2010年05月31日

プチ・ハングパーラメントに?社民党の連立離脱で

 先月、英総選挙に絡んで俄かに注目された言葉に「ハングパーラメント」というものがあった。政権与党が議会内で過半数を占めることができずに議会運営が宙ぶらりん(hang)になるというもの。英総選挙では結果的にキャメロン首相を中心に保守党と労働党の連立政権となり、懸念されたハングパーラメントは回避された。
 さて、連立政権に関して週末に動きがあった日本。在沖米軍基地の移転問題で福島少子化担当相が罷免され、反発した社民党が連立政権離脱する事態となった。これで定数480の衆院では連立与党会派の勢力は320議席から313議席となる見込みで、憲法の規定では参院で否決された法案が衆院で再議決されるには衆院の3分の2以上が必要とされているため、この3分の2を割り込んだ連立与党での313議席では衆院での再議決が不可能になり、国会運営に支障を来たす恐れがある。また、参院に関してもこの社民党離脱で与党会派の議席は過半数をわずかに上回る122(定数242)となり、政権交代前からの参院での優勢も危うい状況だ。
 ハングパーラメントの過半数割れとは行かないまでも、3分の2割れでも十分ハングパーラメント状態となる、また今夏の参院選の行方しだいではさらに空転の可能性が拡大するなど、「安全資産」や「リスク回避」での買いと選好されてきた円の位置づけが問われてくるのではないだろうか。

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2010年05月30日

5/31-6/4 重要指標発表予定

5/31(月)
※英国休場 バンクホリデー
※米国休場 戦没者慰霊の日
08:50 JP 鉱工業生産
10:30 AU 経常収支
18:00 EU 業況判断指数
18:00 EU 鉱工業信頼感
18:00 EU 消費者信頼感
21:30 CA GDP
6/1(火)
13:30 AU RBA政策金利
17:00 EU PMI製造業
17:30 GB PMI製造業
18:00 EU 失業率
22:00 CA BOC政策金利
23:00 US ISM製造業景況指数
6/2(水)
09:30 AU GDP
17:30 GB PMI建設業
6/3(木)
10:30 AU 貿易収支
17:00 EU PMIサービス業
17:30 GB PMIサービス業
21:15 US ADP雇用統計
21:30 US 非農業部門労働生産性
23:00 US ISM非製造業景況指数
6/4(金)
18:00 EU GDP
20:00 CA 失業率
21:30 US 失業率
21:30 US 非農業部門雇用者数


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2010年05月29日

フィッチ、スペイン債の格下げを発表

 フィッチがスペインの信用格付けをAAAから引き下げAA+へ。短期格付けは維持し、見通しは「安定的」と据え置いた。しかし、スペイン経済の変革は「一段と困難」としている。

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2010年05月28日

主要株価反発。ダウは+284.54ドル。

 昨日3ヶ月半ぶりの1万ドル割れとなったNYダウ、一転して大幅反発となり前日比284.54ドル高い10258.99ドルで引けた。これで27日の主要国株価は全面高の様相。悪い材料出尽くしで株価、為替ともに戻している印象で、好材料での上昇では必ずしもないため、継続できるかどうかには疑問が残るところだ。
明けて本日金曜は英米が週明け月曜が休日となるため連休前の動きが意識されることで一方的な動きにはなりにくいのではないだろうか。週末を挟んで仕切り直しとなる。しかしその仕切り直し後の来週は豪政策金利、EU失業率(1日)、豪GDP(2日)、米ADP雇用統計(3日)、EU圏GDP、米雇用統計(4日)と指標が目白押し。
ひさしぶりに指標を睨みながらの週となりそうだ。

