指数は予想を大きく上回る52.0。しかし、NYダウ平均は先週末の復調の兆しとも取れる13000ドル台をキープできず終値は12969.54ドルで先週末比マイナス88.66ドルとなった。ドルも同様に弱含み、FOMC終了以来保ってきたドル円105割れとなり、他の通貨に対しても軟調に推移した。
 逆に好調だったのが商品市況。NY金は先週末から約20ドル高い875ドルで終了したばかりかWTI原油は史上最高値を更新、終値でも120ドルを越えてくるなどさらに一段高となっている。
 今日は日本市場は引き続き休場となるが、アジア市場の時間での動きやロンドン金の動きに注意が必要だろう。以前より指摘しているが商品市況と通貨の相関、中でもドルと原油、ユーロと金価格それぞれの関連性の有無は一度自身の目で検証されてみてはいかがだろうか。


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NY原油最高値更新・初の120ドル突破

 NY原油先物でもっとも取り組み多い6月限が1バレル120ドルを突破、一時120.36ドルまで上昇しました。背景にはイランのウラン濃縮停止拒否やナイジェリアでの石油施設への破壊行為など、いわゆる地政学リスクというものが言われています。
 100ドル突破の時は100ドルちょうどを付けてから戻された期間が長かったのですが今回はあっさり突破。昨夜のISM非製造業景況指数の好調さでドルが底値固めの展開になるかと思われましたが、NYダウが低調に始まった中でこの商品価格の高騰となりUSD/JPYは105円台を割り込んできてしまいました。
 それにしても原油が好調な中で金価格がまだ着いてきていないのが気になります。おかげでユーロ関係は上値が重いまま。出遅れ感から買われるということもありますので、今日以降の金価格にはまだ目が離せません。


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久しぶりに本の紹介を。

 さて、大型連休最終日。いかがお過ごしでしょうか?明日から仕事という方がほとんどでしょうが、海外勢が休みではないのでレートは動きっぱなしですが連休の疲れを取るためにも最後の1日くらいはゆっくりと…ということで読書をしてリラックスしませんか?ただ、読んでリラックスだけだと一般の娯楽小説と何も変わらない。ということで、やはり経済小説を。以前には幸田真音さんの著作、先日は「堂島物語」という商品相場にまつわるものを紹介しましたが、今回は昭和40年の株式相場を舞台にした清水一行さんの「相場師」です。
 読まれた時に楽しみがなくなるのでストーリーは触れませんが、株式相場の話と言っても証拠金取引の信用取引がメイン。それに伴って「薄張り」「手張り」(注:どちらも禁止行為です)、ナンピン、ドテンと専門的な用語も出てきて、そうした言葉を知っているとより楽しめます。また、証拠金取引のリスク性の反面教師として読むこともできるように思います。


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2008年05月05日

4月期米製造業景況指数・好転

 4月の米ISM製造業景況指数発表値52.0と前回の49.6をどころか節目となる50ポイントも越えてきました。景況感好悪の分かれ目が50とされてる指標で50を上回ってきたのは大きいように思います。発表後ドル円はこの結果を受けて上昇しましたが、先週末の高値105.60を越えたところで鈍くなり戻されてしまいました。あまり重要視されていない指標では上昇力に限界ありといったところでしょうか。GDPの大幅な伸びやダウ平均の上昇といったものがなければ難しいのかもしれません。

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各通貨の状況を見直してみよう・4

 GBP/JPY、EUR/USD、USD/JPYト来てEUR/JPYも見てみましょう。
こちらはクロスドル系の通貨と違って非常に山あり谷ありで動き、先月後半には年初来高値を更新してもきました。他の通貨には見られない動きだと言えます。NY金の価格と同時に3月後半は上昇しNY原油の史上最高値更新と同時に年初からの高値更新と商品価格に連動しやすい通貨とも言えるでしょう。
 現在は162の後半程度。ECBの金利発表を控え、金曜から動意薄なっています。ただ、商品価格が下げ止まり感が多少出てきているため、こちらも底値は堅く推移するのではないでしょうか。
 年初から最高値164.94最安値151.70で高低の値動きは1324pips。サポートは76.4%ラインの161.82と61.8%の159.98ですが、前回4月中旬の突っ込みが50%ライン158近辺で下げ止められたことがありましたのでそのラインも頭に入れておいたほうがいいかもしれません。目指すは昨年末の高値166.60近辺。ただしアメリカの景気後退への危機感が薄れてきてEUR/USDも軟調な今、そう簡単に上昇トレンドを描いていくとも思えず。161-164程度のレンジを想定して見ていきたいところです。