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2010年05月27日

ショートカバー優勢か

 NYダウ1万ドル割れを受けて始まったアジア時間、日経平均株価も始まりこそ安かったものの終値では前日比117円高い9639.72円となり小幅反発。
ドル円も歩調をあわせるように上昇し90円中盤、23時では先週からの上限となっていた90.60を上抜けるとさらに堅調になり23時では90.80水準で推移している。
21:30に発表された米第1四半期GDP改訂値は前期比年率3.0増と市場予想3.4%を下回り、また速報値3.2%から下方修正される結果に、同時に発表された新規失業保険申請件数は46.0万件と前週の47.1万件からは好転したものの市場予想の45.5万件には届かず、総じて両指標は奮わない結果となった。
にも関わらずのドル円の上昇、ダウが1万ドル割れから一転して10150ドル前後で動いているというものもサポートとなっているのだろうが、週明け月曜は米英が休場となるため既に連休を見据えたポジション調整が出てきているという面が強いためにショートカバーで上昇しているのではないだろうか。
この動きが一巡すると再度鬼が出るか蛇が出るかという欧州圏ソブリンリスクの再燃が懸念されるところであり、来月のG20あたりまではズルズルとひきずっていくのかもしれない。

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NYダウ下落、日本への影響は

 昨日の辛うじての10000ドル乗せでの引けから一転、引け間際の約30分で取引時間中には堅持していた大台を割り込むと上値の重さが増した動きとなり終値では9974.45ドルの69.30ドル安で引けている。
終値ベースでの大台割れは2月8日以来3ヶ月半ぶりとなっているが、このダウの軟化と歩調を同じくしてドル円も90.0を割れると89.85まで一気の下落となっており、株価はじめ金融市場が堅調に推移した欧州時間とは対照的なものとなった。
NY株安と昨日15時と比べてもドル円が円高に振れていることで日経平均への影響は少なくなく、9500円台を維持できるかどうかが焦点となってきそうだ。

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2010年05月26日

NYダウ堅調に寄り付く、明日以降の予定も含めて見るべき

 終日全通貨で堅調な動きで主要株価も一斉に反発しており、アジア時間から欧州時間では総じて戻りの日となっている。大きな指標が予定されておらず、明日に米GDPの発表を控えているという側面も心理的に一方的な動きの修正に働いたと言えるだろう。
明日木曜には午前中に豪景気先行指数、夜には米GDPと中程度の指標の予定があり、金曜には注目される指標の予定がない反面で週明け月曜には英米同時休日で両国の株式市場も休場を控えているためポジション調整主体の動きになることが予想されるところ。
昨日10000ドルを辛うじて乗せて終わり、先ほど始まったNYダウは現在10100ドル台で堅調推移と欧州時間の流れを引き継いだ動きでのNY時間入りとなった。

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北朝鮮が南北不可侵合意の破棄を宣言

 哨戒艦の沈没を北朝鮮による軍事攻撃であると韓国が断じてから以降緊張が高まっている朝鮮半島情勢、ついに北朝鮮が韓国との全ての関係の断絶を宣言するまでに至った。
25日深夜に発表された談話では「両国間の全面的な関係の断絶」「不可侵合意の破棄」「両国協力事業の撤廃」を表明、強い論調で李政権を非難している。これらの関係断絶宣言に加えて、李大統領の任期期間当局者との接触を拒否すること、両国間の全ての通信を遮断すること、韓国の対北朝鮮に対する"心理戦"に対して全面的な反撃を開始することが併せて発表された。
緊張ここに極まれ、欧州圏のソブリンリスクの次は中国の人民元切り上げ観測も含めたアジアの地政学リスクやはりとなりそうである。

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2010年05月25日

NYダウ反落、アジア地政学リスクの高まりも懸念

 週明けのNY市場、先週末の上昇から一転して反落となり前日比126.82ドル安い10066.57ドルで引けた。取引時間中は概ね10150ドル前後で推移していたものが大引けにかけて安くなり取引終了前の15分程度で100ドル近く値下がりして引けるという、何とも印象の良くないチャートを描いて終了している。
そうした動きの中で各通貨は動意薄く推移。先週まで大きく動いた反動か、久しぶりに静かな市場となった。米時間入り直後に発表されたシカゴ連銀活動指数、23時の中古住宅販売件数が堅調な数字だったことも心理的なサポートになり、ドル円は90.0から90.5までのレンジの中での動きに終始し、ユーロドルでもほぼ100ポイント内での動きにとどまっている。
欧州や米での地域的なリスクが小康状態に入りつつあるのに対して、日本周辺では地政学的リスクが高まりを見せている。夏の参議員選挙に向けての動きが出てこようかという時期に米軍基地移設問題が方向性はある程度でてきたものの完全に解決したとは言えない状態にあるし、それ以上に隣国の韓国北朝鮮間での緊張の高まりで一触即発状態。ユーロリスクの次はアジアリスクか。


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2010年05月24日

今週の主な指標発表予定

5/24(月)
23:00 US 中古住宅販売件数

5/25(火)
17:30 GB GDP(1Q)
18:30 SA GDP(1Q)
22:00 US S&P/ケースシラー住宅価格
23:00 US リッチモンド連銀指数
23:00 US 消費者信頼感指数

5/26(水)
18:30 SA 消費者物価指数
21:30 US 耐久財受注
23:00 US 新築住宅販売件数

5/27(木)
08:50 JP 貿易収支
09:00 AU 景気先行指数
21:30 US GDP(1Q)
21:30 US 新規失業保険申請件数

5/28(金)
08:30 JP 失業率
21:30 CA 経常収支
21:30 US 個人所得
21:30 US シカゴ購買部協会景気指数
22:45 US ミシガン大消費者信頼感指数

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2010年05月21日

米上院で金融規制改革法案を採決。

 米上院、本会議で金融規制改革法案を賛成59反対39で可決

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大崩れ

  リスク回避の動きが加速したNY時間。売りが売りを呼び、ドル円の91円割れから軟調さがさらに加速、雪崩れ込むように89.0まで急落となった。
下落の原因を探せばいくらでも出て来るだろうが、やはり最たるものは市場センチメントの悪化というものに尽きるだろう。ユーロ圏ゾブリンリスクの高まりと反比例するように米景気の好転期待が高まっていたところで昨夜の米景気先行指標総合指数と新規失業保険申請件数の悪化で米経済の回復期待が後退。その横では昨日ここ半年ほどのサポートとなっていた76.0を割り込んだ豪ドル円もレンジ下抜けが強く意識され急落しNY時間だけでも3円超の下落となっている。
対して堅調だったのがユーロ。こちらは昨日の「ECBまたはG7が介入を行うのではないか」という噂がEUR/CHFの急伸によって蒸し返され連夜の上昇となった。
本日は大きな指標が予定されてはいないものの昨日のようにネガティブな指標には過敏に反応する可能性があり、またECB会合、とEU財務相会合が予定されていることでユーロの現在の反発がしっかりしたものになるか期待したいところだ。

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2010年05月20日

有言実行SNB、付随してユーロ上昇

 ここ2週間ほど1.4手前まで軟化し低迷していた対スイスでのユーロが昨夜大幅反発。スイス中銀SNBはコメントを避けているが、久しく実施されていなかったスイスフラン売り・ユーロ買いの為替介入が実施された結果とみて間違いないだろう。前日のヒルデブランドSNB総裁の会見でEUR/CHFの下落に対して断固とした行動をとると明言されており、有言実行となった。
これと前後してユーロ安に関連して「ユーロ下落に対してG7が介入する」との噂が流れたことも心理的なサポートとなり「介入」というものが強く意識される環境の中でNY時間後半は推移することとなった。
 しかしながら、たとえ介入を行ったとしても現状のユーロ安がユーロ圏内の複数の国に関連したソブリンリスクに根ざしているものである以上は根本的な解決にはならず、地合が大きく変わるようなものではないだろう。最終的には一段安からの自律反発というものがユーロ安終了のためには望ましいが、やはりそのためにはソブリンリスクはじめユーロ圏内での財政問題の解決が必要条件であり、その糸口すら見えないなかでは難しいところではないだろうか。
本日はECBの定例会合と19:45からはパパデモス副総裁が講演を行う予定であり、関連したコメントが出されるのかどうか注目が集まる。

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2010年05月19日

豪 Westpac消費者信頼感指数 発表、悪化

 09:30発表
・豪 Westpac消費者信頼感指数(5月) -7.0% 前回発表値:-1.0%

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2010年各国中銀金利発表結果と予定一覧-5/19まで

各国政策金利金利一覧 2010年
青字は引き上げ
赤字は引き下げ
「↓」は据え置き
「-」は定例会合なし

2010 日銀 FRB ECB BOE RBA RBNZ BOC SNB
2009 Dec 0.10% 0.25% 1.00% 0.50% 3.75% 2.50% 0.25% 0.25%
1月
2月
3月 4.00%
4月 4.25%
5月 21日 4.25%
6月 15日 23日 10日 10日 1日 10日 1日 17日
7月 15日 8日 8日 6日 29日 20日
8月 10日 10日 5日 5日 8日
9月 7日 21日 2日 9日 7日 16日 8日 16日
10月 5日・28日 7日 7日 5日 28日 19日
11月 16日 3日 4日 4日 2日
12月 21日 14日 2日 9日 7日 9日 7日 16日
2010年05月19日現在

ユーロ大幅下落、これからの動きは?