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2008年05月03日

各通貨の状況を見直してみよう・3

 さて、105を回復してきたドル円です。年初からの高低は112.74-95.71。実は変動幅1653ポイントはEUR/USDと同じ。だからどうしたということはありませんが、2月3月と一気に下げて戻してきているドル円と上昇一途から調整局面に入っているEUR/USDの年初からの幅が同じというのは不思議な感じがします。年明け早々の高値から徐々に下落し50%となる103.97を達成後は103.00前後を保ったまま推移し、105に乗せてきました。次に狙うは61.8%となる105.93。さきほどの50%ライン103.97が逆にサポートになり104.00-106.00での動きになっていくのではないでしょうか。
 来週は特に重要な指標も予定されていないため、ユーロやポンドでのクロスでどう動くかにかかってきそうです。しかし、これ以上再度の円安ドル高になるとガソリンスタンドでのガソリンの値段が更に上がるのは確実。ガソリン税の復活でスタンドは復活前の駆け込み需要と比べると閑散としているという報道がありましたが、まだこれでもガソリン価格は安いのかもしれません。

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各通貨の状況を見直してみよう・2

 さきほどはGBP/JPYで見てみましたが、今度はEURUSD。3月後半から4月は旬の通貨でしたが、1.55割れで失速どころか停滞するのではないかという感さえ漂っています。
 年初からの高低は1.6018-1.4365で50%は1.5195、61.8%は1.5387でこれを意識しながらの動きになるのではないでしょうか。上値を狙うとなると、最高値1.6018以降の安値、1.5357からの半値戻しとなる1.5687が考えられますが、今週半ばにかけて1.5650で上値を抑えられたままだったこともあり突破は難しい。木曜にはECBの金利発表が控えてはいますが大方の予想通り据え置きでトリシェ総裁の会見次第といういつものパターンになるでしょう。レンジとしては1.5350-1.5650程度でいいかとは思いますが、EUR/USDの場合クロス円などのように株価も見ながらではなく商品市況にも十分注意をして見ていきたいところです。
 ※高低などのレートはフィリップファイナンシャルスのものを使用しています。


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各通貨の状況を見直してみよう。

 連休の谷間の週でしたが、アメリカでは各指標が悪くなく好調なダウ・軟調な商品価格から大きな動きとなりました。明日から再度連休で4連休という方も多いかとは思いますが、欧米ではそういうこともなく通常通りに月曜の朝から動き出します。ただし、イギリスは「バンクホリデー」で5日はお休みですので多少動きは穏やかになるかもしれません。イギリスの祭日でユーロ圏は関係ありませんのでそういうこともないかもしれませんけれども。
 ではそのポンド。GBP/JPYの年初からこれまでの高低は224.66-192.45。これの61.8%の212.35を目指していきたいところですが、その前に50%の208.50を突破できるかどうかで変わってくるでしょう。雇用統計と前後して209台を付けましたが利益確定の動きとドル買いで失速、乱高下となっています。サポートは205.00と数度挑戦して戻ってきている203.30。もう少し狭く207.00でもいいかもしれませんが値動きの大きいGBP/JPYですから、広めに見ていくといいのではないでしょうか。
※高低などのレートはフィリップファイナンシャルスのものを使用しています。

 余談ですが、今回の「バンクホリデー」は1871年に「バンクホリデー法」で定められたもので、特に何かの記念日というものではありません。年に3回あるうちの1回で今回は5月の第一月曜「アーリー・メイ・バンクホリデー」というものです。次回は5月の最終月曜26日「スプリング・バンクホリデー」というものがあり、回目は8月最終月曜の「サマー・バンクホリデー」と必ず連休になるようになっています。


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2008年05月02日

5月5日~重要指標

 来週の注目はなんと言っても8日に予定されているBOEとECBの金利発表。ECBは以前から据え置き方針を示唆していますが、問題はBOE政策金利。今年に入って既に0.50%の利下げを実施していますが、ここにきてさらに芳しくない指標が続いています。先日発表になった4月のGFK消費者信頼感調査は-24と前回の-19よりもさらに悪化。サブプライム問題の震源である米FRBが景気後退観測が低くなったと利下げ打ち止めとも取れるような声明を発表しているのとは対照的です。一部ではポンド安歓迎とも伝えられてはいますが、今週に入って値動きの荒い展開になっておりここで利下げとなるとさらに混乱を招きかねないところ。ましてやイギリスはインフレターゲットを導入している国。現在の商品高、物価高騰の中でもう一段の下げというのは少し考えにくいように思います。

 直前の7日日本時間早朝に発表になるネーションワイド消費者信頼感指数が英経済を占う鍵となるのではないでしょうか。2007年からの過去の履歴を見てみると、

2007年
1月 84
2月 85
3月 88
4月 90
5月 99
6月 95
7月 96
8月 94
9月 99
10月 98
11月 86
12月 85
2008年
1月 81
2月 78
3月 77
4月 5/7発表

と、現在の数字の低さがうかがえます。「ネーションワイド消費者信頼感指数」の概要はこちら

 この連休の谷間は各指標や好調なダウ・軟調な商品価格と大きな動きとなりました。明日から再度連休という方も多いかとは思いますが、一度現在のポジションとレジスタンス等を見直してみてはいかがでしょうか?