 相も変わらず動きの主役はユーロ。欧州時間から米時間入りまでは前日からのレンジを引き継ぎ推移していたが、米時間昼過ぎになって独金融規制が発表になると嫌気され大きく値を下げた。
独金融規制は証券の空売り規制を柱としたもので、「主要金融機関10社の空売り禁止」「ユーロ圏国債の空売り禁止」「国債に絡むCDSの空売り禁止」というもの。これだけでも大きなものだが、さらに追加のの空売り規制も検討中だという。
米時間昼過ぎ、欧州株式市場が引けた後の動きだったことで影響は米市場に集中。ダウは前日比変わらずでの推移から一転軟調になり前日比100ドル超安い10510.95ドルと辛うじて10500ドル台で引けている。
日本時間午前7時現在ユーロドルは1.21後半で推移しているが、リーマンショック後の安値を大きく下回ってきている以上は前回安値としての2005年11月の1.16台というものを意識するべきであり、そうなるとユーロ円は104円から105円前後という数字を、ドル円次第というものが大前提にはなるが視野に入れておいていいだろう。
市場心理としてユーロへの不信感が重くのしかかっており、要人発言や主要会議での言及がこれまで以上にネガティブなものに対しては強くネガティブに反応すると考えて臨むべきであり、そうした中では今夜の17:30英中銀議事録や27:00米FOMC議事録での動きとその対応が鍵となってくる。

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2010年05月18日

RBA政策金利会合議事録公表

 豪中銀が5/4開催の金融政策決定会合の議事録を公表。

詳細は以下。
・現状の金利水準は適正「monetary policy'well placed' for present」
・かなりの時間をギリシャ問題に費やした
・ギリシャ危機の影響は小さい
・インフレリスクと欧州問題を考慮した

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相変わらず上値重いユーロと、このあとの注目指標

 昨夜のNY時間入り直後、発表されたNY連銀製造業景気指数は19.11と前回の31.86や今回の市場予想30を大きく下回る結果に。しかしながらこの今年1月以来の低水準も構成項目の良さ、雇用指数や設備投資の改善が好感されて打ち消されるどころか結果的にドルが上昇することとなった。ダウも一時前日比180ドル超の下落となっていたが、終盤に回復し終値では5.67ドル高で引けている。
そうした米時間のドルの動きの中で注目はやはりユーロ。ECBの債権買取プランの詳細が明らかになったことでユーロそのものへの期待感が高まったものの、主要国の要人複数から「ユーロの下落を懸念していない」とのコメントが出され、こちらは先のドルとは逆にネガティブなニュースが良いニュースを打ち消すこととなり上値の重さは相変わらずとなっている。
本日は午前中に豪RBA政策金利決定会合議事録が発表される。今月初めの会合で利上げを行ったものの次回以降の利上げに関しては一時的に休止されるのではないかという見方が台頭してきており、今回の議事録でそれがさらに強まるかどうかに注目が集まる。

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2010年05月17日

ユーロドル安値更新、1.23割れ

 先週の軟調さを引きついで始まったユーロドル、リーマンショック後の安値1.233を下回ると軟調さを増し、1.23はさほど抵抗なくあっさりと割りこんだ。11:30時点の安値は1.2242。これは2006年5月以来4年ぶりの安値水準となっている。


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ユーロドルまだ下値あるか

 先週末の主役はやはりユーロ。ユーロ圏首脳の現状認識、独メルケル首相「ユーロ圏は非常に深刻な状態にある」や、市場の噂として仏サルコジ大統領がユーロ圏支援基金創設の過程でフランスのユーロ離脱を示唆したらしい、といったネガティブな話題が次から次に噴出。またG7財務相が緊急の電話会談を行ったものの具体策が出てこなかったことも市場の不安感をいたずらに煽るような結果となっている。
こうした状況を受けてユーロは先週の急落時にも割れていなかった1.24台を割り込み、2008年のリーマンショック直後の安値1.233のほぼ同水準まで下落。欧州株全体でも下落していることで上値もさらに重くなっている。
今週特に大きな指標の発表が予定されていないためテクニカルと市場センチメントの改善に期待したいところだが、今月に入ってからの続落でテクニカルのポイントは週足でも大枠でしか捉えることができず、一方の市場センチメントの改善に関しても現状打開の糸口すらも聞こえてきていない状況ではまだ難しいものがある。
ユーロドルに関してはまだ下値余地があると思っていいだろう。

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2010年05月16日

5/17-5/21 主な指標発表予定

5/17(月)
08:50 JP 機械受注
21:30 US NY連銀製造業指数
5/18(火)
10:30 AU RBA議事録
17:30 GB 消費者物価指数
18:00 GE ZEW景況感指数
18:00 EU 消費者物価指数
21:30 US 生産者物価指数
25:00 TR トルコ中銀政策金利
5/19(水)
17:30 GB BOE議事録
21:30 US 消費者物価指数
27:00 US FOMC議事録
5/20(木)
08:50 JP GDP
10:00 AU 消費者インフレ期待
17:30 GB 小売売上高
21:30 CA 景気先行指標指数
21:30 US 新規失業保険申請件数
23:00 US フィラデルフィア連銀指数
23:00 US 景気先行指標総合指数
23:00 EU 消費者信頼感
5/21(金)
12:00 JP 日銀政策金利
15:00 GE GDP
17:00 GE IFO景気動向
20:00 CA 消費者物価指数

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2010年05月14日

ユーロ軟調、先週末の安値を更新

 NY時間で大きく下落したユーロ、先週末の急落時の安値をも下回り1.25割れ目前まで下落し東京時間になってもその軟調さは変わらず、衰えを見せてはいない。先週末の安値が30分にも満たない中での往って来いだったのに対し、今回は続落を続ける中での安値ということで大きく意味合いの違うものとなっている。
強く意識されたのは現在の財政危機が取り沙汰されているギリシャの次に懸念されているスペインの財政縮減計画が発表され、それに反発する労組がストを計画していると報じられたことや、同様に懸念されているポルトガルの法人税引き上げ計画や2011年には財政赤字を4.6%へと削減する等発表がなされたものの、実行性に対する懐疑的な見方が台頭したことが挙げられ、まさに泥沼の様相となっている。
ユーロに関しては対ドル対スイスともに先週末の安値近辺にあるが、ドル円が92円後半にあるためクロスとしてのユーロ円は先週末ほどの下落になっていないというのが現状だが、これでドル円も軟調になってくるようだとユーロ円は先週の安値更新も視野に入ってくるところ。クロス円はやはりその通貨ペア単体で見ていてはつかみにくい。

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2010年05月13日

ポンド乱高下、今日は豪雇用統計

 昨日の欧州時間入りにかけて好調だったポンド、BOEキング総裁が英経済見通しに関して「短期的にはマイナス成長へのリスクが大きい」「資産買取プログラム増額の可能性は排除しない」との見解を示したことで英経済への楽観的な見方が後退しポンドも下落。1.5040まで上昇していたが日本時間午前9時では1.485前後での推移となっている。
GDP発表で注目されたユーロ、GDPそのものは予想と変わらないまたは若干上回る数字となったが、先行き不安が払拭されるまでには至らず、GDP発表直後こそ上昇したものの再び1.26前半での動きに戻ってきている。そうした下落とリスク回避での資金の動きを背景にNY金は連日の高値更新。6月限で一時1249.20ドル、終値としても1243.10ドルとどちらも昨日更新した市場最高値を更新してきている。
このあと10:30には豪雇用統計の発表が予定され、主要通貨の中で唯一といっていいほど安定している通貨だけに注目が集まる。