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米雇用統計発表-ドル円105突破

 4月の米雇用統計が発表になりました。
・非農業部門雇用者数変化 -2.0万人(予想値 -7.8万人) 前回発表値 -8.0万人
・失業率 5.0% (予想値 5.1%) 前回発表値 5.2%

FOMC声明にあったような先行きの後退懸念が薄れているということを裏付けるような結果でドルが上昇、ストップロスを巻き込みドル円で105を突破し105.60台をつけ逆にEUR/USDは1.53台に突入しています。

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2008年05月01日

そろそろ注意EUR/USD

 FOMC直後に上昇してから1.56台を堅持しているEUR/USD、今日は1.5600-1.5650の狭いレンジでの動きになっています。しかし、これまで好調な商品価格を背景に買われていた部分があっただけに商品価格が再度下落するようであれば、この根位置でもみ合った反動もあり一気の急落ということも頭に入れておかなければなりません。
 というのが、アメリカの金融不安の少しづつ薄れているとも言われている中で金価格が徐々に下落し今年の最安値に接近してきています。年明け早々に付けた1トロイオンス850ドル近辺が今年の最安値になるのですが、昨日の終値で865ドル台目前まで迫ってきました。現在は米夜間取引で上昇してはいますが今週末から来週にかけての指標が好調であれば850ドル割れも現実味を帯びてきます。
 金が下がるとドルが上昇しドルが上がると金が下落するということは傾向的に言われていますが、ユーロはドルと逆に金の上昇と二人三脚のように上がってきた面もあるように思います。下落まで二人三脚ということも想定されるだけに、ユーロドルのストップ設定の見直しくらいはそろそろやっておいた方がいいでしょう。


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FOMC声明を読む

 FOMCでは市場コンセンサス通り0.25%の利下げとなりました。発表直後ドル円・クロス円は上昇したもののその後ドルは急落。反対にEUR/USDは急落から30分程度で100pips以上の上昇で現在は1.56台を維持して動いています。
 FOMC声明(原文
 市場全体に関しては「住宅・企業投資は更に弱まった、労働市場も同様」「向こう数四半期はタイトな信用住宅市場が成長を抑制する」としたものの「経済状況は引き続き弱いがここまでの大幅な利下げが成長を促進していく」「大幅な緩和策と流動性供給が成長を促進しリスクを緩和する」としてこれまでの施策に一定の評価をしたような格好です。
 懸念されるインフレに関しては「原油をはじめ商品価格は高くインフレ期待を示す一部の指標は最近上昇」「不透明さは引き続き高い」としているものの「インフレ期待は緩やかになる」「向こう数四半期で落ち着く」としながらも「引き続き監視していく必要がある」と一定の警戒感が示されました。
 しかし、過去にあった「タイムリーに行動していく」という表現が「必要とあれば行動していく」というものに代わり「下振れリスク」というものがなくなったことで警戒感は若干薄れたと言えるでしょう。
 
 現時点では次回以降の利下げは「必要があれば」ということで、よく使われる「含みを持たせる」というレベルほどではないように思います。FOMCの前に発表された第1四半期GDPがマイナスではなかったことも後押しとなってはいますが、ドル円105の壁は厚く今後はこれを突破できるかどうかが米政府の主張する「強いドル」という言葉の裏づけになって更なる上昇の呼び水となっていくでしょう。
 今日は5月1日ということでいわゆるメーデーにあたり欧州市場とシンガポールが休場で日本も大型連休の谷間にあたりますが、米市場は休みではなく21:30にはISM製造業指数の発表を控えています。この結果次第では「大幅な緩和策と流動性供給が成長を促進」という声明文により信憑性が生まれてくることにもなるのではないでしょうか。

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FOMC声明文原文

The Federal Open Market Committee decided today to lower its target
for the federal funds rate 25 basis points to 2 percent.

Recent information indicates that economic activity remains weak.
Household and business spending has been subdued and labor markets
have softened further. Financial markets remain under considerable stress,
and tight credit conditions and the deepening housing contraction are likely
to weigh on economic growth over the next few quarters.

Although readings on core inflation have improved somewhat, energy and
other commodity prices have increased, and some indicators of inflation
expectations have risen in recent months. The Committee expects inflation
to moderate in coming quarters, reflecting a projected leveling-out of energy
and other commodity prices and an easing of pressures on resource utilization.
Still, uncertainty about the inflation outlook remains high. It will be necessary
to continue to monitor inflation developments carefully.

The substantial easing of monetary policy to date, combined with ongoing
measures to foster market liquidity, should help to promote moderate growth
over time and to mitigate risks to economic activity. The Committee will
continue to monitor economic and financial developments and will act as needed
to promote sustainable economic growth and price stability.

Voting for the FOMC monetary policy action were: Ben S. Bernanke, Chairman;
Timothy F. Geithner, Vice Chairman; Donald L. Kohn; Randall S. Kroszner;
Frederic S. Mishkin; Sandra Pianalto; Gary H. Stern; and Kevin M. Warsh. Voting
against were Richard W. Fisher and Charles I. Plosser, who preferred no change
in the target for the federal funds rate at this meeting.

In a related action, the Board of Governors unanimously approved a 25-basis-point
decrease in the discount rate to 2-1/4 percent. In taking this action, the Board
approved the requests submitted by the Boards of Directors of the Federal Reserve
Banks of New York, Cleveland, Atlanta, and San Francisco.


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