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2010年05月12日

リスク回避強まる、金価格史上最高値を更新。

 昨日の東京の空と同様に暗雲垂れ込めるといった状態の動きでユーロ発のソブリンリスクが意識されたまま、後退しても蒸し返されるといった状況。
やはり最大7500億ユーロの欧州安定化メカニズムの実効性よりも、各国への伝播リスクと根本的な解決には至らないという見方が大勢を占めユーロ悲観論につながっている。
ポンドは総選挙の結果での第一党の保守党と第三党自民党による連立政権樹立の可能性が現実味を帯びてきたことでハングパーラメント懸念が後退したことで軽さが生じているが、新首相の保守党キャメロン党首の政策や手腕、また前回の保守党政権時の失策など不透明な部分が多く、現在の反発から安定化につながるかどうかには疑問符がつくところだ。
 そうした通貨への買い材料難を象徴するように逃避先として金価格が上昇し、約半年ぶりに史上最高値を更新し1230ドルまで上昇してNY時間の取引を終えている。
今夕には上記の欧州圏の経済先行きに関連して第1四半期のGDP発表が予定され、この行方次第ではさらにリスク回避の動きが強まる可能性があり注目されるところだ。
 
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2010年05月11日

ユーロリスク健在、米ドルに注目…でも結局円買い?

 週が明けても主役はユーロ。欧州圏の安定化への支援枠組み、7000億ユーロ規模の基金創設と明るい話題が多くでてきているもののほとんど全てが「財政破綻回避」を主眼に置いたものであり、問題の根本的な解決を目的としたものでないためユーロリスクは顕在から健在へと様相が変わってきているのではないだろうか。また、これに関連して格付け機関ムーディーズが「ギリシャ債の格付けを4週間以内に引き下げてジャンク級とする可能性がある」との声明を発表していることも重石となっている。
ユーロドルが上記を主因として1.3で上値が重くなっているのと同様にポンドも1.5で重い。先週末の総選挙の結果、与党労働党が257議席で第二党となり野党第一党だった保守党が306議席で最大政党、第三党自民党が57議席ということで、危惧されていたどの政党も過半数に満たない「ハングパーラメント」状態。昨日のBOE金利政策発表も据え置きだったがこうした状態では動きよう動きようがないというのが実際のところだろう。欧州勢が総じて上値が重い中で、米ドルが堅調なぶんクロス円では各通貨の動きをダイレクトに反映した動きとなっているが、これで米ドルも崩れるようだとクロス円はさらに下値が拡大する可能性があり、クロス円での取引には注意したいところ。
日本国内では政治不安が広がっているが、海外からは結局円が買われやすいというのはなんとも皮肉なものだ。
 
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2010年05月10日

日銀、臨時の金融政策決定会合を開催

 日銀は今朝11時から臨時の金融政策決定会合を開催し、金融政策の現状維持と米ドルとのスワップ取り決めを再開することを発表した。
このあと2時から山口副総裁が記者会見を行う予定(白川総裁が国際決済銀行総会に出席のため会合欠席したため)。
リーマンショック後の2008年9月に締結され、金融市場の混乱の収束に伴い今年2月に終了したものだが、欧州経済の先行き不安により緊張が再び高まっているため再開が決定された。
 
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ギリシャ問題、EUとIMFの協調支援で事態収拾を図れるか

 ギリシャ危機は去ったのか。週末にEU圏の首脳会合とIMFの理事会が相次いで開催され、総額1100億ユーロの協調融資をギリシャに対して行うことを正式に決定。
これを受けてユーロドルを中心に窓を明けて今週の取引が始まっているが、第2のギリシャ探しが一巡し候補がいくつか絞られてきている段階でもあることで市場の不安感が払拭されたものではないため、上値の重い展開が変わるまでには至っていないのが現状だ。
ギリシャに関しても今回の支援決定で今月償還予定の債権に関しては債務不履行が回避されることはほぼ確定的となったものの、公務員労組のストライキが報じられるなど経済の先行き不安は解消されていない点も変わりがないとなれば尚のことだろう。
また、先行きに関してはIMF専務理事からギリシャの打ち出したプログラムは「信頼に値する」という発言が聞かれる一方で「その実行が鍵となる」ともされており、この点も目先の動向に注目が集まる原因となっている。
 
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IMFがユーロ圏創設の基金へ拠出へ

スペインのサルガド財務相が「IMFがユーロ圏支援基金に最高2200億ユーロを拠出する可能性がある」と明らかにした

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2010年05月07日

米 非農業部門雇用者数 発表

 21:30発表
・米 非農業部門雇用者数 +29.0万人 前回発表値:16.2万人

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カナダ 雇用統計 発表

 20:00発表
・カナダ 雇用ネット変化(4月) 10.87万人 前回発表値:1.79万人
・カナダ 失業率(4月) 8.1% 前回発表値:8.2%

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今夜の雇用統計、ドル円はどの程度まで?

 未明のNYダウに端を発した暴落劇。現在では動きが若干落ち着いてきてはいるものの市場では疑心暗鬼の状態が続いており、未明の乱高下で直近のサポートやレジスタンスをチャート上で探りづらい状況の中では当然だ。
 そうした中で今夜21:30に発表される米雇用統計。市場予想では失業率は前月から変わらないものの非農業部門雇用者は+16.2万人だった先月からさらに好転し前月比+19.0万人となっている。この事前予想の数字前後でなくとも先月の水準での発表であれば、週末に入ることもあり喉元過ぎれば何とやらで沈静化に向かうことが考えられるが、これが市場予想から大きく乖離したり前月比で雇用者数が減少したりというサプライズがあるならば未明の安値が再度意識されやすくなってくるだろう。
 また、G7の財務相が電話会談を行うと報じられているが、会談の内容や何かが決定されるという意味合いを持ったものではなく主要国が連携して事態収拾に当たるという姿勢を示すということに重点が置かれたものだと言える。
 昨日のこの時間にドル円の88円台などと予想し得なかったのと同様に今夜の雇用統計次第でドル円85円割れというものの夢物語ではないため、今夜の指標には予断を持たず臨むべきだ。

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2010年05月06日

米 新規失業保険申請件数 発表

 21:30発表
・米 新規失業保険申請件数 44.4万件 前回発表値:44.8万件

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ECB 政策金利 発表

 20:45発表
・ECB政策金利 1.00%
※据え置き

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ADP統計と労働省統計比較と雇用統計 2010.05

 明日発表の雇用統計が米労働省が集計している数字に対し水曜のADP雇用統計が民間調査であるというは周知の通り。過去約2年の両指標の推移をまとめる(数字は全て速報値)。

統計月 ADP雇用統計 労働省雇用統計
2008年
1月 +13.0万人  -1.7万人
2月 -2.3万人  -6.3万人
3月 +0.8万人  -8.0万人
4月 +1.0万人  -2.0万人
5月 +4.0万人  -4.9万人
6月 -7.9万人  -6.2万人
7月 +0.9万人  -5.1万人
8月 -3.3万人  -8.4万人
9月 -0.8万人  -15.9万人
10月 -15.7万人  -24.0万人
11月 -47.2万人  -53.3万人
12月 -69.3万人  -52.4万人
2009年
1月 -52.2万人  -59.8万人
2月 -69.7万人  -65.1万人
3月 -74.2万人  -66.3万人
4月 -49.1万人  -53.9万人
5月 -53.2万人  -34.5万人
6月 -47.3万人  -46.7万人
7月 -37.1万人  -24.7万人
8月 -29.8万人  -21.6万人
9月 -25.4万人  -26.3万人
10月 -20.3万人  -19.0万人
11月 -16.9万人  -1.1万人
12月 -8.4万人  -8.5万人
2010年
1月 -2.2万人  -2.0万人
2月 -2.0万人  -3.6万人
3月 -2.3万人  +16.2万人
4月 +3.0万人 5/7 21:30発表

 前回3月分の統計ではADP統計の-2.3万人に対して労働省統計では+16.2万人と大きな開きとなり、ある意味サプライズとなった。今回もADP統計+3.0万人の発表に対して労働省統計への予想が+19.0万人となっており、2ヶ月連続での大きな乖離となるのかが注目される。
 過去に両指標が2ヶ月連続での大きな乖離となったのは2008年9月統計と10月統計。奇しくもリーマンショック以来の経済危機ともいわれるギリシャ危機が注目される中で雇用統計もリーマンショック時と同様に不安定な調査結果となるのだろうか。

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今夜は要人発言相次ぐ、そうした中で英総選挙

 今夜は周知の通りECB政策金利とその後のトリシェ総裁定例会見が予定されているが、その他にも特に米関係で要人発言が多数予定されている。

21:30 トリシェECB総裁会見
22:00 ガイトナー米財務長官議会証言
22:10 ブラード・セントルイス連銀総裁講演
22:20 エバンス・シカゴ連銀総裁講演
22:30 バーナンキFRB議長講演
23:00 ホーニング・カンザスシティ連銀総裁議会証言
23:10 ラッカー・リッチモンド連銀総裁講演
23:50 パーキンソンFRB理事講演
※イギリス時間では英総選挙が投開票

 今週の値動きの主役はユーロであるため発言の内容の市場への影響は普段よりも限定的になる可能性が高いが、明日は米雇用統計。労働市場関連の発言があればこの限りではなく、即応した動きもでてくるだろう。
 また、英時間5/6は政権交代なるかどうか注目の英総選挙が投開票。与党労働党の苦戦が伝えられ、野党第一党の保守党と同二党の自民党が接戦となっているが果たして。選挙速報など情勢が明らかになるにつれて英ポンドへの影響が強まるため注目される。

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ゴールデンウィーク中にギリシャリスクが欧州圏に波及

 日本では晴天に恵まれる中でのゴールデンウィークとなったが、この間海外特に欧州では再燃したギリシャ問題を巡り大きな動きに。
ギリシャ問題そのものに関しては2日に欧州圏の緊急財務相会合が開かれ、IMFとともに今後3年間で1100億ユーロの融資を実施することで合意しこれまでよりも見通しがさらに明るくなった。
しかし、格付け機関ムーディーズがスペインの格付けを引き下げる方向で検討するなど、欧州圏での財政問題がギリシャ以外の国へ波及する可能性が現実問題として強く意識されるようになったことや、ギリシャで現在進行中の経済危機として公務員労組のストライキ問題が報じられるなど一難去ったと思ったら去っておらずさらに一難ニ難となっている。
ユーロドルは日本の連休機関中に週明けは1.33台だったものが現在では1.28台へと急落。今夜21:30にトリシェECB総裁の会見が予定されているが、普段以上に注目が集まるところだ。

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2010年05月04日

豪政策金利引き上げも、、次回以降は?

 注目されたRBA政策金利は0.25%引き上げ4.50%への利上げとなった。しかしながら声明の中で「借り手にとって平均に近い」との文言も見られ、次回以降の更なる利上げの可能性が幾分後退。今回の利上げが織り込み済みとなっていたことで豪ドルにとっては上昇よりもより下支えに強く作用している。また、同じく声明の中で「インフレターゲットの達成に応じて政策金利を策定していく」とされており、これまでよりも消費者物価指数などの各インフレ指標に敏感に反応しやすくなることが予想される。

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2010年05月01日

ゴールデンウィーク海外指標一覧

5/2(日)
ユンカーユーログループ議長、ユーロ圏財務相会合を5/2に開催とブルームバーグ報。(4/30、21:15)

5/3(月)
※憲法記念日
16:55 GE PMI製造業
17:00 EU PMI製造業
21:30 US 個人所得
21:30 US PCEデフレーター
22:00 US ISM製造業景況指数

5/4(火)
※みどりの日
13:30 AU RBA政策金利
17:30 GB PMI製造業
18:00 EU 生産者物価指数
23:00 US 製造業受注指数
23:00 US 中古住宅販売保留

5/5(水)
※こどもの日
10:30 AU 住宅建設許可件数
16:55 GE PMIサービス業
17:00 EU PMIサービス業
17:30 GB PMI建設業
18:00 EU 小売売上高
21:15 US ADP雇用統計
23:00 US ISM非製造業景況指数

5/6(木)
07:45 NZ 失業率
10:30 AU 小売売上高
17:30 GB PMIサービス業
20:45 EU ECB政策金利
21:30 EU トリシェ総裁会見
21:30 US 非農業部門労働生産性
21:30 US 新規失業保険申請件数

5/7(金)
14:45 SW 失業率
17:30 GB 生産者出荷価格
17:30 GB 生産者仕入価格
20:00 CA 失業率
21:30 US 失業率
21:30 US 非農業部門雇用者数
28:00 US 消費者信用残高

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